わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

まちなかでアオサギ発見!

2009-07-25 22:31:35 | 教育
 7月24日、広坂通の市役所前の辰巳用水にたたずむアオサギの姿に遭遇しました! 車の中から撮影したのですが、しばらくじっとしていてくれたのでとてもラッキーでした。

 実は、私は少しばかりバードウオッチングに興味があります。

 もう20年近く前になりますが、森本小学校に勤務していたとき、森本小学校が愛鳥モデル校に指定されたこと、環境教育に県内でいち早く取り組み始めたこともあり、手探りでバードウオッチングを教材化できないか試行錯誤していました。そして、2年生の生活科で「鳥となかよし」という単元を開発しました。子どもたちの反応に押されて、いろいろな方向に活動が広がり、とても楽しかったです。

 2年生の先生方4人とバードウオッチングの観察会に参加したり、野鳥園(金石・普正寺の森)へ出かけたり、加賀の加茂池や白鳥の餌付けをしている邑知潟へ出かけたりと、まず、教員が勉強することから始め、みんな鳥に夢中になりました。トキの保護活動に情熱を注いでいらっしゃった村本義雄さんに来ていただき、子どもたちにお話をしていただいたこともあります。誰かから指示されたのではなく、自分たちで興味がありいろいろな所へ出かけたことはとても楽しかったです。

 森本小学校のそばには、森下川が流れており、河北潟も近く、また、近くに自然豊かな北部公園があり、周辺は田園地帯と、とても自然に恵まれた環境にありました。注意して見てみると、さまざまな野鳥がいることに気付きました。

 サギでは、写真のような大きいアオサギ、ゴイサギ、コサギ。ムクドリ、ヒヨドリ、セグロセキレイ、ツグミ、カルガモ。これらの鳥が日常的に見られました。でも、今までは意識しなかったので、存在していても目に入らなかったのです。

 子どもたちとよく学校の周りへバードウオッチングに出かけ、2年生の子どもたちも上記の鳥はほとんど峻別できるようになりました。鳥の図鑑を持つ子が増え、休み時間も友達同士で鳥の話をしたり、発見した鳥を興奮気味に報告したりしてくれました。

 冬になり自然界のえさが少なくなった時期に、教室の横に餌を置くと、決まっていろいろな種類の鳥たちが集まってくるようになりました。その鳥たちの姿を子どもたちが教室の窓に顔を寄せて、飽くことなく眺めていました。

 子どもたちが野鳥が大好きになり、家の人に「あれは○○だよ。」と教えてくれるようになり、親子で楽しんでいます、というような声も届けられました。

 生活科の単元として、地域や子どもの実態に合わせてかなり自由に単元を組み立てることができ(やり)、とても楽しい時期でした。

 しかし、最近は教育課程を編成する際も、ねらい、課題と成果、時数の制限などかなり窮屈になっています。

 今でも野鳥に出会えると心躍ってしまいます。特にアオサギの優美な姿にはうっとりしてしまいます。このような大型な鳥が存在するためには、餌となるドジョウやタニシなどがいて、また、それらの餌である小型の生物やプランクトンが存在するという生態系の存在が必要です。繁華街の真ん中で発見し、びっくりしてしまいました。

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