わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

もりおか女性センター長・田端八重子さん「災害から命を守るには」

2013-02-10 14:31:16 | 視察・研修
2月9日(土)13:30~県女性センターで(財)いしかわ女性基金主催の「女性の視点からの地域防災セミナー」があり、参加してきました。
講師の田端さんは、私たちが今度開催する国際女性デーの講師にお願いしている方なので、講演を拝聴に行きました。
テーマは「災害から命を守るには~女性のニーズを踏まえた災害対応~」
NPO法人として被災地に入り、被災者のニーズにきめ細やかに対応された経験をもとに、防災・復興に男女共同参画の視点が必要なことを力説されていました。

1.自分の命は自分で守る
  普段やっていないことは、いざとなった時にやれない

2.長期間にわたる心のケアの重要性(専門家でなくてよい)

3.女性の視点が必要なわけとは?
 ①避難所内の女性ニーズに対応する
  ・トイレ、着替え、仕切り、授乳室など
  ・女性用の物資
  ・洗濯、物干し
 ②女性の安全・安心のための対策
  ・女性への暴力(DV、性暴力)関係機関との連携
  ・心身への影響、ストレスの蓄積
  ・妊産婦への支援、関係機関との連携
 ③女性専用の相談窓口
 ④雇用問題(解雇、失業)
 ⑤固定的性別役割分業意識の強化
  ・がれき処理のペイドワーク(男性)
  ・避難所での食事作りや衛生管理のアンペイドワーク(女性)
 ⑤学校・保育園・高齢者施設が閉鎖され、その世話にために退職者も 

4.支援とは、「日常」を積み上げること
 被災地の回復は、「人の力」を回復させること。
 人の力の回復は、「非日常」から「日常」へ
 その人らしさ=こだわりの積み上げ
 積み上げが多いほど日常化は早い

 ・被災地女性の悩み・暴力相談事業
 ・買い物代行と安否確認事業(緊急雇用創出事業 沿岸部女性16人)
 ・震災後の女性の経済的自立支援(起業)


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