さて、みなさん。秋風が吹き始めビールの季節は終わった。同時に枝豆の季節も。
なーんて、思っていらっしゃる方がいらっしゃいましたらご覧ください。
我が家の農天市場の周りの畑では美味しい晩生の枝豆「肴豆」が採り頃を迎えています。
本当の枝豆の美味しさは晩生種かなー。いや早生種では「湯上り娘」も美味しいけれどもね。
この晩生の大豆、いや枝豆は早生種に比べると大きな性質の違いがあります。
まず、ほとんど肥料を必要とせず、その割にしては巨大な豆の木に成長する。
晩生の「秘伝」も同じだけれど、うっかり肥料窒素分を多くすると蔓ボケ状態になり実を結ばない。
でも、その点にだけ注意して育て上げると、一株、1本で小鉢一杯にもなるほどの収穫になります。
昨日は、降り続く雨の中、一人で収穫し軽トラに積み込みます。
ま、本格的収穫の試しにこれくらいにしておきましょうか。
高床式住宅の地下、車庫部分にどんと下ろします。
全く機械を使わない、手作業だけだと能率の上がらない非生産的仕事ですね。
大規模農家は大豆の木、枝から鞘だけをもぎ取る「脱莢機」を使うと言います。
小規模も恥ずかしいほどのスベルべ農業は、一莢ずつ手でもぎ取ると言うアナログ的な仕事。
雨降りで、泥はねが着いていたので、水道水をかけて洗いました。
水気が切れるのを待って300グラムずつの袋詰め。
一人で詰めて、一人でスーパーに出荷に行きます。
他人、出荷仲間の単価も確認せずに250円の値札をプリントアウトして添付して展示棚へ。
そこでようやく気が付いた呑気なスベルべ。
やや、皆さんは強気に300円の値札をつけているではありませんか。
夕方の買い物で気付いたお客さんは儲けものだと思ったでしょうね。
でもね、お客さんが喜んで下さったら、それはそれで良かったかな、なんて相変わらず呑気なスベルべでした。