農天市場の営業をさぼり、一時帰宅してサツマイモの宣伝ポップを作っていた。
そこにスベルママから電話「トーちゃん、ヒッチハイクの若者が段ボール箱が欲しいって」。
鹿児島から来て、これから長岡方面へ行きたいのだと言う。
「ヒッチハイクの割には日焼けしていないなー」と言うと、「昨日鹿児島を電車で出ました」なんて。
たまたま「北堀之内」駅で下車してみたら次の電車まで時間がありすぎて立ち寄ったと言う。
まだ、ヒッチハイクは初めてで、段ボール箱を壊して「長岡」と書きたかったらしい。
「そんなに簡単には停まってくれないぞ、オジサンが芋を出荷してくるから、
帰ってきても居たら、山の上の風景を見に連れていくよ」なんて言っているうちになんと一発で停車した車が。
「ありがとうございましたー」と礼の言葉もそこそこに駆け出す若者たち。
軽の乗用車では女性ドライバーが、せっせと車内を整理していらっしゃいます。
高校生と見紛わんばかりの若い大学生のペアでした。
でも、結構新潟の人って、親切ですねー、と、我ながら感心した一幕でもありました。
このしばらく後、今度はオートバイのお客さんが来店。
しばらくオートバイ談義を交わしていたけれど、飲食店関係の仕事をしているとも言う。
並べられた野菜を見、そしてスベルべ夫婦の話を聞いて大感激。
「この店って、なんなんでしょう、宝の山じゃないですか!」なんて言う。
「あのー、箱を頂けませんか?」なんて言うから家から持ち出してくる。
大きなバッグに段ボール箱を入れ、野菜がつぶれないようにと丁寧に詰め込む。
「再来週また来ます」なんて言葉を残してオートバイに荷物をネットで固定して出発。
「高速に乗るんでしょ」なんて聞くと「いいえ、下道で帰ります」なんて言葉にまた驚くスベルべ。
「千キロ二千キロなんてどって事ないですよ」なんて簡単に言う言葉に驚きました。
いわゆる中型オートバイ、400㏄ですからねー、そのあたりが少し心配でしたが、
双方で手を挙げて別れのあいさつを交わし、去っていったのでした。
さて、昨日はスベルべママは娘と温泉に泊まると農天市場の片付けもそこそこに出発。
スベルべトーちゃんは、一人寂しく、いや一人嬉しくお酒を飲んで風呂に入って就寝。
実は今日は高校の「古希を祝う同級会」に出席します。
午後から受付ですから、夜が明けたら山の畑で一働きしてきます。
さて、皆さま明日のアップは遅くなりますが、ジーさんたちの同級会のお話をお楽しみにー。
10年ぶりくらいの同級会と思うけれど、野郎どもだけ仲間ははたしてどうなっているのでしょうか(笑)。