畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載82-1「農の神様に会う」(その1)

2016-09-24 04:30:37 | 旅行

 (久保の桜だったかと思います。桜の老大木が何本もの支柱に支えられ哀れにさえ思えました)
 
 「農の神様に会う」 

 ある日会社帰りの本屋で、ふと目に付いた本の題名に惹きつけられて手に取った。
「農から明日を読む」と言う本である。少し見てこれは絶対に読まなければ、と思い購入した。

山形県高畠町在住の星寛治氏の著作である。
巻末の著作者紹介には、「農業・詩人・東京農大客員教授」とある。

 読むほどに内容に惹きつけられる。
巻頭言に作家の井上ひさし氏が紹介されているが、
抑制された筆致で農業に対する熱い思いを見事に書いておられる。

 そして現代を憂う気持ちに、惹きつけられると共に、星氏の住む山形県の高畠町にも興味がわき、
何時かは訪れたいと言う気持ちが高まった。

 五月からは私の休日は畑仕事に費やされる。
四月だったら雪に悩まされる事もないし、休みは自由に使える。
妻と、妻の母を伴い花見を兼ねて、高畠町を訪ねる事になった。

 途中で手に入れた案内書などを参考に、花盛りの桜の花見をしつつ、待望の高畠町に入った。
事前に御願いした訳でもなく、御会いできるなどとは思ってもいなかった。
御自宅の近くまでも行く事にさえ逡巡していた。

  (続く)

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「獺祭」を呑んでみました!

2016-09-24 04:18:34 | 食べ物

 娘の婿さんが「珍しい酒が手に入りました」って『獺祭』を持参してきた。
送別会に出席するために、大事な婿殿を我が家に預けた娘は「一緒に飲ませてあげて」だって。

 自他ともに呑兵衛を自認するスベルべには、ぴったりの婿ですなー。
もとより、美味しいお酒、珍しいお酒でも一人で密かに飲む習癖は持ち合わせないスベルべです。



 ほら、名酒にぴったりのおつまみも残っていましたよ。
例の「オサム」さんが日本海から釣り上げた魚が残っていたのですよ。



 さて、実はこちらは「獺祭」の栓を抜いて二日目のごちそうです。
「すばる姉」が、出雲崎の名店「I鮮魚店」の浜焼を届けてくれました。



 「イカの浜焼は細目に輪切りにすると美味しい」と教えてくれたのでその通りに。
青シソの香りと以下のうまさが際立ちます。奥に見える「鯖の浜焼」も絶品。脂が美味しいなー。



 さて、いじましいような御つまみ枝豆「肴豆」の登場。
なんで、いじまいなんて言うかと言うと、ほら、出荷の残りはね出しで一粒莢などですよ。



 お酒「獺祭」を前に手が震えちゃったか、少しピンボケですが、これは「クレソン」。
午後から、夫婦二人でクレソンの収穫に行き、大きな箱にぎっしりと二つ採ってきました。

 ま、なんのつまみが無くたって名酒「獺祭」は、なるほどって味でしたけれどもね。
「ふーん、新潟の端麗辛口とは一線を画す、深みのある味」ってのが、酒音痴スベルべの結論でした。
コメント (2)
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