9月20日を過ぎたら、ツバメが全く見えなくなりました。
そして、風向きによっては「アキアカネ」が飛翔する姿が見えるようになっています。
昔だったら、空を覆わんばかりに数多く見えたアキアカネでしたが今は激減してしまった。
これは、水路の三面コンクリート化と稲作に使う農薬「ネオニコチノイド」のためと言われています。
でも、ほとんど農薬を使わない我が家の山の畑には色々な生き物が見られる。
ゴボウの葉の上に、キリギリスの雌を見つけました。産卵を終え、死期をまっているのでしょうか。
ネギの土寄せをしていると、少し急になった畝を登っては落ちる生き物が見えた。
どうやら、ガマガエルの赤ちゃんのようです。
成長すると、手のひらには乗らないほどの大きさになると言うのにまだ小さい。
これで、雪降り前にちゃんと冬眠の体制に入られるのかなー。
カエルは他には、アマガエルの姿が多く見かけられます。
どのカエルも、農薬がほとんど無くて、昆虫の天国状態で餌が多く、皆太っていますよ。
大根の葉の上に、ショウリョウバッタの雌雄がいます。
いわゆる「おんぶバッタ」状態で、小さな雄が上になった姿がおんぶしているように見えるのです。
小学生が農業体験で山の畑に来た時も、大きなバッタの「おんぶバッタ」を見つけ大喜び。
何でも知っていると感心されるスベルべだけれど、さすがに性教育にまでは言及しませんでしたよ。
この日は、今の時期にしては暑い日で気温が30度を超えたと言います。
先日紹介した、朝顔に似たサツマイモの花には日本ミツバチの姿が見られました。
周りには誰一人見えない中で働いていても、生物好きなスベルべは全く退屈はしません。
腰を伸ばし、空を見上げると、山際の上昇気流に乗って舞う、何羽ものトンビも見えます。
でも、もちろん休んでばかりは居られません。
ネギの土寄せを終える頃には、古いワイシャツは汗で肌に張り付き、作業ズボンさえ、びっしょりに。
同じスタイルでの仕事は疲れます。
お昼上がりをするまでに、土寄せ二畝を残し、サツマイモ掘りに仕事を変えたのでした。