本日開花なり

季節のうつろいの中で、日々健気に育っている大好きな植物たちの様子を綴っています

シラー カンパニュラータ

2007-05-24 | 球根草花
No.341
(ヒアシンソイデス ヒスパンカ)
通りがかりのお宅でいつもこの季節になると見かけていた魅力的な花。
いつかは植えたいと思っていて、おととしそのタイミングがあって球根を買い求めました。

でも、我が家の残り少ない庭の空間は悪条件(超日陰!これぞ、日陰の中の日陰!)の所ばかり…でも球根草花だし何とか咲いてくれるのでは~と、淡い期待を込めて植え込みました。
やはり結果は、細い葉ばかりが伸びてくるだけでした。
以前アリウムを植えた時も、同じ結末だったのです。
チューリーップやアネモネなどの葉が広いものはそんな悪条件でもよく咲いてくれるのですが、この時期に咲く細葉のものは一部(我が家ではハナニラ)を除いて、日陰ではちょっと厳しいようです。
でも10球中1つだけ、か弱い花が咲きました。
でもせっかくブルーコーナーに植えたのに、咲いたその花はピンク系のものでした。間違って包装されてしまったのだなぁ…トホホ。

しょうがない…昨年秋球根を掘り上げ、ピンクコーナーに植え込みました。
が、皮肉なことにブルーコーナーより日当たりの良いピンクコーナーで今年咲いたのは、私が憧れていたまさしくブルー系のベル型をしたその花だったのです。
でもその中に紛れて、たったひとつピンク系も咲いていましたが…

いいです!
そこで、これからも末永く咲いていて下さい。

早春に咲くスノードロップやチオノドクサなどの小球根の草花は、腰をかがめ目を皿のようにしてその待ち遠しい開花を捜す庭主の姿を楽しむかのように草丈がウ~ンと低いのに比べ、宿根草花の草丈が伸び出して開花もはじまるこの時期にややもするとそれらに紛れてしまうであろうけれど、ある程度草丈があることで遠目からでも存在がわかり、動けぬともあの手この手で動くものを魅了しようとする、そんなしたたかさを感じながらも喜んで翻弄されている庭主です。

(5/25花色の表記を一部訂正しました)
コメント (4)
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