北海道 白老町バス事故国賠訴訟 最高裁上告退け男性の敗訴確定 NHK 2024年9月13日 13時46分
11年前、北海道の白老町で起きた観光バスの横転事故で、無罪が確定した運転手の男性が、検察の不十分な捜査で精神的な苦痛を受けたとして国に賠償を求めた裁判で、最高裁判所は13日までに上告を退ける決定をし、男性の敗訴が確定しました。
2013年、白老町で観光バスが横転し乗客13人が重軽傷を負った事故では、運転手の男性が過失責任を問われて起訴されましたが、バスの不具合が事故の原因だった可能性があるとしてその後、無罪が確定しました。
男性は、検察の不十分な捜査で起訴され精神的な苦痛を受けたとして、国に760万円余りの賠償を求め、1審の札幌地方裁判所は国に430万円余りの賠償を命じました。
一方、2審の札幌高等裁判所は「男性に過失があるとした検察の判断が合理性を欠くとは言えず、起訴が違法だったとは言えない」として1審の判決を取り消し、男性の訴えを退けました。
これについて男性が上告していましたが、最高裁判所第3小法廷の渡邉惠理子裁判長は、13日までに上告を退ける決定をし、男性の敗訴が確定しました。
11年前、北海道の白老町で起きた観光バスの横転事故で、無罪が確定した運転手の男性が、検察の不十分な捜査で精神的な苦痛を受けたとして国に賠償を求めた裁判で、最高裁判所は13日までに上告を退ける決定をし、男性の敗訴が確定しました。
2013年、白老町で観光バスが横転し乗客13人が重軽傷を負った事故では、運転手の男性が過失責任を問われて起訴されましたが、バスの不具合が事故の原因だった可能性があるとしてその後、無罪が確定しました。
男性は、検察の不十分な捜査で起訴され精神的な苦痛を受けたとして、国に760万円余りの賠償を求め、1審の札幌地方裁判所は国に430万円余りの賠償を命じました。
一方、2審の札幌高等裁判所は「男性に過失があるとした検察の判断が合理性を欠くとは言えず、起訴が違法だったとは言えない」として1審の判決を取り消し、男性の訴えを退けました。
これについて男性が上告していましたが、最高裁判所第3小法廷の渡邉惠理子裁判長は、13日までに上告を退ける決定をし、男性の敗訴が確定しました。