ガザ地区中部の学校に空爆 “30人死亡 100人以上けが” | NHK 2024年7月28日 6時13分
イスラエル軍が攻勢を強めるガザ地区では27日、中部にある学校への空爆があり、現地の保健当局は30人が死亡、100人以上がけがをしたとしています。イスラエル軍はイスラム組織ハマスの戦闘員が潜んでいた拠点への攻撃だなどと主張していますが、住民の犠牲が増え続ける事態に非難の声がさらに高まりそうです。
ハマスへの攻勢を強めるイスラエル軍は27日、ガザ地区中部にある学校を攻撃したと発表しました。
敷地内にハマスの拠点があり戦闘員が潜んでいたとしていて、住民の被害を軽減するための数々の対応を取った上での攻撃だったなどと主張しています。
一方、地元当局は学校の敷地内にある野外病院が空爆されたとしていて、イスラエル軍が新たな虐殺を行ったなどと激しく非難しています。
現地の保健当局は、この攻撃で30人が死亡、100人以上がけがをしたとしています。
また、イスラエル軍が一部の地域に対して、新たに退避を通告した南部のハンユニスでもイスラエル軍による攻撃で23人が死亡したとしています。
NHKガザ事務所がハンユニスにある病院で撮影した映像には、けがをした人たちが次々と運び込まれてくる様子が記録されています。
病院を訪れた男性は「住民が買い物をしていたところ空爆が起きた」などと話していました。
地元の保健当局は、これまでに3万9258人が死亡したと発表し、住民の犠牲が増え続ける事態に非難の声がさらに高まりそうです。
ゴラン高原に攻撃 子どもら10人死亡 ヒズボラ「無関係」と声明 NHK 2024年7月28日 10時44分
イスラエルが占領するゴラン高原で27日、サッカー場が攻撃を受け、子どもを含む10人が死亡、20人以上がけがをしました。イスラエル側は、隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラによる攻撃だとして対抗措置を取る構えを見せているのに対し、ヒズボラ側は関与を否定していて、双方の緊張が一層高まっています。
イスラエル軍の報道官は27日、イスラエルが占領するゴラン高原で、サッカー場がヒズボラによるロケット弾攻撃を受け、サッカーをしていた子どもを含む10人が死亡し、20人以上がけがをしたと発表しました。
イスラエル首相府によりますと、ネタニヤフ首相は「この殺人攻撃を見過ごさない。ヒズボラは重い代償を払うことになる」と述べたということで、対抗措置を取る構えを見せています。
これに対して、ヒズボラは「この件には全く無関係であり、虚偽の主張を断固として否定する」という声明を出しました。
イスラエル軍は、ガザ地区でイスラム組織ハマスとの戦闘を続ける一方、ハマスに連帯を示すヒズボラとの間でも攻撃の応酬を続けていて、双方の緊張が一層高まっています。
一方、アメリカ・ホワイトハウスのNSC=国家安全保障会議は27日、今回の攻撃を非難する声明を発表しました。
声明では「イスラエルは安全保障に対する深刻な脅威に直面しており、アメリカはこうした恐ろしい攻撃を終わらせる取り組みを続けていく」とした上で「イスラエルへのわれわれの支援は、ヒズボラを含めイランが支援するすべてのテロ組織に対して鉄壁であり、揺るぎない」と強調しています。
アメリカ NSC「この恐ろしい攻撃を非難する」
ゴラン高原への攻撃についてアメリカ・ホワイトハウスのNSC=国家安全保障会議は27日、「この恐ろしい攻撃を非難する。イスラエルは、安全保障に対する深刻な脅威に直面しており、アメリカはこうした恐ろしい攻撃を終わらせる取り組みを続けていく」とする声明を発表しました。
その上で「イスラエルの安全保障へのわれわれの支援は、レバノンのヒズボラを含め、イランが支援するすべてのテロ組織に対して鉄壁であり、揺るぎない」としています。
イスラエル軍が攻勢を強めるガザ地区では27日、中部にある学校への空爆があり、現地の保健当局は30人が死亡、100人以上がけがをしたとしています。イスラエル軍はイスラム組織ハマスの戦闘員が潜んでいた拠点への攻撃だなどと主張していますが、住民の犠牲が増え続ける事態に非難の声がさらに高まりそうです。
ハマスへの攻勢を強めるイスラエル軍は27日、ガザ地区中部にある学校を攻撃したと発表しました。
敷地内にハマスの拠点があり戦闘員が潜んでいたとしていて、住民の被害を軽減するための数々の対応を取った上での攻撃だったなどと主張しています。
一方、地元当局は学校の敷地内にある野外病院が空爆されたとしていて、イスラエル軍が新たな虐殺を行ったなどと激しく非難しています。
現地の保健当局は、この攻撃で30人が死亡、100人以上がけがをしたとしています。
また、イスラエル軍が一部の地域に対して、新たに退避を通告した南部のハンユニスでもイスラエル軍による攻撃で23人が死亡したとしています。
NHKガザ事務所がハンユニスにある病院で撮影した映像には、けがをした人たちが次々と運び込まれてくる様子が記録されています。
病院を訪れた男性は「住民が買い物をしていたところ空爆が起きた」などと話していました。
地元の保健当局は、これまでに3万9258人が死亡したと発表し、住民の犠牲が増え続ける事態に非難の声がさらに高まりそうです。
ゴラン高原に攻撃 子どもら10人死亡 ヒズボラ「無関係」と声明 NHK 2024年7月28日 10時44分
イスラエルが占領するゴラン高原で27日、サッカー場が攻撃を受け、子どもを含む10人が死亡、20人以上がけがをしました。イスラエル側は、隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラによる攻撃だとして対抗措置を取る構えを見せているのに対し、ヒズボラ側は関与を否定していて、双方の緊張が一層高まっています。
イスラエル軍の報道官は27日、イスラエルが占領するゴラン高原で、サッカー場がヒズボラによるロケット弾攻撃を受け、サッカーをしていた子どもを含む10人が死亡し、20人以上がけがをしたと発表しました。
イスラエル首相府によりますと、ネタニヤフ首相は「この殺人攻撃を見過ごさない。ヒズボラは重い代償を払うことになる」と述べたということで、対抗措置を取る構えを見せています。
これに対して、ヒズボラは「この件には全く無関係であり、虚偽の主張を断固として否定する」という声明を出しました。
イスラエル軍は、ガザ地区でイスラム組織ハマスとの戦闘を続ける一方、ハマスに連帯を示すヒズボラとの間でも攻撃の応酬を続けていて、双方の緊張が一層高まっています。
一方、アメリカ・ホワイトハウスのNSC=国家安全保障会議は27日、今回の攻撃を非難する声明を発表しました。
声明では「イスラエルは安全保障に対する深刻な脅威に直面しており、アメリカはこうした恐ろしい攻撃を終わらせる取り組みを続けていく」とした上で「イスラエルへのわれわれの支援は、ヒズボラを含めイランが支援するすべてのテロ組織に対して鉄壁であり、揺るぎない」と強調しています。
アメリカ NSC「この恐ろしい攻撃を非難する」
ゴラン高原への攻撃についてアメリカ・ホワイトハウスのNSC=国家安全保障会議は27日、「この恐ろしい攻撃を非難する。イスラエルは、安全保障に対する深刻な脅威に直面しており、アメリカはこうした恐ろしい攻撃を終わらせる取り組みを続けていく」とする声明を発表しました。
その上で「イスラエルの安全保障へのわれわれの支援は、レバノンのヒズボラを含め、イランが支援するすべてのテロ組織に対して鉄壁であり、揺るぎない」としています。