関連記事:12/31 大村・クイーンズクライマックス & シリーズ戦 各優勝戦
史上初完全クイーンの誕生――。ボートレース大村のプレミアムG1「第6回クイーンズクライマックス」優勝戦が12月31日、第12Rで行われ、インから遠藤エミ(29=滋賀)が押し切った。11Rシリーズ優勝戦は、広中智紗衣(36=東京)が3コースからまくり切った。
仕上がった遠藤を誰も止めることはできなかった。史上初の完全Vという金字塔。スタンドに大きく手を振り笑顔でウイニングラン。同期の樋口由加里から「おめでとう」と声を掛けられ喜びは最高潮へ達した。
「周りが泣いて喜んでくれていたので、つられて泣きそうになりました」
優勝戦は楽な逃げではなかった。インからコンマ12のトップスタートを決めたが、右隣の小野がコンマ31とドカ遅れ。一瞬、長嶋のまくり差しが入ったかのように見えた。もちろんバックでは絶対に引けない。仕上がりも問題なかったので、長嶋を振り切れた。
「少し焦りましたね。ターンマークに寄りすぎてしまったけど、足がしっかりしてたので助かりました」
レース前はかなり緊張したとのこと。「急に緊張がこみ上げてきて、自分でも笑えてくるほどでした。面白い舞台だなあと改めて感じました」。プレッシャーを自分でコントロールできたところは成長の証。17年は、女子最多6つのSGへ出場した経験が大きかった。
今回の優勝で初のG1タイトル、優勝賞金1200万円、SGクラシック(3月、浜名湖)の権利もゲット。「クラシックの権利が一番欲しかった」。そう言えるところに意識の高さを感じさせる。クラシックの前には、地元のびわこで開催されるG2レディースオールスターにファン投票1位で出場する予定だ。
「女子戦で賞金の高いレースも増えてきたし、グランプリ出場のチャンスもあると思っています」
グランプリというでっかい目標を口にした。今の遠藤からすれば夢物語ではない。限りなく上を目指そうとする心は、計り知れない結果となって返ってくる。今年はSGでの大仕事を期待しよう。
◆遠藤 エミ(えんどう・えみ)1988年(昭63)2月19日生まれの29歳。滋賀県出身の102期生。08年5月びわこでデビュー。同年9月びわこで水神祭。12年11月鳴門男女W優勝戦で初優勝。通算2118走、526勝。通算優勝19回。(G2・2回、G1・1回)17年は女子最多6つのSGに出場。主な同期は山田康二、前田将太、樋口由加里らがいる。1メートル54、45キロ。血液型A。
[ 2018年1月1日 05:30 ]
12/31(日) 18:31配信
「クイーンズクライマックス・プレミアムG1」(31日、大村)
1号艇で断然人気を集めた遠藤エミ(29)=滋賀・102期・A1=がインから逃げ切り4連勝での完全優勝。悲願のG1初タイトルを手にした。激戦の2着争いは寺田千恵(岡山)が制し、3着には平高奈菜(香川)が入った。11Rで行われたシリーズ戦は広中智紗衣(36)=東京・88期・B1=が優勝した。
クイーンズクライマックス初の完全Vという最高の形で遠藤が悲願のG1タイトルを手にした。決して楽勝ではなかった。「いいSが行けた」とコンマ12のトップSを決めて1M先マイしたが「長嶋(万記)さんの気合を感じた」と3コースからまくり差して来た長嶋万記(静岡)が内から伸びて抵抗。それでもねじ伏せるように2Mを先マイして初の頂点を決めた。「1周2Mは寺田(千恵)さんに差されたかと思ったが、離れたので勝利を確信した」と激しいレースを振り返った。
この優勝で小野生奈(福岡)を抜いて初の賞金女王に輝いた。そしてSG・クラシック(3月16~21日・浜名湖)の出場権も獲得した。「クラシックに行けることがうれしい。それはすごく意識してました」と喜んだ。
遠藤エミが4連勝完全優勝。この記録は、クイーンズクライマックスでは史上初。また、待望のGI制覇を果たした。
優勝戦では、熾烈な2着争いを尻目に速攻先マイを決め、他を圧倒したが、トライアルの3走目が圧巻だった。この一戦、昨年の優勝者・松本晶恵が1号艇。1着を取らなければ連覇が潰える松本にとっては願ってもないチャンスが訪れたが、それを、コンマ05のタイミングから差しを決めたのが遠藤。ここでは、1着を取らなくても1号艇は確実だったが、容赦なく松本を葬った。
最近は、周年などのGIにも斡旋機会がある遠藤。結果のほうはイマイチ残せていない印象があるが、2018年は男相手に果敢に攻める姿が見られるかもしれない。
12R 賞金女王決定 H1800m 電話投票締切予定16:34
1 1 4502 遠藤 エミ 1'48"1
2 5 3435 寺田 千恵 1'49"5
3 4 4450 平高 奈菜 1'50"5
4 3 4190 長嶋 万記 1'50"8
5 6 3618 海野 ゆかり
6 2 4530 小野 生奈
スタート情報
1
.12 逃げ
2
.31
3
.19
4
.15
5
.16
6
.19
3連単
1-5-4
¥8,190 21
3連複
1=4=5
¥2,090 9
2連単
1-5
¥1,720 6
2連複
1=5
¥1,630 5
拡連複
1=5
¥390 6
1=4
¥190 3
4=5
¥1,150 14
単勝
1
¥110
複勝
1
¥100
5
¥430
【大村・クイーンズC】遠藤 史上初の完全V!賞金女王に輝く― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル https://t.co/rggYxJT7CY
— Naoya Sano (@109Yoroshiku) 2017年12月31日
史上初完全クイーンの誕生――。ボートレース大村のプレミアムG1「第6回クイーンズクライマックス」優勝戦が12月31日、第12Rで行われ、インから遠藤エミ(29=滋賀)が押し切った。11Rシリーズ優勝戦は、広中智紗衣(36=東京)が3コースからまくり切った。
仕上がった遠藤を誰も止めることはできなかった。史上初の完全Vという金字塔。スタンドに大きく手を振り笑顔でウイニングラン。同期の樋口由加里から「おめでとう」と声を掛けられ喜びは最高潮へ達した。
「周りが泣いて喜んでくれていたので、つられて泣きそうになりました」
優勝戦は楽な逃げではなかった。インからコンマ12のトップスタートを決めたが、右隣の小野がコンマ31とドカ遅れ。一瞬、長嶋のまくり差しが入ったかのように見えた。もちろんバックでは絶対に引けない。仕上がりも問題なかったので、長嶋を振り切れた。
「少し焦りましたね。ターンマークに寄りすぎてしまったけど、足がしっかりしてたので助かりました」
レース前はかなり緊張したとのこと。「急に緊張がこみ上げてきて、自分でも笑えてくるほどでした。面白い舞台だなあと改めて感じました」。プレッシャーを自分でコントロールできたところは成長の証。17年は、女子最多6つのSGへ出場した経験が大きかった。
今回の優勝で初のG1タイトル、優勝賞金1200万円、SGクラシック(3月、浜名湖)の権利もゲット。「クラシックの権利が一番欲しかった」。そう言えるところに意識の高さを感じさせる。クラシックの前には、地元のびわこで開催されるG2レディースオールスターにファン投票1位で出場する予定だ。
「女子戦で賞金の高いレースも増えてきたし、グランプリ出場のチャンスもあると思っています」
グランプリというでっかい目標を口にした。今の遠藤からすれば夢物語ではない。限りなく上を目指そうとする心は、計り知れない結果となって返ってくる。今年はSGでの大仕事を期待しよう。
◆遠藤 エミ(えんどう・えみ)1988年(昭63)2月19日生まれの29歳。滋賀県出身の102期生。08年5月びわこでデビュー。同年9月びわこで水神祭。12年11月鳴門男女W優勝戦で初優勝。通算2118走、526勝。通算優勝19回。(G2・2回、G1・1回)17年は女子最多6つのSGに出場。主な同期は山田康二、前田将太、樋口由加里らがいる。1メートル54、45キロ。血液型A。
[ 2018年1月1日 05:30 ]
【大村・クイーンズC】戦い終えて― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル https://t.co/nH5qyTDZxE
— Naoya Sano (@109Yoroshiku) 2017年12月31日
【大村・クイーンズC】ツケマイ決めた!シリーズ優勝戦は広中制す― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル https://t.co/n6GlmEcUPI
— Naoya Sano (@109Yoroshiku) 2017年12月31日
【大村QC】遠藤エミが完全Vで初の賞金女王 シリーズ戦は広中智紗衣が優勝(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース https://t.co/40d77r7v6W @YahooNewsTopics
— Naoya Sano (@109Yoroshiku) 2017年12月31日
12/31(日) 18:31配信
「クイーンズクライマックス・プレミアムG1」(31日、大村)
1号艇で断然人気を集めた遠藤エミ(29)=滋賀・102期・A1=がインから逃げ切り4連勝での完全優勝。悲願のG1初タイトルを手にした。激戦の2着争いは寺田千恵(岡山)が制し、3着には平高奈菜(香川)が入った。11Rで行われたシリーズ戦は広中智紗衣(36)=東京・88期・B1=が優勝した。
クイーンズクライマックス初の完全Vという最高の形で遠藤が悲願のG1タイトルを手にした。決して楽勝ではなかった。「いいSが行けた」とコンマ12のトップSを決めて1M先マイしたが「長嶋(万記)さんの気合を感じた」と3コースからまくり差して来た長嶋万記(静岡)が内から伸びて抵抗。それでもねじ伏せるように2Mを先マイして初の頂点を決めた。「1周2Mは寺田(千恵)さんに差されたかと思ったが、離れたので勝利を確信した」と激しいレースを振り返った。
この優勝で小野生奈(福岡)を抜いて初の賞金女王に輝いた。そしてSG・クラシック(3月16~21日・浜名湖)の出場権も獲得した。「クラシックに行けることがうれしい。それはすごく意識してました」と喜んだ。
遠藤エミが4連勝完全優勝。この記録は、クイーンズクライマックスでは史上初。また、待望のGI制覇を果たした。
優勝戦では、熾烈な2着争いを尻目に速攻先マイを決め、他を圧倒したが、トライアルの3走目が圧巻だった。この一戦、昨年の優勝者・松本晶恵が1号艇。1着を取らなければ連覇が潰える松本にとっては願ってもないチャンスが訪れたが、それを、コンマ05のタイミングから差しを決めたのが遠藤。ここでは、1着を取らなくても1号艇は確実だったが、容赦なく松本を葬った。
最近は、周年などのGIにも斡旋機会がある遠藤。結果のほうはイマイチ残せていない印象があるが、2018年は男相手に果敢に攻める姿が見られるかもしれない。
12R 賞金女王決定 H1800m 電話投票締切予定16:34
1 1 4502 遠藤 エミ 1'48"1
2 5 3435 寺田 千恵 1'49"5
3 4 4450 平高 奈菜 1'50"5
4 3 4190 長嶋 万記 1'50"8
5 6 3618 海野 ゆかり
6 2 4530 小野 生奈
スタート情報
1
.12 逃げ
2
.31
3
.19
4
.15
5
.16
6
.19
3連単
1-5-4
¥8,190 21
3連複
1=4=5
¥2,090 9
2連単
1-5
¥1,720 6
2連複
1=5
¥1,630 5
拡連複
1=5
¥390 6
1=4
¥190 3
4=5
¥1,150 14
単勝
1
¥110
複勝
1
¥100
5
¥430