新型コロナ 治療薬の補助など すべての支援策 今月末で終了へ | NHK 2024年3月5日 11時28分
新型コロナウイルスの患者などへの支援について、厚生労働省はこれまで治療薬の公費負担など一部で継続していた支援策を今月末で終了することを正式に決めたと発表しました。
通常の医療体制に完全移行へ
新型コロナウイルスは感染症法上の位置づけが、去年5月に「5類」になり、厚生労働省は、その後、患者や医療機関への財政支援を段階的に縮小し、ことし4月からは季節性インフルエンザと同様の対応とする方針を示していました。
厚生労働省は感染状況などを踏まえ、予定通りに支援策を今月末で、すべて終了することを正式に決めたと発表しました。5日、自治体に通知するということです。
これで法律上の「5類」に位置づけられて以降も続けられた特例の支援は無くなり、来月から新型コロナは通常の医療体制での対応に完全に移行されます。
治療薬の自己負担 より高額に
支援策のうちコロナ治療薬については、これまで自己負担額は最大9000円で処方されていましたが、来月からはより高額の自己負担が求められます。
例えば治療薬の「ゾコーバ」が5日間処方された場合、薬の価格がおよそ5万2000円のため、医療費の窓口負担が3割の人は、およそ1万5500円を自己負担することになります。
このほか、▽医療機関が新型コロナの入院患者の受け入れに備えて病床を空けた場合に空床補償として支払ってきた「病床確保料」、▽入院医療費の特例的な補助などについても、今月末で終了されます。
厚生労働大臣「丁寧な情報発信 努める」
厚生労働省の武見大臣は「現在の感染状況などを踏まえ、予定通り措置を終了することにした。引き続き丁寧な情報発信に努めていきたい」としています。
新型コロナウイルスの患者などへの支援について、厚生労働省はこれまで治療薬の公費負担など一部で継続していた支援策を今月末で終了することを正式に決めたと発表しました。
通常の医療体制に完全移行へ
新型コロナウイルスは感染症法上の位置づけが、去年5月に「5類」になり、厚生労働省は、その後、患者や医療機関への財政支援を段階的に縮小し、ことし4月からは季節性インフルエンザと同様の対応とする方針を示していました。
厚生労働省は感染状況などを踏まえ、予定通りに支援策を今月末で、すべて終了することを正式に決めたと発表しました。5日、自治体に通知するということです。
これで法律上の「5類」に位置づけられて以降も続けられた特例の支援は無くなり、来月から新型コロナは通常の医療体制での対応に完全に移行されます。
治療薬の自己負担 より高額に
支援策のうちコロナ治療薬については、これまで自己負担額は最大9000円で処方されていましたが、来月からはより高額の自己負担が求められます。
例えば治療薬の「ゾコーバ」が5日間処方された場合、薬の価格がおよそ5万2000円のため、医療費の窓口負担が3割の人は、およそ1万5500円を自己負担することになります。
このほか、▽医療機関が新型コロナの入院患者の受け入れに備えて病床を空けた場合に空床補償として支払ってきた「病床確保料」、▽入院医療費の特例的な補助などについても、今月末で終了されます。
厚生労働大臣「丁寧な情報発信 努める」
厚生労働省の武見大臣は「現在の感染状況などを踏まえ、予定通り措置を終了することにした。引き続き丁寧な情報発信に努めていきたい」としています。