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2024年9/30~10/4の米ドル ユーロ 豪ドル NZドル 英ポンド 加ドル スイスフラン

2024-09-28 03:44:09 | 株式・為替などの経済指標

来週のドル・円は底堅い値動きか。米雇用情勢が悪化すれば、緩和的な米金融政策への思惑でドル売りに振れやすい。ただ、日本銀行の追加利上げ観測後退で円売りが続き、ドルの押し上げ要因となろう。米連邦準備制度理事会(FRB)は今月開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で2020年以来となる政策金利引き下げを決定。利下げ幅は0.50ptと、市場が当初想定していた0.25%を上回った。足元で発表された米経済指標は弱さが目立つ。9月製造業PMIは前回を下回ったほか、9月消費者信頼感指数は予想外に低調な内容となった。FOMCでは大幅利下げに慎重な意見もあったが、政策当局者の講演ではハト派的な見解が目立ち、目先の追加利下げ観測によりドル売りに振れやすい。そのため、ユーロや豪ドルなど主要通貨はドルに対して堅調地合いが続く。

一方、日本銀行は金融正常化に前向きな姿勢を堅持するものの、引き締めペースは緩やかになるとみられている。追加利上げの時期は年明け以降と観測され、日本円は主要通貨に対して売られやすい地合いを強めている。ドル・円相場は9月16日に一時139円台に値を下げたが、日米中銀の政策決定を経て上昇基調を維持。今週は一時146円台に浮上し、円安継続の有無を見極める展開となりそうだ。

【米・9月ISM製造業景況指数】(10月1日発表予定)
10月1日発表の9月ISM製造業景況指数は47.0と、前月の47.2を若干下回る可能性がある。ただし、市場予想を上回った場合、ソフトランディングへの期待が高まり、ドル買いに振れやすい。

【米・9月雇用統計】(10月4日発表予定)
10月4日発表の米9月雇用統計は失業率が4.2%、非農業部門雇用者数は前月比+14万人程度、平均時給は前年比+3.7%の市場観測。非農業部門雇用者数が市場予想を下回った場合、雇用情勢の悪化が警戒され、ドル売り要因に。

・ドル・円の予想レンジ:141円00銭-146円00銭

・9月30日-10月4日に発表予定の経済指標の予想については以下の通り。

○(中)9月財新製造業PMI 9月30日(月)午前10時45分発表予定
・予想は50.5
 参考となる8月実績は50.4。8月の鉱工業生産の伸びは鈍化しており、全般的に需要は弱含みとなっていることから、8月実績を下回るか可能性がある。

○(日)日銀短観9月調査 10月1日(火)午前8時50分発表予定
・大企業製造業DIは+13
 自動車メーカーの認証不正問題の影響緩和と7月中旬以降の円高進行の2点が大企業の業況判断に影響を与えたようだ。DIは強弱材料混在で前回調査と同水準となる可能性がある。

○(欧)9月ユーロ圏消費者物価コア指数 10月1日(火)午後6時発表予定
・予想は
 参考となる8月実績は前年比+2.8%。物価上昇の勢いは次第に弱くなっているがサービス価格の上昇率は一定水準を維持しているため、9月のコアインフレ率は8月実績に近い水準となる可能性がある。

○(米)9月雇用統計 10月4日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+14.0万人、失業率は4.2%
参考となる8月実績では雇用情勢の減速傾向が継続していることを確認できる内容だった。9月についてはサービス部門の雇用は増加するが、製造業、小売業の雇用者数は減少する可能性が高いことから、全体の雇用者数は8月実績を若干下回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・9月30日(月):(中)9月財新サービス業PMI、(英)4-6月期国内総生産改定値
・10月1日(火):(日)8月失業率、(米)9月ISM製造業景況指数
・10月3日(木):(米)9月ISM非製造業景況指数

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「もみ合いか、低調な域内経済指標で1.12ドル台に売りも」
 来週のユーロ・ドルはもみ合いか。注目の米雇用関連統計が低調な内容と予想され、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げを見込んだドル売りがユーロを押し上げる展開に。ただ、ユーロ圏も減速懸念で積極的なユーロ買いは入りづらい。心理的節目の1.12ドル台は売りが強まるとみられ、顕著な上昇は想定しにくい。
・予想レンジ:1.1050ドル-1.1250ドル


「底堅い値動きか、低調な域内経済指標も円売りがサポート」
 来週のユーロ・円は底堅い値動きか。足元で発表された域内の経済指標は弱さが目立ち、欧州中央銀行(ECB)の追加利下げをにらみユーロ売りに振れやすい。目先も小売売上高などが低調なら、ユーロ売りを強める要因に。一方、日本銀行は金融正常化方針を崩していないものの、追加利上げの遅れを見込んだ円売りがユーロを押し上げる。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・10月1日(火):9月消費者物価コア指数(8月:前年比+2.8%)
・予想レンジ:158円00銭-162円00銭


来週の豪ドル・円は上げ渋りか。豪準備銀行(中央銀行)は、政策金利(4.35%)の据え置きを決めたが、インフレの根強さを指摘し、上向きリスクへの警戒姿勢を維持した。ただ、今回は利上げをはっきりと検討せず、「政策金利は当面現状維持になる」(ブロック総裁)との見方を示しており、タカ派色が幾分薄れたような印象から豪ドルはやや買いづらくなった面がありそうだ。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・10月1日:8月小売売上高(7月:前月比0.0%)
・10月3日:8月貿易収支(7月:+60.09億豪ドル)
・予想レンジ:98円50銭-101円50銭


来週のNZドル・円は上げ渋りか。NZ準備銀行(中央銀行)は、年内(10月、11月)と来年も利下げを続ける姿勢を示しており、NZドル売りに振れやすい状況は続く。NZ関連の主要経済指標の発表などはないため、中国の官民が発表する9月PMIが注目されるが、ほぼ前回並みの水準にとどまる場合、反応は限定的になるとみられる。その後、中国は10月1日から7日まで国慶節で休場になり、材料難のような状況になりそうだ。
○発表予定のNZ主要経済指標・注目イベント
・特になし
・予想レンジ:89円50銭-92円00銭


来週のポンド・円は底堅い値動きか。英国の経済指標は強弱まちまちで、英中央銀行よる早期追加利下げへの思惑は一服。ただ、英国経済の減速が警戒されており、ポンドは買いづらい展開となりそうだ。一方、日本銀行は金融正常化に取り組む方針だが、追加利上げの時期は年明け以降とみられ引き続き円売りがポンドを押し上げる見通し。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・9月30日:4-6月期国内総生産改定値(速報値:前年比+0.9%)
・予想レンジ:189円00銭-194円00銭


来週のカナダドル・円はもみ合いか。カナダのインフレ鈍化継続を受けて、カナダ中央銀行の4会合連続での利下げ観測が高まっており、カナダドル売りに振れやすい状況は続くとみられる。一方、日銀の植田総裁は9月20日の金融政策決定会合以降も「政策判断に当たっては時間的な余裕はある」との見解を繰り返しており、早期追加利上げ観測の後退により、円はいったん買いづらくなっている。
○発表予定の加主要経済指標・注目イベント
・特になし
・予想レンジ:105円00銭-108円00銭


来週のスイスフラン・円は伸び悩みか。スイス中央銀行は政策金利の引き下げを決定し、将来的に追加利下げを実施する可能性が高い。日本銀行は金融正常化の方針を堅持しており、日本とスイスの金利差は段階的に縮小するとの見方は変わらないことから、リスク選好的なスイスフラン買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。
〇発表予定のスイス経済指標・注目イベント
・10月3日:9月消費者物価指数(8月:前年比+1.1%)
・予想レンジ:167円00銭-171円00銭
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