ガザ南部でもポリオワクチン接種始まる 着実な戦闘休止焦点に 2024年9月5日 21時21分
ガザ地区では、イスラエルとイスラム組織ハマスの双方が地域を限定して戦闘を一時休止したうえで、国連機関によるポリオのワクチン接種が進められていて、イスラエル軍が攻勢をかけている南部でも接種が始まりました。
30万人以上の子どもへの接種が予定されていて、戦闘が着実に休止されるかが焦点となっています。
ガザ地区では、9月1日から地域を限定し、戦闘を一時休止したうえで国連機関によるポリオのワクチン接種が進められていて、中部に続いて、南部でも5日から接種が始まりました。
UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関によりますと、南部の対象地域では、少なくとも3日間、午前6時から午後2時まで戦闘が一時休止され、34万人余りの子どもへの接種を予定しているということです。
ただ、現地からの報道では、南部ハンユニスで5日未明に、イスラエル軍による攻撃で1人が死亡したと伝えられるなど、ワクチン接種のため、確実に戦闘が休止され安全が確保されるかが焦点です。
一方、ヨルダン川西岸にあるパレスチナ暫定自治区では、一部の地域でイスラエルの治安部隊によるパレスチナの武装勢力を標的にした軍事作戦が、1週間余り続いています。
現地メディアは5日、イスラエル軍の空爆で5人が死亡し、一連の攻撃で、これまでに合わせて39人が死亡したと伝えています。
去年10月以降、ヨルダン川西岸では、イスラエル軍の攻撃やユダヤ人入植者による暴力が激化し、多数の犠牲者が出ている一方、パレスチナ人による治安当局に対する銃撃事件なども起きていて、事態のさらなる悪化が懸念されています。
【随時更新】イスラエル パレスチナ 中東情勢(9月5日) NHK 2024年9月5日 22時09分
イスラエルとイスラム組織ハマスの間で停戦と人質の解放に向けた協議が続く中、ネタニヤフ首相は外国メディアを対象に会見を開き、ガザ地区とエジプトとの境界地帯から撤収すれば、ハマスへの圧力が失われると述べ、改めてガザ地区の戦略的要衝への駐留を続ける考えを強調しました。
※中東情勢に関する日本時間9月5日の動きを随時更新してお伝えします。
ネタニヤフ首相 ガザ地区の戦略的要衝への駐留続ける考え強調
イスラエルとハマスの間では停戦と人質の解放に向けた協議が続いていますが、ハマス側がイスラエル軍の完全な撤退を求めているのに対して、イスラエルのネタニヤフ首相はフィラデルフィ回廊と呼ばれるガザ地区とエジプトとの境界地帯への軍の駐留を続けると主張していて、協議は難航しています。
ネタニヤフ首相は4日、外国メディアを対象にした会見を開き「フィラデルフィ回廊から撤収すれば、ハマスへの圧力が失われてしまう。回廊を厳しく管理しなければ、ガザ地区を非武装化することはできない」と述べ、イスラエル軍が駐留を続けるべきだとの考えを強調しました。
ガザ南部でもポリオワクチン接種始まる 着実な戦闘休止焦点に
ガザ地区では、9月1日から地域を限定し、戦闘を一時休止したうえで国連機関によるポリオのワクチン接種が進められていて、中部に続いて、南部でも5日から接種が始まりました。
UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関によりますと、南部の対象地域では、少なくとも3日間、午前6時から午後2時まで戦闘が一時休止され、34万人余りの子どもへの接種を予定しているということです。
ただ、現地からの報道では、南部ハンユニスで5日未明に、イスラエル軍による攻撃で1人が死亡したと伝えられるなど、ワクチン接種のため、確実に戦闘が休止され安全が確保されるかが焦点です。
一方、ヨルダン川西岸にあるパレスチナ暫定自治区では、一部の地域でイスラエルの治安部隊によるパレスチナの武装勢力を標的にした軍事作戦が、1週間余り続いています。
現地メディアは5日、イスラエル軍の空爆で5人が死亡し、一連の攻撃で、これまでに合わせて39人が死亡したと伝えています。
去年10月以降、ヨルダン川西岸では、イスラエル軍の攻撃やユダヤ人入植者による暴力が激化し、多数の犠牲者が出ている一方、パレスチナ人による治安当局に対する銃撃事件なども起きていて、事態のさらなる悪化が懸念されています。
ガザ地区では、イスラエルとイスラム組織ハマスの双方が地域を限定して戦闘を一時休止したうえで、国連機関によるポリオのワクチン接種が進められていて、イスラエル軍が攻勢をかけている南部でも接種が始まりました。
30万人以上の子どもへの接種が予定されていて、戦闘が着実に休止されるかが焦点となっています。
ガザ地区では、9月1日から地域を限定し、戦闘を一時休止したうえで国連機関によるポリオのワクチン接種が進められていて、中部に続いて、南部でも5日から接種が始まりました。
UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関によりますと、南部の対象地域では、少なくとも3日間、午前6時から午後2時まで戦闘が一時休止され、34万人余りの子どもへの接種を予定しているということです。
ただ、現地からの報道では、南部ハンユニスで5日未明に、イスラエル軍による攻撃で1人が死亡したと伝えられるなど、ワクチン接種のため、確実に戦闘が休止され安全が確保されるかが焦点です。
一方、ヨルダン川西岸にあるパレスチナ暫定自治区では、一部の地域でイスラエルの治安部隊によるパレスチナの武装勢力を標的にした軍事作戦が、1週間余り続いています。
現地メディアは5日、イスラエル軍の空爆で5人が死亡し、一連の攻撃で、これまでに合わせて39人が死亡したと伝えています。
去年10月以降、ヨルダン川西岸では、イスラエル軍の攻撃やユダヤ人入植者による暴力が激化し、多数の犠牲者が出ている一方、パレスチナ人による治安当局に対する銃撃事件なども起きていて、事態のさらなる悪化が懸念されています。
【随時更新】イスラエル パレスチナ 中東情勢(9月5日) NHK 2024年9月5日 22時09分
イスラエルとイスラム組織ハマスの間で停戦と人質の解放に向けた協議が続く中、ネタニヤフ首相は外国メディアを対象に会見を開き、ガザ地区とエジプトとの境界地帯から撤収すれば、ハマスへの圧力が失われると述べ、改めてガザ地区の戦略的要衝への駐留を続ける考えを強調しました。
※中東情勢に関する日本時間9月5日の動きを随時更新してお伝えします。
ネタニヤフ首相 ガザ地区の戦略的要衝への駐留続ける考え強調
イスラエルとハマスの間では停戦と人質の解放に向けた協議が続いていますが、ハマス側がイスラエル軍の完全な撤退を求めているのに対して、イスラエルのネタニヤフ首相はフィラデルフィ回廊と呼ばれるガザ地区とエジプトとの境界地帯への軍の駐留を続けると主張していて、協議は難航しています。
ネタニヤフ首相は4日、外国メディアを対象にした会見を開き「フィラデルフィ回廊から撤収すれば、ハマスへの圧力が失われてしまう。回廊を厳しく管理しなければ、ガザ地区を非武装化することはできない」と述べ、イスラエル軍が駐留を続けるべきだとの考えを強調しました。
ガザ南部でもポリオワクチン接種始まる 着実な戦闘休止焦点に
ガザ地区では、9月1日から地域を限定し、戦闘を一時休止したうえで国連機関によるポリオのワクチン接種が進められていて、中部に続いて、南部でも5日から接種が始まりました。
UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関によりますと、南部の対象地域では、少なくとも3日間、午前6時から午後2時まで戦闘が一時休止され、34万人余りの子どもへの接種を予定しているということです。
ただ、現地からの報道では、南部ハンユニスで5日未明に、イスラエル軍による攻撃で1人が死亡したと伝えられるなど、ワクチン接種のため、確実に戦闘が休止され安全が確保されるかが焦点です。
一方、ヨルダン川西岸にあるパレスチナ暫定自治区では、一部の地域でイスラエルの治安部隊によるパレスチナの武装勢力を標的にした軍事作戦が、1週間余り続いています。
現地メディアは5日、イスラエル軍の空爆で5人が死亡し、一連の攻撃で、これまでに合わせて39人が死亡したと伝えています。
去年10月以降、ヨルダン川西岸では、イスラエル軍の攻撃やユダヤ人入植者による暴力が激化し、多数の犠牲者が出ている一方、パレスチナ人による治安当局に対する銃撃事件なども起きていて、事態のさらなる悪化が懸念されています。