【詳細】イスラエル パレスチナ 中東情勢(9月2日) NHK 2024年9月2日 18時39分
ガザ地区では、イスラエルとイスラム組織ハマスが地域を限定して戦闘を一時休止し、子どもを対象にしたポリオのワクチン接種が2日も行われています。
停戦と人質の解放に向けてハマスとの合意を求める声がイスラエルで強まるなか、アメリカが今週、最終的な妥協案を示すと報じられ、協議の行方が焦点になっています
子どもへのポリオワクチン接種 2日も続く
ガザ地区中部では、イスラエルとハマスが時間を限って戦闘を一時休止したうえで、国連機関が行うポリオのワクチン接種が2日も続いています。
UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関によりますと、初日の1日には対象となる子どもおよそ8万7000人に接種を行ったということです。
ただ、パレスチナの地元メディアは、2日にかけてもガザ地区各地への攻撃で死傷者が出ていると伝えていて、ワクチン接種に伴って対象地域で確実に戦闘が休止されるか注視されています。
停戦など “アメリカが今週 最終的な妥協案示す” 報道も
イスラエルでは1日、人質6人が遺体で発見されたと発表され、停戦と人質の解放に向けてハマスとの合意を求める声が強まっています。
2日には労働組合などが大規模なストライキを行い、公共交通機関が運休になったり、空港では国際線の運航に乱れが出たりするなどの影響が出ています。
停戦と人質の解放に向けた協議について、アメリカのニュースサイト、アクシオスは2日、関係者の話として、アメリカが今週、イスラエルとハマスに最終的な妥協案を示すことを検討していると報じています。
ただ、ガザ地区とエジプトとの境界地帯に停戦後もイスラエル軍が駐留するかどうかをめぐり双方の立場の隔たりは依然として大きく、協議の進展につながるかが焦点です。
ガザ地区中部 戦闘を一時休止しポリオのワクチン接種始まる
ガザ地区中部では1日、イスラエルとハマスが時間を限って戦闘を一時休止したうえで、国連機関による子どもを対象にしたポリオのワクチン接種が始まりました。
ただ、パレスチナの地元メディアは、1日もガザ地区の南部などでイスラエル軍による攻撃で死傷者が出たと伝えていて、2日も中部で予定されているワクチン接種にともない戦闘が休止されるか注視されています。
イスラエル 人質の遺体発見受け集会 ハマスと合意求める声強まる
一方で、イスラエル軍が、ハマスに拘束されていた人質のうち6人の遺体を南部ラファの地下トンネルで発見したと発表したことを受け、イスラエル各地では1日、集会が開かれました。
このうちエルサレムでは首相府の前に1000人以上の市民が集まり、イスラエル軍のガザ地区からの完全撤退というハマスの要求を受け入れてでも、停戦と人質の解放に向けて合意を実現すべきだと訴え、市内を行進しました。
集会に参加していた女性は「交渉が進んでいたのに、政府は亡くなった人質たちを取り戻すことができなかった。ネタニヤフ首相は人質の解放を優先せず、合意を遅らせている」と話していました。
イスラエルメディアは、政府にハマスとの合意を迫るため、イスラエルの労働組合や自治体も2日に大規模なストライキを予定していると伝えるなど、6人が遺体で見つかったことを受けて、イスラエル社会では合意を求める声が強まっています。
ガザ地区では、イスラエルとイスラム組織ハマスが地域を限定して戦闘を一時休止し、子どもを対象にしたポリオのワクチン接種が2日も行われています。
停戦と人質の解放に向けてハマスとの合意を求める声がイスラエルで強まるなか、アメリカが今週、最終的な妥協案を示すと報じられ、協議の行方が焦点になっています
子どもへのポリオワクチン接種 2日も続く
ガザ地区中部では、イスラエルとハマスが時間を限って戦闘を一時休止したうえで、国連機関が行うポリオのワクチン接種が2日も続いています。
UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関によりますと、初日の1日には対象となる子どもおよそ8万7000人に接種を行ったということです。
ただ、パレスチナの地元メディアは、2日にかけてもガザ地区各地への攻撃で死傷者が出ていると伝えていて、ワクチン接種に伴って対象地域で確実に戦闘が休止されるか注視されています。
停戦など “アメリカが今週 最終的な妥協案示す” 報道も
イスラエルでは1日、人質6人が遺体で発見されたと発表され、停戦と人質の解放に向けてハマスとの合意を求める声が強まっています。
2日には労働組合などが大規模なストライキを行い、公共交通機関が運休になったり、空港では国際線の運航に乱れが出たりするなどの影響が出ています。
停戦と人質の解放に向けた協議について、アメリカのニュースサイト、アクシオスは2日、関係者の話として、アメリカが今週、イスラエルとハマスに最終的な妥協案を示すことを検討していると報じています。
ただ、ガザ地区とエジプトとの境界地帯に停戦後もイスラエル軍が駐留するかどうかをめぐり双方の立場の隔たりは依然として大きく、協議の進展につながるかが焦点です。
ガザ地区中部 戦闘を一時休止しポリオのワクチン接種始まる
ガザ地区中部では1日、イスラエルとハマスが時間を限って戦闘を一時休止したうえで、国連機関による子どもを対象にしたポリオのワクチン接種が始まりました。
ただ、パレスチナの地元メディアは、1日もガザ地区の南部などでイスラエル軍による攻撃で死傷者が出たと伝えていて、2日も中部で予定されているワクチン接種にともない戦闘が休止されるか注視されています。
イスラエル 人質の遺体発見受け集会 ハマスと合意求める声強まる
一方で、イスラエル軍が、ハマスに拘束されていた人質のうち6人の遺体を南部ラファの地下トンネルで発見したと発表したことを受け、イスラエル各地では1日、集会が開かれました。
このうちエルサレムでは首相府の前に1000人以上の市民が集まり、イスラエル軍のガザ地区からの完全撤退というハマスの要求を受け入れてでも、停戦と人質の解放に向けて合意を実現すべきだと訴え、市内を行進しました。
集会に参加していた女性は「交渉が進んでいたのに、政府は亡くなった人質たちを取り戻すことができなかった。ネタニヤフ首相は人質の解放を優先せず、合意を遅らせている」と話していました。
イスラエルメディアは、政府にハマスとの合意を迫るため、イスラエルの労働組合や自治体も2日に大規模なストライキを予定していると伝えるなど、6人が遺体で見つかったことを受けて、イスラエル社会では合意を求める声が強まっています。