工場で毒性ある臭化水素が発生 従業員3人病院で手当て 名古屋 NHK 2024年9月11日 11時39分
11日朝、名古屋市西区の工場で毒性のある臭化水素が発生し、3人の従業員がのどや目の痛みを訴えて病院で手当てを受けています。
11日午前8時半ごろ、名古屋市西区歌里町のメッキ製品の製造工場から「工場内で臭化水素が発生した。従業員がのどの痛みを訴えている」などと消防に通報がありました。
消防によりますと、いずれも従業員で、30代の男性2人がのどの痛みを、30代の女性1人が目の痛みを、それぞれ訴えて病院で手当てを受けています。
警察や消防によりますと「臭化水素」は、吸い込むと目などの粘膜に痛みが出る毒性のある気体だということです。
この工場では、「臭化水素」は通常の作業の過程で発生しているということで、警察が詳しい状況を調べています。
工場で働く50代の男性は「薬品を温めて洗浄するためのヒーターの水位が足りていなかったようで、工場には煙が充満していた。初めてのことで驚いている」と話していました。
消防によりますと、当時、工場にはおよそ50人がいて、一時、近くの公園に避難したということです。