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2024年9/16~20の米ドル ユーロ 豪ドル NZドル 英ポンド 加ドル スイスフラン

2024-09-13 22:57:12 | 株式・為替などの経済指標

来週のドル・円は弱含みか。米連邦準備制度理事会(FRB)が想定通り利下げに踏み切れば、ドル売りが続く可能性がある。また、日本銀行は金融正常化方針を改めて打ち出すとみられ、円買い圧力も強まりそうだ。FRBは9月17-18日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利の引き下げに踏み切る公算。利下げ幅は0.25ptが主要シナリオで、0.50pt幅の利下げが行われる可能性は低下している。足元で米インフレ指標の鈍化は足踏み状態だが、直近の雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を下回った。他の雇用関連指数からも労働市場の弱さが示され、FOMCで追加利下げが言及される可能性もあろう。

 一方、日銀が19-20日に開催する金融政策決定会合では政策金利の据え置きが予想される。前回7月に想定外の追加利上げを決定したほか、当局者は「0.50%の壁」に固執しないスタンス。今回は利上げを見送る見通しだが、今後に向け金融正常化方針を改めて強調する見通し。市場では年内に追加利上げが織り込まれつつあり、円買い地合いは継続しドルなど主要通貨を下押しする要因となろう。

【米連邦公開市場委員会(FOMC)】(9月17-18日開催予定)
FRBは9月17-18日に連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25pt幅の利下げに踏み切る公算。市場はすでに織り込み済んでいるが、追加利下げに前向きならドル売りが強まる可能性がある。

【日本銀行金融政策決定会合】(9月19-20日開催予定)
日銀は9月19-20日開催の金融政策決定会合で現行の政策維持を決定する公算。ただ、追加利上げは12月とみられ、今回の政策決定を受けた円売りは限定的となりそうだ。

・ドル・円の予想レンジ:139円00銭-143円00銭

・9月16日-20日に発表予定の経済指標の予想については以下の通り。

○(米)8月小売売上高 17日(火)午後9時30分発表予定
・予想は前月比-0.2%
 参考となる7月実績は前月比+1.0%で市場予想を上回った。小売業者が提供する特別セールのイベントの効果があったようだ。8月については7月に増加した部門における反動減が予想されること、やや低調な結果となる可能性がありそうだ。

○(米)連邦公開市場委員会(FOMC)会合 18日(水)日本時間19日午前3時結果判明
・予想は0.25ptの利下げ
 市場は年内3回の利下げを想定しており、各会合で0.25ptの利下げが決定される見込み。現時点では米国経済の減速は深刻ではないと考えられている。大幅な利下げを実施することで、景気悪化の思惑が強まり、金融市場の動揺を招くことを避ける狙いもありそうだ。

○(英)英中央銀行政策金利発表 19日(木)午後8時発表予定
・予想は政策金利の据え置き
 全体的なインフレ率は目標値に達しているものの、サービス価格は、依然として過去の平均を上回る上昇率となっていることから、英中央銀行のベイリー総裁は「金利を大幅に引き下げすぎないように注意する必要がある」との見解を表明している。そのため、今回の金融政策委員会では政策金利の据え置きが決まる見込み。

○(日)日本銀行金融政策決定会合 20日(金)決定会合の終了予定時刻は未定
・予想は金融政策の現状維持
日本銀行の植田総裁は9月3日の経済財政諮問会議に出席し、物価の見通しが実現すれば政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整する方針を改めて示した。ただ、金融市場は不安定な状態が続いており、外部環境の改善は遅れていることから今回の会合では金融政策の現状維持が決まる見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・16日(月):(米)9月NY連銀製造業景気指数
・17日(火):(中)8月貿易収支
・18日(水):(日)7月コア機械受注、(英)8月消費者物価指数
・19日(木):(NZ)4-6月期国内総生産(GDP)、(豪)8月失業率
・20日(金):(日)8月全国消費者物価コア指数

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「もみ合いか、欧米中銀の政策方針にらみ売買交錯も」
 来週のユーロ・ドルはもみ合いか。欧州中央銀行(ECB)は12日の理事会で予想通り追加利下げを決定。今後はデータ次第とし一段の緩和に慎重姿勢を示しており、ユーロ売りは抑制されそうだ。一方、17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では4年超ぶりの政策金利引き下げが見込まれるが、目先は不透明でドル売りは限定的に。
・予想レンジ:1.0900ドル-1.1200ドル


「弱含みか、域内減速懸念の継続や日銀正常化方針で」
 来週のユーロ・円は弱含みか。欧州中銀(ECB)理事会は9月12日に追加利下げを決定したが、今後はデータ次第。ただ、ユーロ圏経済の減速懸念が根強いため、新たなユーロ買い材料が提供されない場合、ユーロは伸び悩む可能性がある。また、日本銀行は19-20日に政策維持も金融正常化方針を崩さず、円買いがユーロを下押ししそうだ。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・16日(月):7月貿易収支
・予想レンジ:154円00銭-158円00銭


来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)のインフレ上方リスクへの根強い警戒感から、政策金利の据え置きは長期化するとの見方が続くなか、8月雇用統計の発表が注目される。過去2カ月間にみられたように失業率は上昇も予想範囲内にとどまり、雇用者数の伸びが予想以上になるなど、今回も引き続き労働市場の底堅さが示される場合は、豪ドル買いが強まる可能性がある。一方、日銀会合では金融政策の現状維持が見込まれるが、植田総裁が会見で利上げ継続方針を改めて強調する場合は円買い再燃も。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・19日:8月雇用統計(7月:失業率4.2%、雇用者数増減+5.82万人)
・予想レンジ:93円50銭-96円50銭


 来週のNZドル・円は弱含みか。NZ準備銀行(中央銀行)は、8月の政策金利引き下げ開始後、年内(10月、11月)そして来年も利下げを続ける姿勢を示しているなか、4-6月期国内総生産(GDP)の発表が注目される。前期は3期ぶりにプラス成長となり、テクニカルリセッションを脱しており、今回も成長を維持する場合はNZドル売りはやや後退するとみられる。一方、日銀会合では金融政策の現状維持が見込まれるが、植田総裁が会見で利上げ継続方針を改めて強調する場合は円買い再燃も。
○発表予定のNZ主要経済指標・注目イベント
・19日:4-6月期GDP(1-3月期:前期比+0.2%、前年比+0.3%)
・予想レンジ:86円00銭-89円00銭


来週のポンド・円は伸び悩みか。英インフレ指標の鈍化のペースは緩慢で、英中央銀行は9月19日開催の金融政策委員会(MPC)で利下げ観測は後退。ハト派姿勢を封印すればポンド買いに振れやすい。一方、日本銀行は19-20日開催の金融政策決定会合で現行政策を維持も、金融正常化に前向きな姿勢を崩さず、円買いに振れやすい。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・18日:8月消費者物価指数(7月:前年比+2.2%)
・予想レンジ:183円00銭-187円00銭


来週のカナダドル・円は弱含みか。カナダ中央銀行が、3会合連続で政策金利引き下げ後も追加利下げを示唆しているなか、8月消費者物価指数や7月小売売上高の発表が注目される。8月消費者物価指数が4カ月連続の低下となり、7月小売売上高も3カ月連続で下落する場合はカナダドル売りが加速する可能性がある。一方、日銀会合では金融政策の現状維持が見込まれるが、植田総裁が会見で利上げ継続方針を改めて強調する場合は円買い再燃も。米中の経済動向や中東情勢などをめぐる原油価格の動向も見極めへ。
○発表予定の加主要経済指標・注目イベント
・17日:8月消費者物価指数(7月:前年比+2.5%)
・20日:7月小売売上高(6月:前月比-0.3%)
・予想レンジ:102円50銭-105円50銭


来週のスイスフラン・円は伸び悩みか。日本銀行は9月19-20日開催の金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決定する見込みだが、日銀は金融正常化推進の方針を堅持しており、日本とスイスの金利差は段階的に縮小するとの見方は変わっていない。新たなスイスフラン買い材料が提供されない場合、リスク選好的なスイスフラン買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。
〇発表予定のスイス経済指標・注目イベント
・特になし
・予想レンジ:164円00銭-168円00銭
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