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2024年7/15~19のドル円 ユーロ 豪ドル NZドル 英ポンド 加ドル スイスフラン

2024-07-13 07:43:06 | 株式・為替などの経済指標

来週のドル・円は底堅い値動きか。米インフレ指標の鈍化が示され、米早期利下げ観測からドルに下押し圧力がかかりやすい。ただ、日本の為替介入が警戒されても、中長期的な円安トレンドは続く可能性がある。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は7月9-10日の議会証言で、引き締め的な現行の金融政策を維持する考えを改めて示した。ただ、踏み込んだ発言は聞かれず、従来通りの政策姿勢にとどまった。
 その後発表された米消費者物価指数(CPI)は市場予想を下回り、長期にわたるインフレは沈静化。市場は9月以降に年内2回の利下げを織り込み始め、目先は米金利安・ドル安に振れやすい展開となりそうだ。一方、米CPI発表直後の円急伸で、日本の為替介入が警戒されやすい。ドル・円の水準は161円台から一時157円台に下落したが、日本銀行の金融政策はすでに織り込まれ、円買いにはなりにくい。米インフレ指標は鈍化を示しているものの、バイデン米大統領の進退問題がトランプ前大統領再登板の思惑につながり、インフレ再燃の見方からドルは下げづらい。日本株高を受けた円安もドルを支えるだろう。

【米・6月小売売上高】(16日発表予定)
 16日発表の米6月小売売上高は前回の前月比0.0%から改善するか注目される。個人消費の強さが顕著になれば引き締め継続の思惑からドル買いに振れやすい。

【日・6月消費者物価指数(CPI)コア指数】(19日発表予定)
 19日発表の6月消費者物価指数(CPI)コア指数は、前回の前年比+2.5%から伸びが加速すれば日本銀行の追加利上げ期待につながり、円買い材料となりそうだ。

・ドル・円の予想レンジ:157.50円-161.50円


・7月15日-19日に発表予定の経済指標の予想については以下の通り。

○(中)4-6月期国内総生産 15日(月)午前11時発表予定
・予想は、前年比+5.0%
 参考となる1-3月期の成長率は前年同期比+5.3%。生産や投資が堅調だった。4-6月期については不動産市況の低迷が続いていること、個人消費や投資の伸びは期待できないことから、成長率は鈍化する可能性が高い。

○(米)6月小売売上高 16日(火)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比-0.2%
 参考となる5月実績は前月比+0.1%。自動車・同部品の売り上げが好調だった。6月については実質所得の伸びが鈍化していること、金利高の影響が続いていることから、前月比で減少する可能性がある。

○(日)6月貿易収支 18日(木)午前8時50分発表予定
・予想は、-2310億円
 先行指標となる6月上中旬の貿易収支は-3768億円で貿易赤字額は前年同期比+247.2%と急増。前年6月の貿易収支は+365億円だったことから、今年6月の貿易収支は2000億円程度の赤字となる可能性がある。

○(欧)欧州中央銀行(ECB)政策金利発表 18日(木)午後9時15分発表予定
・予想は、政策金利の据え置き
 前回の理事会では経済成長に対するリスクは中期的に下向きであること、インフレ抑制の見通しがあることから、政策金利の引き下げを決定した。今回の理事会では賃金動向を分析し、早い時期に追加利下げが必要となるかどうか議論される見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・15日(月):(中)6月小売売上高、(欧)5月鉱工業生産
・16日(火):(欧)5月ユーロ圏貿易収支
・17日(水):(英)6月消費者物価指数、(米)6月住宅着工件数、(米)6月鉱工業生産
・18日(木):(豪)6月失業率
・19日(金):(日)6月全国消費者物価コア指数、(英)6月小売売上高

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「底堅い値動きか、域内経済の回復期待と米インフレ鈍化で」
 来週のユーロ・ドルは底堅い値動きか。欧州中央銀行(ECB)は7月18日開催の理事会で追加利下げに踏み切るか注目される。その際にはユーロ売り先行が見込まれるものの、ユーロ圏経済の回復を見込んだユーロの買戻しが入りやすい。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)の9月から年内2回の利下げを見込んだドル売り基調を強める見通し。
・予想レンジ:1.0750ドル-1.1000


「底堅い値動きか、域内経済回復の思惑残る」
 来週のユーロ・円は底堅い値動きか。欧州中央銀行(ECB)は7月18日開催の理事会で追加利下げを決定する可能性は低いものの、金利先安観は消えていない。ただ、金利据え置きの場合、域内経済の回復を見込んだユーロの買戻しが強まり、下げは限定的に。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・18日(木)欧州中央銀行理事会
・予想レンジ:173円00銭-176円00銭


来週の豪ドル・円は底堅い展開か。直近の月次消費者物価指数や小売売上高の強い結果を受けて豪準備銀行(中央銀行)の年内利上げ観測が続くなか、6月雇用統計の発表が注目される。中銀の6月理事会議事要旨では労働市場の下振れリスクに言及がみられたが、前回統計のように労働市場の底堅さが示される場合は、利上げ観測が高まり、豪ドル買いが強まる可能性がある。ただ、中国の4-6月期国内総生産(GDP)など主要指標の発表が週初にあり、悪化する場合は豪ドル売りスタートも。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・18日:6月雇用統計(5月:失業率4.0%、雇用者数増減+3.97万人)
・予想レンジ:106円50銭-109円00銭


来週のNZドル・円は弱含みか。NZ準備銀行(中央銀行)の金融政策委員会は、政策金利(5.50%)の据え置きを決めた。ただ、声明で「金融政策は景気抑制的であり続ける必要がある」とする一方、「インフレ鈍化に伴い、景気抑制の度合いは弱まっていく見通し」と指摘。また、「インフレ率は今年後半に1-3%の目標レンジに戻る」との確信を示し、利上げ(議論)の言及もなかったことから、年内利下げ観測が急浮上しており、NZドルは売りに振れやすい。4-6月期消費者物価指数の発表が大いに注目されそうだ。
○発表予定のNZ主要経済指標・注目イベント
・17日:4-6月期消費者物価指数(1-3月期:前期比+0.6%、前年比:+4.0%)
・予想レンジ:95円50銭-98円00銭


来週のポンド・円は下げ渋りか。7月17日発表の英消費者物価指数(CPI)などインフレ指標の低下が続けば、英中央銀行による早期利下げ観測からポンド売り先行。ただ、英国経済の回復が期待され、ポンドの下げを抑制しよう。一方、日本の為替介入が警戒されるものの、日銀の政策内容は織り込まれ、円買い後退でポンドをサポート。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・17日:6月消費者物価指数(5月:前年比+2.0%)
・予想レンジ:204円00銭-207円00銭


来週のカナダドル・円は弱含みか。6月雇用統計では、失業率が予想以上に上昇し、雇用者数も予想外の減少になったことから、カナダ中央銀行の早期追加利下げ観測が再燃しており、カナダドルは売りに振れやすくなっている。そうしたなか、6月消費者物価指数の発表が注目され、伸びが再び鈍化する場合は、今月第4週開催となる中銀金融政策委員会での追加利下げ観測が高まり、カナダドル売りが強まる可能性がある
○発表予定の加主要経済指標・注目イベント
・16日:6月消費者物価指数(5月:前年比+2.9%)
・19日:5月小売売上高(4月:前月比+0.7%)
・予想レンジ:115円00銭-118円00銭


来週のスイスフラン・円は伸び悩みか。スイス中央銀行は過度な通貨高を是正するための追加利下げを実施する可能性は残されている。円安是正のための為替介入は今後も実施される可能性があることから、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、リスク選好的なスイスフラン買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。
〇発表予定のスイス経済指標・注目イベント
・特になし
・予想レンジ:176円00銭-179円00銭
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