第23回スーパースター王座決定戦が31日、川口オートレース場で行われた。
試走タイムは下記の通り。
1 永井 大介 3.27
2 池田 政和 3.28
3 田中 茂 3.27
4 有吉 辰也 3.34
5 浦田 信輔 3.31
6 中村 雅人 3.30
7 荒尾 聡 3.29
8 岡部 聡 3.31
スタートは有吉が出たが、1周2角付近で永井が有吉を交わし、早くも先頭に立つ。一方、人気の中心、田中茂は初手で内に包まれて立ち遅れ。2番手には浦田がつけるが、永井が独走状態を固める。5周回に入り、後方から追い上げてきた池田が浦田を交わし、2番手浮上。対して田中は、一時4番手まで浮上したが、5周回で中村に捌かれてしまい、ここで完全に万事休した。
徐々に池田が差を縮めていくが、残り2周を通過した地点でも、永井にはまだ4~5車身ほどの差があった。結局そのまま永井が押し切り、ゴール線通過後に喜びのガッツポーズ。2着に池田、3着には9周回で3番手に浮上した中村が入った。
早めに永井に先頭に出られてしまうと、後続は追撃する術がない。そんな一戦とあいまった。9月のオートレースグランプリでもそのような走りを見せて、悲願のSG初優勝を果たしたが、今回も同じような形で、スーパースターも制覇した。
加えて、田中が初手の捌きに苦しんだことも勝因となった。スーパースターといえば、4年前の大会で、一旦は高橋貢を逆転しながらも、再度抜き返された一戦が思い出されるが、そうした苦い思いも払拭したことだろう。