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ウィナーズカップ2024回顧:脇本雄太2度目のV!&ガールズケイリンコレクション・ラストステージ:坂口楓華初ビッグV!

2024-03-25 06:03:10 | 大レース回顧集


取手競輪GⅡ 能登半島支援 第8回ウィナーズカップ2024 決勝&優勝者インタビュー|後閑信一・金川光浩のレース徹底解説【本気の競輪TV】

取手競輪GⅡ 能登半島支援 第8回ウィナーズカップ2024 ガールズケイリンコレクション&優勝者インタビュー|後閑信一・金川光浩のレース徹底解説、優勝者インタビュー【本気の競輪TV】



取手競輪場で令和6年能登半島地震復興支援競輪として開催された『第8回ウィナーズカップ』(GⅠⅠ)は24日、12Rで決勝が行われ、脇本雄太(35)=福井・94期=が窓場の番手から伊藤に切り替えて抜け出し、2019年以来、2度目の大会制覇を達成。優勝賞金2800万円(副賞含む)を手にした。また、9Rで行われた『ガールズケイリンコレクション2024 取手ステージ』は、坂口楓華(26)=愛知・112期=が特別レース初優勝を飾った。



最速最強の男が復活ののろしを上げた。

決勝は古性がSを決め、近畿先頭の窓場が北井に合わせ突っ張り先行。番手の脇本は北井と併走になったが、伊藤の単騎まくりに切り替えて4角一気。最後は後ろで北井らをさばいた古性との差し比べを制し、5年ぶり2度目のウィナーズC優勝を決めた。

「後輩がいい動きをしてくれて感謝しかない。初手が決まってからは、やるべきことに集中できた。併走も我慢できて、最後は勘と感性で動いた感じでした」


腰や首の不安など自身の体調と戦いながら、昨年8月の西武園オールスター(GⅠ)での落車で長期離脱。今年序盤もインフルエンザや落車に見舞われた。今大会を迎えるまで、ビッグ制覇は一昨年の平塚グランプリ後はなく、優勝自体も昨年4月の武雄記念を最後に遠ざかるなど、誰もが認める看板レーサーが苦しんでいた。それでも、頼もしい近畿の仲間が互いの持ち場をこなしてサポート。自身も不慣れな併走に耐えてVロードを切り開き、「まだ不調での戦いだったけど、ラインの力があれば優勝できると思った」と新境地に達した35歳は感無量の表情をのぞかせた。

「横に並ばれたときの対処はいい経験になった。ダービーに向けて弾みになったと思うし、体をしっかり調整して戦っていきたい」

V賞金を上積みしてグランプリ出場&S班キープへ一歩前進したが、絶好調時には競輪史上最強ともうたわれた存在。〝勝者の競演〟を制したのは完全復活への序章にすぎない。誰もが止められない規格外のスピードに、番手回りでラインの力を引き出す柔軟性も身に付けつつあるヒーローが、揺るぎない主役の座へと歩みを加速させていく。(小橋川寛)




◆古性(2着)「最後は思い切り踏んだけど、脇本さんとの脚力の差を感じた」

◆清水(3着)「強い選手が内に詰まっているうちに乗り越えられていれば…」

◆河端(4着)「古性君の動きを見過ぎなければ、もう少しいけたかなと思う」

◆伊藤(5着)「一発狙いで行ったけど、出切っていっぱい。見せ場は作れた」

◆坂井(6着)「ホームで遅れ、バックでは合わされ甘さが出たレースだった」

◆北井(7着)「うまく併走し1回休めたが、伊藤君にスイッチできなかった」

◆深谷(8着)「古性君と(位置が)合ってしまったので、そこはかなわない」

◆窓場(9着)「もっとレベルアップしたいし、これをステップに頑張りたい」



第12R 決勝 ■ 天候 曇:風速 0.0m

発走時間 16:30 1-7-2 645938

△ 1 1 脇本 雄太 94 福井 3/21 特選予 1着 3/22 毘沙門 5着 3/23 準決勝 1着 3/24 決 勝 1着 
〇 2 2 清水 裕友 105 山口 3/21 特選予 2着 3/22 毘沙門 4着 3/23 準決勝 1着 3/24 決 勝 3着
X 3 3 深谷 知広 96 静岡 3/21 特選予 1着 3/22 毘沙門 6着 3/23 準決勝 3着 3/24 決 勝 8着
  4 4 伊藤 颯馬 115 沖縄 3/21 一予選 3着 3/22 二予選 1着 3/23 準決勝 3着 3/24 決 勝 5着
  4 5 坂井  洋 115 栃木 3/21 特選予 5着 3/22 二予選 1着 3/23 準決勝 2着 3/24 決 勝 6着
★ 5 6 河端 朋之 95 岡山 3/21 一予選 3着 3/22 二予選 2着 3/23 準決勝 3着 3/24 決 勝 4着
◎ 5 7 古性 優作 100 大阪 3/21 特選予 2着 3/22 毘沙門 3着 3/23 準決勝 2着 3/24 決 勝 2着
  6 8 窓場千加頼 100 京都 3/21 一予選 1着 3/22 二予選 1着 3/23 準決勝 1着 3/24 決 勝 9着
▲ 6 9 北井 佑季 119 神奈 3/21 特選予 3着 3/22 毘沙門 7着 3/23 準決勝 2着 3/24 決 勝 7着

2枠複
1=5 290円 (1)
3連複
1=2=7 650円 (1)
2枠単
1-5 400円 (1)
3連単
1-7-2 1,370円 (1)
2車複
1=7 300円 (1)
ワイド
1=7 180円 (1)
1=2 400円 (5)
2=7 270円 (2)
2車単
1-7 390円 (1)
■ 着順
着 車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 1 脇本 雄太 35 福 井 94 SS 11.4 差し
2 7 古性 優作 33 大 阪 100 SS 3/4車身 11.4 マーク
3 2 清水 裕友 29 山 口 105 SS 3/4車身 11.5
4 6 河端 朋之 39 岡 山 95 S1 1/2車身 11.4
5 4 伊藤 颯馬 24 沖 縄 115 S1 3/4車身 11.9 B
6 5 坂井 洋 29 栃 木 115 S1 1/2車輪 11.7
7 9 北井 佑季 34 神奈川 119 S1 1車身1/2 11.8
8 3 深谷 知広 34 静 岡 96 SS 1車身1/2 11.6
9 8 窓場 千加頼 32 京 都 100 S1 大差 13.7 H


坂口楓華(愛知)が10度目の挑戦で特別レース初制覇を飾った。「やっと取れてうれしい。内に包まれたけど、冷静に走れたのがよかったと思います」。2番手からまくった石井の後ろから伸びて頂点に立つと満面の笑みを浮かべた。兵庫県出身で京都支部からデビューしたが、昨年11月に愛知支部へ移籍。「仕事を辞めて付いてきて私生活を支えてくれた母のおかげ」と感謝の言葉を口にした。「自力でタイトルを取りたいし、グランプリも優勝できるように」とニューヒロインはさらなる飛躍を誓った。


第9R ガールズ ■ 天候曇:風速 1.0m

発走時間 14:40

  1 1 児玉 碧衣 108 福岡 7着
◎ 2 2 坂口 楓華 112 愛知 優勝
△ 3 3 久米  詩 116 静岡 5着
〇 4 4 吉川 美穂 120 和歌 2着
▲ 5 5 石井 寛子 104 東京 3着
  6 6 山原さくら 104 高知 6着
  7 7 柳原 真緒 114 福井 4着

2枠複
【未発売】
3連複
2=4=5 1,920円 (9)
2枠単
【未発売】
3連単
2-4-5 9,930円 (41)
2車複
2=4 1,840円 (8)
ワイド
2=4 450円 (7)
2=5 170円 (1)
4=5 530円 (10)
2車単
2-4 2,470円 (12)
■ 着順

着 車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 2 坂口 楓華 26 愛 知 112 L1 12.2 差し
2 4 吉川 美穂 31 和歌山 120 L1 1 車身 12.2 マーク
3 5 石井 寛子 38 東 京 104 L1 3/4車身 12.5
4 7 柳原 真緒 26 福 井 114 L1 1 車身 12.4
5 3 久米 詩 24 静 岡 116 L1 1 車身 12.7 HB
6 6 山原 さくら 31 高 知 104 L1 1車身1/2 12.4
7 1 児玉 碧衣 28 福 岡 108 L1 3/4車輪 12.7
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