「黒字なのにナゼ?」維新の会が推進した大阪市営地下鉄民営化の闇(三橋貴明×室伏謙一)
naoya sano
大阪市営地下鉄の民営化の一番のきっかけは、大阪市営バスの「民営売り飛ばし構想」。しかし、赤字が続く市バスを引き受けるところがないため、「じゃ、地下鉄も(公設)民営化しよう」という話になった。しかしながら、大阪市交通局は、地下鉄とバスをセットで運営していた。地下鉄は全体的に見ると「大黒字」なので、バスの赤字分を補っても「(経常収支については)おつりが出ていた」。こんな運営のできる自治体はほかにないのに、橋下徹は、有無を言わさずに大阪市交通局を廃止した。今思うと、橋下がどうして、このような「愚かな決断をしたのか」、首をかしげるほかない。