体操 男子種目別 鉄棒 岡慎之助が金メダル パリオリンピック NHK 2024年8月6日 0時57分
パリオリンピック、体操の男子種目別、鉄棒でオリンピック初出場の20歳、岡慎之助選手が金メダルを獲得しました。岡選手は団体と個人総合、それに種目別平行棒に続いて今大会4つ目のメダル獲得です。
20歳の岡 今大会4つ目のメダル
体操の男子種目別、鉄棒の決勝は5日、予選を通過した8人の選手が出場し、1回の演技の得点で争われました。
予選5位の20歳、岡選手は高難度の手放し技をほとんどミスなく決めると、着地もしっかり止め、14.533の高得点をマークして金メダルを獲得しました。
岡選手は団体と個人総合と合わせて3つ目の金メダル、また、銅メダルを獲得した種目別平行棒に続いて今大会4つ目のメダルとなりました。
日本が1つの大会で団体と個人総合を合わせて3冠を達成したのは1972年、ミュンヘン大会の加藤澤男さん以来、52年ぶりです。
また日本は、前回の東京大会で金メダルを獲得した橋本大輝選手に続いて、この種目2連覇を果たしました。
一方、予選3位の杉野選手は冒頭にF難度の大技「ペガン」を決められず、その後も落下するミスが出て11.633の得点で7位でした。
銀メダルはコロンビアのアンヘル・バラハス選手で14.533、銅メダルは中国の張博恒選手と台湾の唐嘉鴻選手で、13.966でした。
岡「ミスなくやりきれた」
3つの金メダルを獲得した岡選手は「本当に最後まで何が起きるかわからない中で、ミスなくやりきれたのが金につながった。けがをしてからパリオリンピックの準備はしっかりとやってきたので、それが今回につながったと思う」と今大会最後となった種目別鉄棒の演技を振り返りました。
そして、3つの金メダルのなかで一番うれしかったのは、団体だと明かしたうえで、早くも4年後のロサンゼルス大会に向け「もっと強くなって、内村航平さんのように、常に勝ち続けられる選手になりたい」と笑顔で意気込みを話しました。
杉野「実力が足りなかった」
7位だった杉野選手は「悔しい気持ちが1番で、レベルアップに向けて取り組まないといけないと感じた最後の演技だった。目標にしてきた金メダルに向けて、しっかりと準備をしてきたが実力が足りなかった」と話し、悔しそうに振り返りました。
その上で「オリンピックは幸せで楽しくて、課題も残って悔しい思いもした。今後、金メダルに向けて何をやるべきか考えて頑張っていきたい」と話していました。
地元のパブリック・ビューイング会場は歓喜
岡選手を応援しようと出身地の岡山市でパブリック・ビューイングが行われ、相次ぐメダル獲得の快挙で会場は歓喜に包まれました。
岡山市の会場には5日夜、岡選手の母親の八千代さんやかつて所属した地元の体操クラブの生徒などおよそ100人が集まり「目指せ金メダル」と書かれたうちわなどを手に演技を見守りました。
そして、平行棒で岡選手が最後に登場し銅メダル獲得が決まると、一斉に歓声があがりました。
その後、子どもたちが「慎ちゃんがんばれ」と声援を送るなか、岡選手の鉄棒の演技が始まりました。
会場に集まった人たちは、演技中は静かにテレビ画面を見つめていましたが、岡選手がミスなく着地を決めると、ひときわ大きな歓声があがりました。
そして、今大会3つ目となる金メダルが確定した瞬間には、全員立ち上がって喜びを分かち合っていました。
母親の八千代さんは、息子が今大会で4つのメダルを獲得したことについて「本当に信じられない気持ちです。帰ってきたらよく頑張ったねと声をかけてあげたいです」と話していました。
体操クラブに通う中学2年生の男子生徒は「慎之助くんみたいな選手になって、みんなに夢を与えられるようになりたいです」と話していました。
東京・新橋では号外も
また、東京・新橋では5日午後10時半ごろから号外が配られ、受け取った50代の会社員の男性は「3つ目の金メダル獲得という大活躍ですばらしい快挙だと思います。日本人としてうれしいですし、とても誇らしく思います」と話していました。
20代の教員の男性は「岡選手の活躍ぶりは同世代として頼もしいですし、努力を積み重ねれば世界と戦えて結果を出すことができると示してくれて励みになります」と話していました。
また40代の会社員の女性は「岡選手の体操は足先が伸びて着地もしっかり止まり、とてもきれいだと思います。4年後も活躍してぜひ金メダルを取ってほしいです」と話していました。
パリオリンピック、体操の男子種目別、鉄棒でオリンピック初出場の20歳、岡慎之助選手が金メダルを獲得しました。岡選手は団体と個人総合、それに種目別平行棒に続いて今大会4つ目のメダル獲得です。
20歳の岡 今大会4つ目のメダル
体操の男子種目別、鉄棒の決勝は5日、予選を通過した8人の選手が出場し、1回の演技の得点で争われました。
予選5位の20歳、岡選手は高難度の手放し技をほとんどミスなく決めると、着地もしっかり止め、14.533の高得点をマークして金メダルを獲得しました。
岡選手は団体と個人総合と合わせて3つ目の金メダル、また、銅メダルを獲得した種目別平行棒に続いて今大会4つ目のメダルとなりました。
日本が1つの大会で団体と個人総合を合わせて3冠を達成したのは1972年、ミュンヘン大会の加藤澤男さん以来、52年ぶりです。
また日本は、前回の東京大会で金メダルを獲得した橋本大輝選手に続いて、この種目2連覇を果たしました。
一方、予選3位の杉野選手は冒頭にF難度の大技「ペガン」を決められず、その後も落下するミスが出て11.633の得点で7位でした。
銀メダルはコロンビアのアンヘル・バラハス選手で14.533、銅メダルは中国の張博恒選手と台湾の唐嘉鴻選手で、13.966でした。
岡「ミスなくやりきれた」
3つの金メダルを獲得した岡選手は「本当に最後まで何が起きるかわからない中で、ミスなくやりきれたのが金につながった。けがをしてからパリオリンピックの準備はしっかりとやってきたので、それが今回につながったと思う」と今大会最後となった種目別鉄棒の演技を振り返りました。
そして、3つの金メダルのなかで一番うれしかったのは、団体だと明かしたうえで、早くも4年後のロサンゼルス大会に向け「もっと強くなって、内村航平さんのように、常に勝ち続けられる選手になりたい」と笑顔で意気込みを話しました。
杉野「実力が足りなかった」
7位だった杉野選手は「悔しい気持ちが1番で、レベルアップに向けて取り組まないといけないと感じた最後の演技だった。目標にしてきた金メダルに向けて、しっかりと準備をしてきたが実力が足りなかった」と話し、悔しそうに振り返りました。
その上で「オリンピックは幸せで楽しくて、課題も残って悔しい思いもした。今後、金メダルに向けて何をやるべきか考えて頑張っていきたい」と話していました。
地元のパブリック・ビューイング会場は歓喜
岡選手を応援しようと出身地の岡山市でパブリック・ビューイングが行われ、相次ぐメダル獲得の快挙で会場は歓喜に包まれました。
岡山市の会場には5日夜、岡選手の母親の八千代さんやかつて所属した地元の体操クラブの生徒などおよそ100人が集まり「目指せ金メダル」と書かれたうちわなどを手に演技を見守りました。
そして、平行棒で岡選手が最後に登場し銅メダル獲得が決まると、一斉に歓声があがりました。
その後、子どもたちが「慎ちゃんがんばれ」と声援を送るなか、岡選手の鉄棒の演技が始まりました。
会場に集まった人たちは、演技中は静かにテレビ画面を見つめていましたが、岡選手がミスなく着地を決めると、ひときわ大きな歓声があがりました。
そして、今大会3つ目となる金メダルが確定した瞬間には、全員立ち上がって喜びを分かち合っていました。
母親の八千代さんは、息子が今大会で4つのメダルを獲得したことについて「本当に信じられない気持ちです。帰ってきたらよく頑張ったねと声をかけてあげたいです」と話していました。
体操クラブに通う中学2年生の男子生徒は「慎之助くんみたいな選手になって、みんなに夢を与えられるようになりたいです」と話していました。
東京・新橋では号外も
また、東京・新橋では5日午後10時半ごろから号外が配られ、受け取った50代の会社員の男性は「3つ目の金メダル獲得という大活躍ですばらしい快挙だと思います。日本人としてうれしいですし、とても誇らしく思います」と話していました。
20代の教員の男性は「岡選手の活躍ぶりは同世代として頼もしいですし、努力を積み重ねれば世界と戦えて結果を出すことができると示してくれて励みになります」と話していました。
また40代の会社員の女性は「岡選手の体操は足先が伸びて着地もしっかり止まり、とてもきれいだと思います。4年後も活躍してぜひ金メダルを取ってほしいです」と話していました。