インド南部ケララ州ワヤナド地区で行われている捜索・救助活動の様子(2024年7月31日撮影)。(c)Idrees MOHAMMED / AFP
インド南部の土砂崩れ 死者150人以上に さらに増えるおそれ NHK 2024年7月31日 18時55分
モンスーンと呼ばれる雨季に入っているインド南部で30日発生した大規模な土砂崩れで、これまでに150人以上の死亡が確認されました。現地では、今も多くの人たちが倒壊した住宅などに取り残されているとみられ、犠牲者がさらに増えるおそれがあります。
インド南部ケララ州の山あいの地域では、降り続いた大雨の影響で30日の明け方にかけて、複数の場所で大規模な土砂崩れが発生しました。
現地の当局者は、これまでに150人以上の死亡が確認されたと発表しましたが、地元の主要メディアは今も多くの人たちが倒壊した住宅などに取り残されていると伝えていて、犠牲者がさらに増えるおそれがあります。
現地からの映像では、大量の土砂や流木が住宅や建物に流れ込み、軍や警察などが捜索活動を続けている様子が確認できます。
インドでは、モンスーンと呼ばれる雨季にあたるこの時期、毎年、各地で大雨による被害が相次いでいて、去年8月には北部ヒマチャル・プラデシュ州で洪水や土砂崩れによって50人以上が死亡しました。