公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

ソウルで日本人の女3人が売春の疑い

2024-05-12 12:02:35 | その他
ソウルで日本人の女3人が売春の疑い、韓国警察が摘発…観光と偽って入国し韓国人の男らがネット誘客 読売新聞 2024/05/11 17:16

 【ソウル=小池和樹】韓国警察は11日、ソウル市内のホテルで売春した疑いなどで20歳代の日本人の女3人を摘発したと明らかにした。韓国メディアは日本人女性の組織的な売春の摘発は初めてと伝えている。

警察によると、摘発日は9日。日本人の女3人のほか、売春をあっせんした疑いで20~30歳代の韓国人の男4人も摘発した。当日に押収した売り上げは計475万ウォン(約54万円)。女3人は5月初旬に韓国に入国したという。

 韓国紙・朝鮮日報(電子版)によると、女らは観光目的と偽って入国。ソウルの繁華街・ 江南カンナム のホテルで摘発されたという。韓国人の男らがインターネット上で客を募り、女らは客から現金を受け取っていた。韓国人の男らは昨年末から客を募っていたという。警察は、ほかにも日本人10人以上が韓国で売春したとみて行方を追っているという。

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平山綾拳が事件前に購入した電気コードが夫婦の殺害に使われたか

2024-05-12 12:01:00 | その他
©読売新聞



那須2遺体、電気コードで絞殺か…平山綾拳容疑者が事件前に購入し実行役に渡す 読売新聞 2024/05/12 05:00

栃木県那須町の河川敷で東京都内の夫婦の遺体が見つかった事件で、警視庁は11日、死体損壊容疑で逮捕した男6人のうち、仲介役の建設業平山 綾拳りょうけん 容疑者(25)(埼玉県越谷市花田)を夫婦に対する殺人容疑で再逮捕した。警視庁は、遺体の状況などから、平山容疑者が事件前に購入した電気コードが夫婦の殺害に使われたとみている。

発表によると、平山容疑者は他の5人と共謀し、4月15日深夜~16日未明、品川区東五反田の空き家1階の車庫で、千代田区外神田の飲食店経営宝島龍太郎さん(55)と妻幸子さん(56)の首を絞めるなどして殺害した疑い。夫婦の遺体は16日朝、那須町伊王野の河川敷で焼けた状態で発見された。司法解剖の結果、死因はいずれも窒息だった。

 捜査関係者によると、平山容疑者は知人の住所・職業不詳佐々木光容疑者(28)から夫婦の殺害と遺体の処分を指示され、事件前の13~14日、埼玉県や都内でガソリンや着火剤などのほか、凶器とみられる電気コードを購入していた。15日夜、品川区平塚のコンビニ店で実行役の男2人と合流し、車やこれらの道具を渡していた。

 防犯カメラの解析から、実行役2人は平山容疑者の車で殺害現場の空き家から那須町の遺体発見現場に移動したとみられ、車内からは電気コードのほか幸子さんの血が付いたハンマーが見つかった。幸子さんは頭部を骨折しており、警視庁は首を絞められ、ハンマーでも殴られたとみている。

平山綾拳容疑者(4月22日、東京都品川区で) 
 平山容疑者は調べに、「(佐々木容疑者から)4月初旬、夫婦を殺害して遺体を焼くか埋めるよう指示された」と供述。事件後に千数百万円を受け取り、実行役2人に250万円ずつ渡したとも説明している。平山容疑者の関係先からは約700万円が押収された。

 警視庁は、宝島さん夫婦が経営する会社のマネジャーで、夫婦の長女と内縁関係にある会社役員関根 誠端せいは 容疑者(32)(世田谷区等々力)が事件を主導したとみて捜査。他の5人についても今後、殺人容疑で捜査する。

 東京地検は11日、平山容疑者の死体損壊容疑について、処分保留とした。

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東京農業大学は生命科学系学部の設置が遅れたのが痛い。この分野の研究は京都産業大学が一歩抜きんでている。

2024-05-12 12:00:23 | 大学受験
「農業」が足かせになっている? 東京農業大学を拡張する。

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毎年続出!愛知大学に落ちて関関同立に合格!? → 3:57 京産に落ちて同志社合格、という事例も毎年起きてるようだし。

2024-05-12 08:28:03 | 大学受験
毎年続出!愛知大学に落ちて関関同立に合格!?



@naoyasano8695

3:57 近大に落ちて関西、関西学院、立命館に合格する、という事例は、もはや誰も驚かなくなっているので、それと似たようなことが起こってるのかもしれない。京産に落ちて同志社合格、という事例も毎年起きてるようだし。

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北朝鮮:2024年5/10 金正恩立ち会いのもと、ロケット砲の発射実験を実施

2024-05-12 08:27:08 | 政治経済問題
北朝鮮 ロケット砲発射実験 軍需企業で生産 ロシア輸出念頭か 2024年5月11日 8時58分

北朝鮮は、キム・ジョンウン(金正恩)総書記の立ち会いのもと、ロケット砲の発射実験を10日に実施したと発表しました。砲弾は新たに設立した軍需企業で生産したとされ、韓国メディアはロシアへの武器輸出も念頭にした動きだとの見方を伝えています。

11日付けの北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、キム・ジョンウン総書記の立ち会いのもと、240ミリ口径の多連装ロケット砲の発射実験を10日に実施したと伝えました。

このロケット砲は、自動発射システムが導入された改良版だとしていて、8発すべてが目標に命中したとしています。

そのうえで、ことしから再来年までの間に軍に配備されるということです。

ロケット砲の砲弾は、軍需品の輸出も担う「第2経済委員会」の傘下に、新たに設立された軍需企業「国防工業企業所」で生産されたということです。

キム総書記は、砲弾の生産を最高水準に引き上げ、「国防経済事業」にさらに拍車をかけるよう指示しました。

「国防経済事業」について韓国統一省は去年、武器輸出などを念頭に置いた表現だと指摘していて、韓国の通信社、連合ニュースはウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアへの輸出を通じて「経済的利益を得るねらいもある」という見方を伝えています。

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千葉県と千葉市の教育委員会:奨学金の返済を全額肩代わりする制度などを新たに設けて志願者を募集したところ問い合わせが殺到

2024-05-12 08:26:44 | 大学受験
「奨学金返済肩代わり」で教員募集 問い合わせ殺到 千葉 NHK 2024年5月11日 7時38分

教員の人材確保のため、千葉県と千葉市の教育委員会は、奨学金の返済を全額肩代わりする制度などを新たに設けて志願者を募集したところ問い合わせが殺到し、受け付けの期間を急きょ、延長することになりました。

千葉県と千葉市の教育委員会は、今年度に行う公立の小中学校などの教員採用試験を前に、先月はじめから志願者を募集しています。

今年度の募集にあたっては優秀な人材を確保しようと、▽大学生や短期大学生の奨学金の返済を全額肩代わりする制度を始めたほか、▽県立高校で一定の課程を修了した学生向けの地域枠や、▽一度離職した元教員を対象とした試験制度などを新たに設けました。

その結果、制度を受けられる条件や応募の方法などについて問い合わせが殺到し、今月に入ってからは多い日で1日100件ほどの電話が寄せられ対応が追いついていないということです。

こうした状況を受けて教育委員会は、10日までとしていた志願者の受け付けを、13日まで延長する対応を取ることになりました。

千葉県教育委員会は「想定以上に反響があり、受け付け期間の延長は異例だ。問い合わせにしっかり対応し、志願者が不安なく受験できるようにしたい」としています。

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スウェーデン・マルメで大規模な抗議活動が繰り広げられ厳戒態勢:「ユーロビジョン・ソングコンテスト」にイスラエルの歌手、エデン・ゴラン出演

2024-05-12 08:26:18 | イスラエルVSハマス
欧州の歌謡祭 イスラエルの歌手出場めぐり抗議活動で厳戒態勢 | NHK 2024年5月11日 6時53分

北欧のスウェーデンで開かれているヨーロッパ最大の歌謡祭で、パレスチナのガザ地区への侵攻を続けるイスラエルの歌手の出場をめぐり大規模な抗議活動が繰り広げられ厳戒態勢がとられています。

ヨーロッパなどから各国の歌手が出場する「ユーロビジョン・ソングコンテスト」はことし、スウェーデン南部のマルメで開かれています。

この催しにイスラエルの歌手、エデン・ゴランさん(20)が出場していることをめぐり、現地では環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんなどガザ侵攻に反対する数千人規模の人たちが集まりました。

参加者は「イスラエルの罪を隠すためにユーロビジョンを利用するな」と書かれた横断幕を掲げて行進するなど抗議していました。

参加した女性は「主催者はウクライナに軍事侵攻したロシアの出場を認めていないようにイスラエルも失格にするべきだ。この催しは政治的なものではないという説明はうそだ」と訴えていました。

こうした中、ゴランさんは26か国の代表による11日の決勝への進出を決め、会見で「このステージに立てるのは本当に光栄だし、誇りを持ってイスラエルを代表し、決勝に進めたことは信じられない」と述べました。

ゴランさんの出場をめぐっては、イスラエルのネタニヤフ首相が動画の応援メッセージを公開したことも反発を招いていて、警備当局は抗議活動がさらに激しくなる可能性もあると見て、厳戒態勢をとっています。

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サッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」:2024年5/11の試合中、バックスタンド側の屋根の下に設置されていたステンレス製の棒が、およそ40メートルの高さから観客席に落下

2024-05-12 08:25:55 | スポーツ
広島 新スタジアムで試合中 観客席に70kgの棒落下 けが人なし NHK 2024年5月11日 20時31分

11日午後、広島市の新しいサッカースタジアムで行われていたサッカー女子の国内リーグ、WEリーグの試合中に、高さおよそ40メートルのところにあった重さ70キロのステンレス製の棒が観客席に落下しました。周囲に観客はおらず、けが人はいませんでした。

11日午後3時すぎ、広島市中区のサッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」で行われていた、WEリーグのサンフレッチェ広島レジーナと大宮アルディージャVENTUSの試合中、バックスタンド側の屋根の下に設置されていたステンレス製の棒が、およそ40メートルの高さから観客席に落下しました。

スタジアムの指定管理者のサンフレッチェ広島によりますと、落下した棒は長さが15メートル、重さが70キロあり、リーグやチームなどの旗4枚が掲げられていたということです。

スタジアムには3400人余りの観客がいましたが、棒が落下したバックスタンド側の席には観客を入れておらず、けがをした人はいませんでした。

試合の後半4分ごろ、棒がワイヤーとともに落ちて「ガシャン」という音がすると、プレー中の選手も驚いた様子を見せていましたが、試合はそのまま続けられました。

スタジアムは、ことし2月に開業したばかりで、サンフレッチェ広島ではスタジアムを所有する広島市などと落下の原因を調べています。

5月15日に予定されているJリーグの試合は、同じ場所に旗を掲げないなどの対応を取って開催するということです。

観客 “びっくりした”
親子で観戦していたという男性は「落ちる音は聞こえました。こんなことは初めてで、上から来たら、たぶんよけられないと思います」と話していました。

男性の息子は「落ちてくると思っていなかったので、びっくりしました。バックスタンドが開放されていなくてよかったです。けが人が出たらどうしようもないので、再発防止に努めてもらえたらと思います」と話していました。

新スタジアムで行われるJ1のサンフレッチェ広島の試合は、開幕から満員が続いていて、家族で観戦していた女性は「工事現場のような、何かが落ちるような音が聞こえました。観客が多い男子の試合だったら大変だったと思います」と話していました。

サンフレッチェ広島 社長 “市と原因究明を急いでいる”
スタジアムの指定管理者、サンフレッチェ広島の仙田信吾社長は「スタジアムの所有者の広島市とともに原因究明を急いでいる。起こしてはいけないことなので、再発防止のために対策を徹底しないといけない」と話していました。

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「ロシア軍はベルゴロド州との国境からウクライナ軍を押し返し、ハルキウ市を砲撃の射程内に収めるために部隊の進軍を目指す可能性が高い」

2024-05-12 08:25:10 | ウクライナ紛争
【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(5月11日の動き) NHK 2024年5月11日 21時22分

ゼレンスキー大統領 ロシア軍の攻撃 “事前に察知”
ゼレンスキー大統領は記者会見で「ロシアがこの方面で新たな攻勢を始めた。ウクライナは軍の部隊や大砲などで対抗した」と述べ、ロシア軍の攻撃を事前に察知して準備を整えていたと強調しました。

首都キーウの外交筋によりますと、ロシア軍のハルキウ州内への侵入は、おととし9月にウクライナ軍が州のほぼ全域をロシアから奪還して以降、初めてとみられるということです。

ロシア軍のハルキウ州侵入 “緩衝地帯の構築がねらいか”
ウクライナ東部のハルキウ州にロシア軍が北から国境を越えて侵入し、ウクライナ軍の参謀本部はNHKの取材に対し、ロシア軍の規模からすると第2の都市ハルキウの掌握ではなく、ウクライナ側からの砲撃などを防ぐための緩衝地帯の構築だという見方を示しました。

ハルキウ州の知事は10日、SNSでロシアとの国境に近い地域がロシア軍の大規模な砲撃を受け、2人が死亡するなどの被害が出たとした上で「敵はハルキウ州北部で新たな段階の作戦を開始した」と指摘しました。

この攻撃について、ウクライナ軍の参謀本部はNHKの取材に対し、ロシア軍の地上部隊が北から国境を越えてハルキウ州におよそ1キロ侵入したと明らかにしました。

その上で、今回のロシア軍の規模からすると、ねらいは第2の都市ハルキウの掌握ではなく、ウクライナからロシア領内への砲撃などを防ぐために、国境から10キロ程度の幅の緩衝地帯を設けることではないかとの見方を示しました。

ハルキウ州北部で「戦術的な足場」確保の見方も
アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は10日の分析で今回の作戦でロシア軍がハルキウ州北部で「戦術的な足場」を確保したという見方を示し「ロシア軍はベルゴロド州との国境からウクライナ軍を押し返し、ハルキウ市を砲撃の射程内に収めるために部隊の進軍を目指す可能性が高い」と分析しています。

一方で「ロシア軍がハルキウ市を包囲し、占領するための全面攻撃を直ちに行うことは意味しない」としていてロシア軍がウクライナ東部の他の前線で進軍をねらううえで、ハルキウ州にウクライナ軍の部隊を引きつけさせる思惑もあると指摘しています。


米 軍事支援急ぐ考え
アメリカ・ホワイトハウスのカービー大統領補佐官は10日、記者団に対し、ウクライナ軍と同様の見方を示し「ロシアは国境沿いに緩衝地帯を構築しようと、今後、数週間で砲撃を激化させ、追加の部隊を投入する可能性がある」と指摘しました。

その上でウクライナに対して、およそ4億ドル、日本円にしておよそ620億円相当の軍事支援を新たに決定したとしています。

具体的には、アメリカ軍が備蓄している防空システム「パトリオット」のミサイルや砲弾などが含まれるということで、カービー補佐官は供与を急ぐ考えを示しました。

さらにカービー補佐官はロシア軍が防衛線を大幅に突破することはないとの見方も示し、「時間がたてばアメリカの支援が入り、ウクライナは2024年を通じて攻撃に耐えることができるようになるだろう」と述べました。

米 高機動ロケット砲システムも売却へ
およそ4億ドルの軍事支援とは別にアメリカ政府は10日、ウクライナに対し、高機動ロケット砲システム=ハイマース3基など、総額3000万ドル、日本円にしておよそ46億円相当の武器の売却を決め、議会に通知したと明らかにしました。

売却代金は、ドイツ政府がウクライナ政府の代わりに、負担するとしています。

ハイマースは、軍事車両にロケット弾の発射システムを搭載した兵器で、機動性と精密な攻撃力を兼ね備えているとされます。

アメリカ政府は、声明で「ウクライナの防衛力を高めることができる」としていて、ロシア軍がウクライナ東部ハルキウ州で攻撃を仕掛ける中、ウクライナへの軍事支援を急いでいます。

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「磁気嵐」が起きているような状況では、オーロラが活発に見られるようになります。

2024-05-12 08:23:43 | 災害情報
通信衛星やGPSなどに影響のおそれも オーロラ観測には期待 NHK 2024年5月11日 23時26分

今月8日から10日までにあわせて6回発生している「太陽フレア」と呼ばれる太陽表面の巨大な爆発現象が新たに11日も発生しました。
情報通信研究機構によりますと、大規模な「太陽フレア」が72時間で7回発生するのは観測史上初めてで、今後、数日にわたって通信衛星やGPSなどに影響が出るおそれがあり、注意を呼びかけています。

情報通信研究機構によりますと、今月8日から10日午後4時ごろまでに「太陽フレア」と呼ばれる太陽表面での爆発現象の中でも最大クラスに分類される巨大な爆発が6回にわたって発生しました。

さらに、11日午前10時半ごろ、これまでで最も規模の大きい新たな「太陽フレア」の発生が確認されました。

大規模な「太陽フレア」が72時間で7回発生したのは観測史上初めてだということです。

この「太陽フレア」によって、陽子などの電気を帯びた粒子が大量に放出されていて、地球の磁場が乱れる「磁気嵐」が発生し、日本でも北海道などで「オーロラ」とみられる現象が確認されているということです。

これまでのところ大規模な通信障害などは確認されていないということですが、今後、数日間は通信衛星などの人工衛星やGPSの位置情報、それに短波の無線通信などに影響が出るおそれがあるとしています。

情報通信研究機構宇宙環境研究室の津川卓也 室長は「予想していたよりも大きな磁気嵐が観測されているが人体に影響が出るほどではなく、通常の携帯電話の通信などには影響しないとみられる。一方で、高精度のGPSの利用や一部の無線通信などには影響が出るおそれがあるので、引き続き、数日は注意してほしい」と話しています。

予想される磁気嵐の大きさ 5段階で上から2番目
NOAA=アメリカ海洋大気局が10日に発表した情報によりますと、予想される磁気嵐の大きさは5段階中、上から2番目で、おおむね日本時間の11日から13日にかけて起きる可能性があるということです。

太陽はおよそ11年の周期で活動が活発になったり弱まったりすることが知られ、ことしは活発な時期にあたることから、NOAAは今後も今回のような現象が起きる可能性があるとしています。

日本でも『磁気嵐』観測
磁気嵐は日本でも観測されました。茨城県石岡市にある地磁気観測所が発表しました。

「磁気嵐」は11日午前2時5分から始まり、午後6時の時点でも続いているということです。

この間に観測された地磁気の変動幅は、最大で500ナノテスラを超え通常の1日の(50ナノテスラ)10倍を上回りました。

石岡市の観測所で500ナノテスラを超えたのは1991年3月以来で、変動幅としては、1924年に観測を始めて以降9番目の大きさです。

「磁気嵐」が起きると、通信などの障害が起きるおそれがありますが、影響の程度については現時点で不明だとしています。

11日も「太陽フレア」が発生したという情報があることから、「磁気嵐」は今後数日は続く見通しだということで、地磁気観測所は注意深く監視していくとしています。

北海道積丹町でオーロラか
北海道積丹町では11日夜、オーロラとみられる画像が撮影されました。写真家の稲蔭一道さんによりますと、町内の美国漁港では午後8時20分ごろから10分程度、真北の空の一部が赤紫色に光る様子がカメラで撮影でき、このうち数分間は肉眼でも見ることができたということです。

稲蔭さんはこれまでにアメリカ・アラスカ州でオーロラを撮影した経験があり「まさか日本でも見られるとは思っていなかったので感慨深いです。いわゆる“光のカーテン”とは違って空が焼けて色がついたような感じでしたがとても感動しました」と話していました。

北海道遠別町でもオーロラとみられる写真
11日夜、北海道遠別町でもオーロラとみられる写真が撮影されました。

遠別町に住む木川晶文さんは日没前から町内の海岸に三脚を立ててカメラでオーロラの撮影を行いました。

肉眼では確認することができなかったものの、撮影した画像には午後8時30分ごろから10分程度の間に、北の空が赤く染まる様子や光の柱のように見えるものが写っていたということです。

木川さんは「まさか北海道でオーロラのような光が見られるとは思っていませんでした。カメラを通して初めて見ることができ、本当に驚いたと同時に、きれいに写っていたことに感動しました」と話していました。

輪島市でピンクや紫に輝く夜空を撮影
NHKのカメラマンが11日午後9時半ごろ、石川県輪島市の輪島港の近くで北の方角の空を静止画で撮影しました。

すると、肉眼では確認できなかったピンク色や紫色に輝いている夜空の画像が撮影できたということです。

一方、別の方角の空を撮影しても同じような輝きはありませんでした。
この画像がオーロラを捉えているのかどうかは確認できていません。

【詳しく解説】太陽フレアとは?
「太陽フレア」とは太陽の表面で起きる巨大な爆発現象のことです。

「太陽フレア」のエネルギーはすさまじく、1度の大規模な「太陽フレア」で人類が使う電力の数十万年分に相当するほどです。

規模に応じて小さいものから順にA、B、C、M、Xの大きく5段階のクラスに分けられていて、今月8日から10日にかけてはXクラスのフレアが6回発生しました。

「太陽フレア」が起きるとガスや高エネルギーの粒子などが大量に放出され、早いものだと8分間で、遅くとも数日の間に1億5000万キロ離れた地球に届き、その際、地球を覆っている磁場に作用して地球の磁気を弱めることで地上では「磁気嵐」が観測されます。

爆発の規模が大きい場合は、通信衛星などの人工衛星やGPSの位置情報、短波の無線通信などに影響が出るほか、国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士や高い高度を飛行する航空機が被ばくするリスクもあります。

2022年2月にはアメリカのスペースX社が高速インターネット接続サービス、「スターリンク」に使う衛星49基を打ち上げましたが、約8割の40基が失われたと発表されていて、この時は中規模の太陽フレアの発生が影響したと考えられています。

情報通信研究機構によりますと、今回の太陽フレアについては人体の被ばくや携帯電話の通信・測位には影響はないとしていますが、高精度のGPSの利用や一部の無線通信などには影響が出るおそれがあるため、引き続き、数日は注意してほしいとしています。

「磁気嵐」でオーロラが活発に見られるように
一方で、この「磁気嵐」が起きているような状況では、オーロラが活発に見られるようになります。

オーロラは、地球の周辺を飛び交う高エネルギーの粒子が地球の磁力によって引き寄せられ、大気とぶつかったときに光を放つ現象で、通常は北極や南極など緯度の高い地域でしか見ることができません。

しかし、「太陽フレア」によって「磁気嵐」が発生すると、オーロラの活動領域が広がり、緯度が低い地域でも観測できる可能性があります。

各地でオーロラ観測
実際に、10日から11日にかけて、各地でふだんより低い緯度でオーロラが相次いで観測されました。

このうち、スイス西部のレマン湖周辺で11日未明に撮影された映像にはピンクや紫、それに緑色のオーロラが夜空を彩る様子が写っています。

イギリス、ドイツ、アメリカでも
また、イギリス中部のノッティンガムで10日から11日にかけて撮影された映像では、日没後、まちの上空に緑色のオーロラがあらわれたあと、徐々にピンク色の光を放つようになり、幻想的な光のカーテンが夜空を包み込んでいく様子が確認できます。

このほか、ドイツ中部のチューリンゲン州やアメリカの中西部ミネソタ州などでも観測されています。

日本でも観測に期待 北海道の天文台には人が集まる
日本でもオーロラ観測に期待が集まっています。

北海道陸別町にある「銀河の森天文台」には、オーロラの観測を期待する人たちが集まりました。

天文台によりますと、陸別町は北の方向に市街地がないことなどから観測に適していて、去年12月には20年ぶりに肉眼でオーロラが観測されています。

釧路市から訪れた30代の女性は、「きょうは陸別町でもオーロラが見られそうだと聞いたのでとても楽しみです。きれいなオーロラが見てみたいです」と話していました。

帯広市から訪れた17歳の男性は「次はいつオーロラが見られるかわからないので、時間がある高校生のうちに見ておきたいと思って来ました」と話していました。

天文台「オーロラ見られる可能性は十分にある」
「銀河の森天文台」の中島克仁さんは、「肉眼ではっきりと見られるオーロラが観測できる可能性は十分あると思います。暗くなってから北の方角の空を注目してください」と話していました。

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国連総会 パレスチナの国連加盟を支持する決議案 採択:米 イスラエルに供与の武器「国際人道法に矛盾する形で使用」:ハマスのヤヒヤ・シンワルはラファに潜伏していない

2024-05-12 08:23:22 | イスラエルVSハマス
ヤヒヤ・シンワル



【詳細】イスラエル・パレスチナ・中東情勢(5月11日) NHK 2024年5月11日 21時03分

パレスチナのガザ地区での戦闘休止をめぐるイスラエルとイスラム組織ハマスの交渉に進展が見られない中、イスラエルの戦時内閣は南部ラファでの作戦の拡大を決めたと地元メディアなどが報じました。ラファでは多くの住民がさらなる避難を強いられ、人道危機の深まりが懸念されています。

イスラエル軍 掃討作戦で数十人殺害と主張
イスラエルとハマスは、ガザ地区での戦闘休止と人質解放に向け仲介国のエジプトで交渉を続けていましたが、大きな進展が見られないまま、双方の交渉団はエジプトを離れました。

こうした中、イスラエル軍は100万人以上の住民が身を寄せている南部ラファでの作戦を続けていて、10日はラファの東側でハマスを対象にした掃討作戦を行い、数十人を殺害したと主張しました。

さらに地元メディアなどは、イスラエルの戦時内閣がラファでの作戦の拡大を決めたと報じました。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、市内の病院に入院している患者も避難を強いられているほか、イスラエル軍が掌握しているエジプトとの境界の検問所から今月5日以降、支援物資の搬入が許可されず、食料や医薬品の不足が深刻になっていると伝えています。

アメリカのバイデン大統領がラファへの大規模な地上作戦を行えば砲弾などの武器を供与しないと警告する中でも、イスラエル側は強硬姿勢を崩しておらず、人道危機の深まりが懸念されています。

国連総会 パレスチナの国連加盟を支持する決議案 採択
国連総会でパレスチナの国連加盟を支持する決議案の採決が日本時間の11日午前0時半ごろ行われ、
▽日本を含む143か国が賛成
▽イギリスなど25か国が棄権
▽反対はアメリカやイスラエルなど9か国にとどまり、
決議は圧倒的多数の賛成で採択されました。

国連への加盟には安全保障理事会による勧告決議が必要であることから、現時点でパレスチナの加盟が実現する見通しは立っていませんが、総会で140を超える国が加盟を支持したことで、イスラエルとそれを擁護するアメリカの孤立が際立った形です。


地上作戦への不安から多くの住民が避難
ガザ地区南部ラファでは、イスラエル軍が大規模な地上作戦を行うのではないかとの不安から、多くの住民が避難を始めています。

NHKガザ事務所のサラーム・アブタホンカメラマンが10日、ラファ市内で撮影した映像には、車やロバの荷車に家財道具を載せて避難をする人たちの様子が写っています。車いすに荷物を載せて徒歩で避難している人の姿もありました。

現地ではイスラエル軍から退避を通告されたラファ東部の住民だけでなく、市の中心部の住民のなかにも避難を始める動きが出ていて、多くの人がラファの西部やラファよりも北の地域に向かっているということです。

避難を始めた男性は「きょうも午前1時から砲撃などの音がやみませんでした。住民たちはラファへの侵攻を恐れて、すでに避難したり避難する準備をしたりしています」と話していました。

イスラエル軍がラファでの限定的な地上作戦や空爆を続けるなか、UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関は10日、これまでに推計で11万人がラファから避難したと発表していて、さらに多くの人が避難を強いられることが懸念されています。

国連「ガザ地区に5日間支援物資が入らず」
こうした中、ユニセフ=国連児童基金は10日、ラファから担当者がオンラインで会見を行い「ガザ地区には5日間、燃料や支援物資が搬入されていない」と訴え、人道支援活動が停止するおそれがあると明らかにしました。

また、OCHA=国連人道問題調整事務所やWFP=世界食糧計画によりますと、国連が提携しているガザ地区南部の12のパンの販売店のうち燃料や在庫の不足で8か所が閉鎖し、残る販売店も13日には在庫が尽きるとしています。

さらにWFPなどが配布する食料も11日には底をつく可能性があると警告していて、人道状況のさらなる悪化が懸念されています。

アメリカ・ホワイトハウスのカービー大統領補佐官は10日、イスラエルに対し、人道支援物資の搬入ができなくなり、人々がさらに苦しんでいるとして一刻も早く検問所を開放するよう求めました。

また、イスラエル軍がラファへの攻撃を続けていることについて限定的な作戦だという認識を示した一方で、「われわれは懸念を持ちながら見ている。罪のない人々の命を今以上に危険にさらすことがないように慎重かつ正確であるよう強く求める」と述べました。

米 イスラエルに供与の武器「国際人道法に矛盾する形で使用」
アメリカのバイデン政権は、イスラエルのガザ地区への攻撃をめぐり、イスラエルに供与した武器が「国際人道法に矛盾するかたちで使用されたと評価するのが妥当だ」とする報告書をまとめました。

報告書は、去年1月からことし4月までの間に起きた攻撃について、イスラエルやアメリカの情報機関などの情報をもとに分析し、10日、バイデン政権が連邦議会に提出しました。

この中では、アメリカが供与した武器について「国際人道法の義務や民間人の被害を軽減するための最良の方法に矛盾するかたちでイスラエルの治安部隊によって使用されたと評価することが妥当である」と指摘しています。

ただ、十分な証拠を集めることが難しいことから、現時点で、国際人道法に違反したと結論づけることはできないとして引き続き調査を行うとしています。

アメリカがイスラエルと交わした覚書では国際人道法への違反が確認された場合、武器の供与の見直しなどの措置をとるとされていることから注目が集まっていました。

バイデン大統領は、イスラエルがガザ地区南部ラファへの大規模な地上作戦を行った場合、砲弾などの武器を供与しない考えを示していて、武器の供与をめぐるアメリカの対応が焦点の1つとなっています。

“指導者 ラファに潜伏していない” 作戦の意義問われる可能性も
ガザ地区での作戦を続けるイスラエル軍は11日、100万人以上の住民が身を寄せる南部ラファで、中心部などの住民に退避を求める新たな通告を出し、攻撃の範囲を拡大する構えを見せています。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、イスラエル軍がラファの東側などを空と地上から攻撃し、市民に犠牲者が出ていると伝えています。

こうした中、イスラエルのメディア「タイムズ・オブ・イスラエル」は11日、複数の当局者の話として、イスラム組織ハマスのガザ地区トップ、ヤヒヤ・シンワル指導者はラファに潜伏していないと伝えました。

現在の潜伏先は特定できていないものの、ラファから8キロほど北のハンユニス周辺の地下トンネルにいるという情報機関の分析があるとも伝えています。

イスラエルはこれまで、シンワル指導者が去年10月7日のハマスによる大規模な奇襲攻撃の首謀者だとして、その殺害を軍事作戦の主要な目標に掲げてきました。

ラファでも精密なテロ掃討作戦を行っていると主張していますが、攻撃の拡大によって住民のさらなる犠牲は避けられず、イスラエル軍の作戦の意義が問われる可能性もあります。

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アイスランドの噴火から5か月 → 2024年5月上旬現在約3700人が避難生活

2024-05-12 05:00:37 | 災害情報

アイスランドの噴火から5か月 今も約3700人が避難生活 NHK 2024年5月11日 20時41分

およそ30の活火山があり、世界でも有数の火山国として知られる北欧のアイスランドで去年12月に噴火が起きてから5月で5か月になります。断続的に続く噴火の影響で、今もおよそ3700人が避難を余儀なくされる事態となっています。

噴火が続いているのは南西部のレイキャネス半島で、去年12月、地面の亀裂から溶岩が噴き出して以来、合わせて4回の噴火が起きました。

アイスランド気象庁によりますと、溶岩が流れた地表の面積は4月中旬の時点で6平方キロメートル余りにおよび、その一部は火口から南西に3キロ離れた町グリンダビークにゆっくりと押し寄せています。

アイスランド政府は町を溶岩流から守るため、土砂をおよそ10メートルの高さに積み上げた防護壁を町を囲むように作りましたが、押し寄せた溶岩流はすでに防護壁の高さに達し、壁を乗り越えつつあります。

グリンダビークではおよそ3800人の住民のほとんどが町の外に避難しているものの、噴火の影響が少ないと判断された地区の100人ほどが自宅にとどまっているほか、日中は町内の水産物工場などで働いている人もいます。

こうした人たちの安全や住宅などを守るため、防災当局は無人カメラで火山活動を24時間態勢で監視したり、ドローンで撮影した立体画像で溶岩の流れなどを分析したりしていて、状況に応じ避難を呼びかけることにしています。

防災当局「生活再建できるよう 町を守っていく」
防災当局のマネージャー、アルナ・エリションさんは「溶岩流が防護壁を越えるような事態になれば消防による放水を行い、溶岩を冷やす計画だ。町の人たちがいつか自宅に戻り、生活を再建できるように町を守っていかなければならないが、自然は動き続けている。この状況は何年も続く可能性があることを受け入れる必要がある」と話しています。

被災地の現状は
NHKの取材班は4月、アイスランド当局の立ち会いのもと、グリンダビークの町に入りました。

風の向きや強さによっては有毒な火山ガスの濃度が高くなるため、ガスマスクを持ち歩く必要があり、実際に時折、装着するよう指示されました。

町内に人の姿はまばらで、地面や道路などあちらこちらに噴火に伴う地殻変動によってできた深い亀裂が見られました。

当局によりますとこうした亀裂に作業員の男性1人が転落して亡くなったということです。

また、町を守る防護壁の内側でも小規模な噴火が起きたため、そこから流れてきた溶岩に飲まれた住宅数軒が焼け落ち、黒く固まった溶岩の中には焦げた車もありました。

避難続ける住民 “復帰への希望は失っていない”
住民の多くは今も避難を余儀なくされ、グリンダビークで生まれ育った写真家のインギ・ヨナソンさん(47)もその1人です。

最初の噴火が始まる前の去年11月に自宅前の地面が陥没したため家族とともに町を逃れ、その後、友人の家や借家などを転々としています。

グリンダビークは住民どうしが家族のように親しくつきあい、2人の子どもが安心して遊べる町だったと振り返りますが、噴火後は子どもたちも学校の友達と離れ離れになってしまったということで、許可が下りれば一刻も早く町に戻り、地域の再建をしたいと言います。

ヨナソンさんは「過去の例を見るとこの噴火は100年、200年続くかもしれない。それでも町の灯を消したくないし、復帰への希望は失っていない」と話しています。

噴火続く中 政府は地元の経済活動推し進める
こうした中で政府は噴火が続く中でも、安全対策を講じながら地元の経済活動を推し進めようとしています。

アイスランドの電力のおよそ30%を構成するのは地熱発電ですが、グリンダビークの町などに電力を供給している地熱発電所では、溶岩流が一時、1キロ先まで迫りました。

それでも発電所の周りに短期間で建設された防護壁と、防災当局から毎日提供される噴火関連の情報によって安全を確保し、一度も中断せず稼働を続けているということです。

被災地近くの観光名所は
一方、グリンダビーク近くにある観光名所の温泉施設「ブルーラグーン」は、噴火が始まった去年12月からの4か月で100日近く休業し、売り上げが日本円でおよそ50億円落ち込んだということです。

対策として施設内の40か所に火山ガスの検知器を設け、さらに当局の避難指示を知らせる防災スピーカーも取り付けるなどして、4月、本格的な営業再開にこぎ着けました。

温泉施設の部長「運営 生活 前進していく方法を見つけなければ」
温泉施設のシグドゥル・トステンション部長は「再開するためにはすべての利用者を40分以内に避難させる方法を確立させなければならなかった。難しい課題だったがそもそも火山活動がなければ、この施設は存在しえない。何とか運営し、生活し、前進していく方法を見つけなければならない」と話しています。

噴火が観光の後押しにも 国外からの来訪増加
噴火が続く中でも、アイスランドが経済活動を進められる要因の一つに、噴火が爆発的なものになっていないことがあります。

2010年には、氷河の下で発生した噴火によって大規模な水蒸気爆発が起きて火山灰が広い範囲に広がり、ヨーロッパ各地の空港で合わせて10万便以上が欠航する事態となりましたが、今回は航空便への影響はほとんど出ていません。

こうした状況を背景に、噴火後に外国からアイスランドを訪れた人は、前の年の同じ時期に比べて10%ほど増えたことが政府の統計で明らかになっています。

首都レイキャビクで溶岩を使ったショーを運営する観光施設の経営者は「安全な環境のもとで火山について知りたいという人が増えている。私たちにとって、今回の噴火は後押しになった」と話しています。

“火山活動 場合により数百年続く可能性も”
今後の噴火の見通しについて、アイスランド気象庁のエリサベト・パルマドッティル専門員は、レイキャネス半島の地下には現在、新たなマグマがたまり始めていることから、近く、地表に新たな火口ができ、マグマが噴出する可能性があるとしています。

ただ、長期的な予測はほぼ不可能で、終息の見通しは立っていないとしたうえで「レイキャネス半島の地質学的な歴史を見ると、火山活動は数十年、場合によって数百年間続く可能性もある」と指摘しています。

アイスランドにはおよそ30の活火山があり、ほかの地域でいつ同じような事態が起きてもおかしくない状況です。

環境・エネルギー・気候相 “火山との共存続ける覚悟”
これについてトールダルソン環境・エネルギー・気候相は「アイスランド人のDNAには自然を敬う意識が組み込まれている。道路や建物を計画するときは最悪の事態を想定している上、常に学ぼうとしている。今回の噴火についても現状に満足せず、最新技術を使ってグリンダビーク周辺だけでなく、ほかの地域も監視していく必要がある」と述べ、今後もできるかぎりの安全対策を講じながら、火山との共生を続けていく覚悟を示しました。



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栃木・長野・群馬で山あいの住宅に押し入った2人組に現金などが奪われる事件が相次ぐ

2024-05-12 04:53:34 | その他
山あいで相次ぐ強盗事件 被害者が証言 “刃物で脅された”  NHK 2024年5月11日 7時26分

栃木・長野・群馬で山あいの住宅に押し入った2人組に現金などが奪われる事件が相次ぐなか、このうち群馬県の被害者が取材に応じ、突然、腹の上にまたがってきたフードをかぶった男に刃物を突きつけられ「殺すぞ」と脅されたなどと当時の状況を明かしました。

先月30日から今月8日にかけて、栃木県日光市と長野県松本市、それに群馬県安中市の山あいにある住宅に2人組の男が押し入り、いずれも住んでいた男性の手などを粘着テープやネクタイで縛って、現金などを奪って逃げました。

このうち群馬県で被害にあった70歳の男性が取材に応じ、事件の状況を証言しました。

それによりますと、寝室で寝ていたところ、突然、腹の上にまたがってきたフードをかぶった男に顔の前に刃物を突きつけられ「おとなしくしろ。殺すぞ。声を出すな」などと脅されたということです。

そして、粘着テープで目や口を塞がれたうえ手も縛られ、現金およそ8万円が奪われました。

当時、住宅の戸締まりはしていましたが、裏手にあるドアのガラスが割られていました。

男性はおよそ30分間、室内を物色されたとし、1人は白い服で、もう1人は黒色の服を着ていたように見えたということです。

男性は「殺されてしまうと思った。早く捕まってほしい」と話していました。

各地の警察は強盗傷害や強盗の疑いで捜査していて、情報を共有しながら関連についても調べています。

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