金正男氏殺害か、中国メディアも速報(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース
TBS系(JNN) 2/15(水) 0:21配信
中国のメディアも金正男(キム・ジョンナム)氏殺害か?という一報を速報で伝えました。
金正男氏は、後継者候補から外れた後、中国政府の庇護下にありました。5~6年前まではマカオや中国を主な生活拠点としていて、北京でも頻繁に目撃されていました。
中国政府としては、北朝鮮に対する何かの時のカードになり得るという思惑もあって、正男氏を庇護下に置きながら行動を監視していたものとみられます。その背後には、中国からの信頼が厚く、正男氏の後見人とも言われていた叔父の張成沢(チャン・ソンテク)氏の存在がありました。しかし、2012年に弟の金正恩(キム・ジョンウン)氏が後継者となり、翌年、張成沢氏が処刑されると、正男氏と中国の仲は急速に離れ、立ち寄ることもほとんどなくなったといわれています。中国にとってはもはや利用価値がなくなって、正男氏は見捨てられたと言っても過言ではないと思います。
そういった意味で言えば、金正男氏は中国にとってはもはや過去の人、すでに失われたカードで、殺害されたという情報が本当だったとしても、今の中国と北朝鮮の関係には大きな影響はないものとみられます。ただ、北朝鮮との関係修復を模索している今の中国が今回の件にどのように反応するかが注目されます。(14日22:38)
最終更新:2/15(水) 4:25TBS News i
TBS系(JNN) 2/15(水) 0:21配信
中国のメディアも金正男(キム・ジョンナム)氏殺害か?という一報を速報で伝えました。
金正男氏は、後継者候補から外れた後、中国政府の庇護下にありました。5~6年前まではマカオや中国を主な生活拠点としていて、北京でも頻繁に目撃されていました。
中国政府としては、北朝鮮に対する何かの時のカードになり得るという思惑もあって、正男氏を庇護下に置きながら行動を監視していたものとみられます。その背後には、中国からの信頼が厚く、正男氏の後見人とも言われていた叔父の張成沢(チャン・ソンテク)氏の存在がありました。しかし、2012年に弟の金正恩(キム・ジョンウン)氏が後継者となり、翌年、張成沢氏が処刑されると、正男氏と中国の仲は急速に離れ、立ち寄ることもほとんどなくなったといわれています。中国にとってはもはや利用価値がなくなって、正男氏は見捨てられたと言っても過言ではないと思います。
そういった意味で言えば、金正男氏は中国にとってはもはや過去の人、すでに失われたカードで、殺害されたという情報が本当だったとしても、今の中国と北朝鮮の関係には大きな影響はないものとみられます。ただ、北朝鮮との関係修復を模索している今の中国が今回の件にどのように反応するかが注目されます。(14日22:38)
最終更新:2/15(水) 4:25TBS News i