TOOL4より
平成22年9月19日
青森は雨、これは競輪界の涙雨なのかも。数十年、高松宮記念杯の取材に訪れた500バンクに、風光明媚な琵琶湖。競輪場に隣接した三井寺の散策と、思い出したらキリがありません。古くは宮路雄資氏・松本秀房氏、そして中野浩一氏に岩崎誠一氏の死闘。数々の名シーンが走馬灯の様に頭の中を駆け巡り、懐かしむんでなく、もう行く事もないのかの寂しさの方が。これは花月園の時と同じ。又しても関係団体はこれと言った手も打たず廃止を容認する模様。何を考えているのか、怒りしか。競輪を残すには開催場を残すのが先決。赤字開催を減らすか、施行者の負担を軽減するしかないのでは。現在のスタイルの12個レース制を昔の10個レースに戻せば18人分の賞金そして交通費が浮く計算。選手のアルバイトである補充も不必要。何かと問題がある誘導も国際レースに倣って電動バイクで職員がすれば施行者は大助かり。そのためには本物のプロ集団(1500~2000人)にすれば済むだけの話。皆にチャンスを与えるために、数年計画で1年に200人ずつ減らす事を表明して生き残りの闘いをさせる事。年齢に関係なく能力のある者だけが残る事に。そうすれば迫力あるレースが増え若者を取り込めるのでは。何もせず競輪が消滅するよりはマシと思いますが。今回も売り上げ目標73億には遠く及ばないのは確実。次はこゝ青森なのか、それとも向日町・一宮・松阪。特別競輪(GⅠ)をやる場から消えて行くのは売れない日程を押し付けた上部団体の責任でしょう。来年度の日程は決まっていてもダメなものは再考すべき。私のホームバンク熊本は23年度のダービーが決まってます。目標の200億は夢物語、現在の流れなら140億も難しいのが実情。そうなったら市長・市民が許さず廃止の方向に行くのは必至、不安です。
そういや、代品民さんに、毎日新聞の記事をリンクしてもらったんだけど、目片市長がこんなことを言っていたみたいだな。
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100918ddlk25010542000c.html
「もっと早くギブアップすれば良かったと反省しているが、(赤字でも)来年こそよくなるという思いが強かった」。
「いい時の夢が脳裏に焼きついていた」
観音寺の市長と全く考え方が違う。観音寺市長は3年前、開催削減を今やらねば競輪を開催する意味がないとまで言い切った。結果、見事に黒字転換させた。これに対し、大津市は宮杯に最後まで依存しきり、いい夢ばかり見すぎていた。そもそも、宮杯以外のびわこといえば、1500人程度とかいったレベルの入場者ばかり。となると、観音寺のように、開催削減させろ!でないと宮杯開催返上だ!と強く迫るべきだった。そうすれば、黒字転換も決してムリではなかったはずだ。
しかしながら、F1、F2の開催体系については、何度も言っているように、いい加減見直さないとダメだ。せっかくG開催で黒を出しても、Fで皆吐き出し、挙句持ち出しとなってしまう。ま、F1はサテライトでの発売が期待されるが、F2はそれすらも期待できず、結果、レインボーカップシリーズが事実上廃止されたことを考えると、「もういいだろう」。
ほんと、「三点セット」を今すぐにやらないと、
これからも大変なことになるんですよ!
競輪は慈善事業じゃないんですよ!
赤字は許されないんですよ!
しかしながら、目片市長も「覚悟を決めた」。覚悟を決めてない連中は誰だ?
おい、競輪選手会!お前らだ!競輪潰す気か!
あの「K折天皇」はもうこの世にはいない。これまで取ってきた高圧的な態度はもう通用しない!いい加減目を覚ませ!
それとJKA。監督する立場なのにまるで分かっていない。江本が昔言ってたが、今のJKAはまさしくその通りの体質だぞ。
競輪界に棲む「癌」を除去しない限り、競輪場がムダに潰されていくだけ。ひいては、競輪の終焉が近い将来見えてくる・・・