公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

東京大賞典回顧

2009-12-29 19:48:01 | 大レース回顧集

第55回東京大賞典が29日、大井競馬場で行われた。

1番人気は、13 ヴァーミリアンで2.0倍、2番人気は、14 サクセスブロッケンで2.9倍、4 ゴールデンチケットで4.1倍。10倍以下の単勝人気は以上3頭。

10 フリオーソがハナを奪い、サクセスブロッケンが2番手。以下、3 ロールオブザダイス、ヴァーミリアン、9 ボンネビルレコード、ゴールデンチケットと続く。2 セレンは後方から4頭目。

バックストレッチ付近で、ゴールデンが一気にスパート。先頭のフリオーソに並びかける。ゴールデンの後位にヴァーミリアンがすかさずとりついた。ロール、サクセスは4角で4、5番手で直線へ。

直線に入り、ヴァーミリアンが先頭に立ったが、外からサクセスが襲い掛かる。ゴール板まで両馬の一騎打ちとなったが、わずかにハナ差、サクセスがヴァーミリアンを交わして優勝。3着争いもきわどかったが、ロールがセレンを抑えて入った。ゴールデンが5着。

<短評>

・サクセスブロッケン・・・今回は道中、力みが見られず、流れに沿った形でレースを進めた。直線に入ってヴァーミリアンに狙いを定め、きわどい勝負となったがわずかに交わした。世代交代が言われ続けるダート界だが、来年はさらに力強いこの馬のレースが見られるのではないか。

・ヴァーミリアン・・・力が要る地方の馬場はこの馬に合っている。直線で一旦先頭に立ち、最後はサクセスに惜敗したが、衰えは感じられない。まだまだ第一線として活躍できるだろう。

・ロールオブザダイス・・・終始前団をキープし、よく頑張った。

・セレン・・・このレースのダークホースの一頭だったが、初手の位置取りが後ろすぎた。しかし、直線の動きはよかった。今後、更に交流重賞の経験を積めば、G1級レースでも更なる上を狙えるだろう。

・ゴールデンチケット・・・ルメールが、向正面から思い切った策を講じたが、フリオーソを4角で交わしきれず、直線で伸び切れなかった。

・フリオーソ(7着)・・・スタートの出がよく、そのまま主導権を握ったが、3角でゴールデンチケットに来られた時点で脚を失ってしまった。

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SSカップみのり回顧

2009-12-29 19:19:05 | 大レース回顧集

2回目を迎えたSSカップみのりが29日、京王閣競輪場で行われた。

スタートは4 村上博幸が取った。村上博はすかさず、兄の2 村上義弘を入れ、村上義-村上博-8 市田佳寿浩で前団ラインを固めようとしたが、5 浅井康太-9 成田和也-6 渡邉晴智がしつこく前団をうかがおうと試みる。しかし、2周1センター付近で浅井以下は7番手以降に下がる。4番手~6番手は、3 小嶋敬二-6 山田裕仁-1 山口幸二。

残りあと2周を通過後、浅井以下が一気に前団へと押し上げ、ジャンで村上義を交わして先頭に立つが、ジャン2センター付近から小嶋以下が仕掛け、残りあと1周手前で浅井を交わして出切る。

その動きに対して村上義がすかさず叩きに出るが、バック手前で山田の牽制にあって失速。さらにバックから浅井が捲ったが、中部勢の4番手に切り替えた村上博に2センター付近で牽制され失速。直線に入り、小嶋マークの山田と、3番手の山口のきわどい勝負となったが、わずかに山田が微差、山口を抑えて優勝。村上博が3着に入った。

40歳の小嶋、そしてともに41歳の山田と山口。アラフォートリオが主導権を握り、最後は41歳同士のワンツーとなってしまった。加えて、レースの組み立て方も、他の6選手とは一味違っているところを見せたという印象を残したな。


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週間レースを想う

2009-12-29 08:37:51 | 公営競技論

週間レースの話が出ているな。

週間レースといえば、公営競技の総合情報誌として、1959年に創刊されたというから、50年の歴史にもなる。

直島 現社長とは、確か3年前だったか、TOMさんの仲介により、秋葉原の居酒屋で2時間程話したことがある。もっとも、泥酔状態で話をしていたので、内容はすっかり忘れた。

と、こういう話を持ち出すと、

「あ~あ。だからBODは週間レース『信者』なのか」

と言われかねないな。更に言うと、この社の元名物編集長、鈴木さんとも1度だけ一緒に仕事させてもらったこともある。

だとしたら、余計に、『信者』扱いされそうだが、接点は各々1回ずつしかないし、おまけに便宜を図ってもらったことは一度もない。

そういえば確か3年ほど前だったか、鈴木さんが取締役を電撃的に解任されてしまった。だが、鈴木さんがいなくなってからの週間レースはページ数も減り、おまけに記事の中身も薄くなった。

この時点で私は、もう定期購読するのはやめよう、と思った。

ところが、鈴木さんが独立して情報紙を立ち上げたことが契機となり、週間レースも、それに対抗意識が芽生えたのかもしれない。特に、売上げデータについては詳細に報じるようになった。しかも、最近は独自調査によるデータを公表していることを考えると、こういった情報誌が、一つぐらいはあってもいいんじゃないか、ということ。

ま、各団体、施行者の御用雑誌という見方もされているであろう週間レースだが、私自身は13年もの間読んでいるせいかもしれないが、これがないと公営競技は面白くなくなるだろうな、と思う次第。

コメント (1)
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