簡易キットで2000頭を今日中に検査するとはいっても、発熱はしていないが陽性反応を示す馬まで出走させる気のJRAに対し、調教師側は呆れ顔。ちなみに、陽性反応が出たマイネルレコルトが新潟記念に登録している。
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2007/08/21/01.html
調教師側が強く望む出馬登録後検査もやるのかやらないのかはっきりしない。
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2007/08/21/02.html
やはり、2週続けて「穴は開けられない」JRAにとって、どうしても今週の競馬開催を行いたい意図がはっきりと見えてくる。しかしながら、こういったときこそ慎重に事を運ぶ必要があるように思うのだが。
しかしながら今回の馬インフルエンザは他にも蔓延する様相を呈している。今週は地方競馬においても、金沢、旭川、名古屋で中止となったが、さらに馬産地の日高にまで及んでいるところを見ると、しばらく様子を見る他ないのではないかという気がする。
一方でなぜか経営不振が囁かれ、下手をすると今年度限りの廃止もちらつく高知や岩手は今のところ影響がない。高知の売れ行きは好調だったが、岩手においても、日曜日のネット売上げは通常の5倍ほどあったとか。
ましてや岩手ではこの間、セイントセーリングが岩手三冠馬に輝き、非常事態が続く日本の競馬に唯一明るい材料を提供してくれた。
強者が足元を掬われ続けている間に、「弱者」の逆襲が始まるのか?馬インフルエンザ問題を契機に、日本の競馬の流れもどうやら変わりつつありそう?
(追記)
22日に競馬開催の有無発表
http://www.sponichi.co.jp/gamble/flash/KFullFlash20070821066.html