大阪での毎日

整形外科の仕事&「職」ではなく「食」へのこだわり

外科医は技術ではない?!

2008年06月08日 | 仕事
先月、NHKの「英語でしゃべらナイト」に心臓外科医・須磨久善先生が出演されてました。今では超有名人。日本や世界で難関心臓手術を多数こなされ、「医龍」や「チームバチスタの栄光」の監修も行っているのだとか。実は、私の大学の先輩?!だったんですね。

ところで、番組でのインタビューで私にとって印象深い会話がありました。

手術で一番大事なことは「技術」よりも「術前にさまざまな状況を想定しイメージすること」とおっしゃってました。

ん~ 重たい言葉。

今まで教えてもらいながら手術をしてきた立場から、一人で手術する立場に変わってきて、うまくいかない場合、予想外のトラブルが起きる場合、など、患者さんの疾患によって100人いれば100通りの手術が必要な状況に出くわします。

そんなとき、「さまざまな状況を想定しイメージ」が術前に十分できてないと、手術はうまくいかないし、これが十分できると手術もうまくいきやすいんだと思います。

患者さんは私を信頼して?かどうかわかりませんが、もしかしたら、いや、結構な確立で家が近いからという理由でたまたま私に手術されることになっている方がほとんどとは思いますが、でも、手術するからには信頼して手術を受けてくれることを思うと、術前の勉強はやりすぎて困ることはないのでしょう。

須磨先生の言葉を肝に銘じて精進していきたいと思います。

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2 コメント

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須磨先生 (事務局)
2008-06-16 16:03:27
私も見ました!大変勉強になりました。
実は、須磨先生とは、共同研究をさせていただいています。
準備期間があまりにも長く、お忘れになられているかも、、
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さすが研究者! (よんみ)
2008-06-17 14:41:36
事務局さんへ
そうなんですか~ 「時の人」と一緒に仕事できるなんてラッキウーマンーですね!
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