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大阪での毎日

整形外科の仕事&「職」ではなく「食」へのこだわり

整形外科希望の女子

2014年11月03日 | 仕事
先週は医学部5回生の女子が実習に来たので、私の手術に入ってもらい、その後
30分程度お茶をしながらお話しをしました。

まだまだ男社会の整形外科ですが、昔に比べたら器械もよくなっているし
力仕事自体は減っているので、若くてやる気があれば十分やっていけると思います。

ただ、自分の経験から35歳も過ぎると、人間、男も女も筋力が衰えてくるので、
正直、ハンマー叩きまくる手術や、長時間立っての手術は女性の方が
男性に比べたらつらくなります。

私は手外科を希望したので、ほとんどが座っての手術で、かつ手術創も
患者さんが一番気になる人目につきやすい手先なので、きれいに治るように工夫したり、
そういったことが好きなので、女性ならではのメリットではないかと思います。

先日、ニュースで、職人の世界に若い女性の進出が増えてきた、という特集をみました
紹介されていた塗装業のかわいい女性は、男性にはない漆喰の壁塗りのセンスがあるそうです
(壁の微妙な波のような模様)そこでも、整形外科と同じで、以前は重労働が
多かった世界だけど、器械がやってくれる部分が増えてるそうです

だた、整形外科は特にはじめの10年間は、外傷、つまり骨折の手術を担当
することが多いので、手術中に放射線を浴びることが多くて。でも、女性にとったら
一番子供を産みたい年齢なんですよね~ 

どうしても男性よりハンディはありますが、一度しかない人生なので、自分が
したいことを選択するのが最善の選択ではないでしょうか。