6時半に犬の散歩に出掛ける。
山陰本線を跨ぐ新しいアーチ状の道を行くコースを歩く。新しいと言っても、もう竣工して1年以上を閲している。空は曇っている。風はない。暖かく感じる。
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5時過ぎに下に下りて朝食をとる。ちょっと前まではしばらくすると犬は奥からのっそりと出て来て私の顔を見て嬉しそうに尻尾を振っていた。おはよう、ラブちゃんと呼び掛けると犬は更に嬉しそうだった。そして、挨拶が済むと再び自分の寝所に戻った。
それが、最近はそろそろ自分の食事の時刻と思われる頃に、6時頃だが、ゆっくりと出てくる。とっくに私が下りてきているのに気付いているはずだが、まだ自分の時間とは思わないのだろうゆっくり休んでいる。
やっと出てくると私の膝の下を背中をこすりつけながら抜けていく。拍手をすると必ず向きを変えて逆の方向に通過する。途中、ようし頑張れと言うと犬は本気になり、またくぐり抜ける。それを数度する。暇潰しなのだろうか、私が喜ぶのが嬉しいのだろうか、本人が一番楽しいのだろうか。犬に聞いて回答を得ないと分からないが、おそらく全部なのだろう。
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結局、家に着くまでそんなに明るくならなかった。しまった、アーチ状の道の途中のコンビニエンスストアの前で写真を撮っておくべきだった。照明によるしか明るい所はなかった。
数軒、玄関をイルミネーションで飾っている家があった。キリスト教徒の家かどうか知らないが、もしそうだとしたら尤もなことだと思った。でも、そうでなくとも何だとは思わなかった。この国の人はファンタジーやロマンを求め勝ちである。紙の表面に美しい色彩の絵を描くのが好きなのだ。
7時10分に帰着。暑くなった。
昨夕の散歩について
4時に犬の散歩に出掛ける。小倉から来た親戚がリードを持ってくれた。
公園、グラウンドを通って海岸に向かう。
浜に下りたがいつものように北に向かうのではなく南に行った。波がかなりあり飛沫を長く浴びることもあるまいと距離の短い南側に向かったのだ。ただ、こちらには消波ブロックがあるので集中的に飛沫が飛んできているはずだ。
浜全体ではカモメは100羽以上いただろう。空を舞っているもの、波打ち際に足を水に入れているもの、浜にいるもの。一番多いのは波打ち際に足を水に入れているものだ。そこは砂州の伸びた先で沖に近いと言えば言えるし、魚が早く漂着する所なのだろう。
そのカモメを見ていると、カモメは餌を捕っているのが分かった。
何十羽もが、ちょっと先の水面をじっと見ている。それからくちばしをさっと水に入れる。まさか水を飲んでいるわけではあるまい。荒波に打ち寄せられた弱った小魚を捕っているのだ。
海が荒れている時にカモメはこうやって魚を捕っているのだ。だからここに集まる。カモメもいろいろな種類があるようで大きいなのは小さいのの2倍はあろう。
カラスが同じく100羽以上いた。これは余り餌を捕っているようには見えなかった。場所をカモメに占領されているからだろうか所在なげにその方向を眺めているだけだった。カモメが行くのを待っているのかもしれない。
4時半に帰着。
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