犬の散歩

見たこと、聞いたこと、感じたこと、思ったこと

台風19号による雨で散歩に行けず

2014-10-13 06:13:08 | 日記


 雨の為、散歩に出られず。今日は月曜日。体育の日。

 6時前に庭に出る。私は防水のジャンパーを着用した。暗く雨が降る。早く用を足してほしい。
 屋根のある駐車場の下を歩かせたが、犬は地面の方に行きたがった。そして、すぐに小用を足した。よしよい良い子だ。それから犬はコスモスの林の中に入って行った。更に奥の方に行こうとするので引っこ抜いた。また門の近くに戻って立ち止まったのでよしと思ったが、また、小用だった。
 犬はポーチの下に自分から移った。このまま室内に入れることは出来ない。仕方なく北の庭に向かう。通路は水浸しである。雨の度にここに踏み石を置くと良いと思うがそのままになっている。兎に角、強行突破をして北の庭に行く。すると、ツツジとヒイラギの木の下で犬は糞をした。でかしたと思った。

 南の玄関のポーチでも犬は体全体をブルブルと振って雨水を弾き飛ばしたが、北のポーチでも振るった。北の玄関に入れて2枚の布で拭いでやった。流石にじっとしていた。冷たいのだ。まだ毛が湿っている。新しい布を2枚持って来て丹念に拭き取った。風邪でも引いてもらっては事である。




 昨夕の散歩について

 4時に犬の散歩に出掛ける。

 台風19号の影響だろう、天気が悪くなって来た。だから、早目に出掛けた。

 犬は例によって路面を嗅ぎ回る。
 体重が増えて20kgを超えるとダニ除けの薬を容量の多いものに変えなければならず、それが気になっている。だから、ダイエットをしているのだが、それが餌をあさるような散歩の一因になっているのかもしれないと思う。
 その薬は首の後ろの一点に数ミリリットル垂らすだけで1ヶ月の効用がある薬で便利ではあるが、逆に考えれば劇薬とも考えられる。或は遅行性の成分が含まれているだけかも知れないが。ただ、薬の量が増えれば当然、値段が上がることだけは確かだ。
 一番良いのは犬を適正体重に戻すことだ。犬の健康の為にも私の経済の為にも。

 小雨が降って来た。明日は嵐になりそうだ。浜に下りてすぐに上がる。

 ・・・
 午後、市の施設で展示説明会(青銅器と弥生人のまつり)を聞く。参加者は10名弱であった。
 担当の学芸員が最初、この展示会の予算のことを話し始めた。全予算のうち7割が運送費に当てられる。歴史的文物専門の運送会社があるそうだ。こんな世知辛い話から入らねばならないことに同情すると共にあらゆるところに関わり責任をもって当たっている所が窺え好感がもてた。
 参加者の中には他の講座で一緒になった顔見知りもいたし旧知の人もあった。
 古代の話を聞く度に、現代の話を聞くような気になる。それは先端技術を追求する姿勢によく表れている。人間の生活、文化、思想、芸術などを先導するのがものつくりの技術だ。
 逆にまったく違う点も多々あるようだ。それは精神世界、共同体に関する点だ。それを考えると、そんな世界には住みたくないという感じになる。だが、古代では集落で一個体のようにならないと暮らしていけなかったのだろう。自然の僕のような祭祀。これを疑う利己性から新たな文明が生じたに違いない。
 約1時間の説明が終わった。
 弥生時代の祭りは時代に合った自然崇拝だったようだ。祭祀者は鳥のような扮装をし鳥型の木製品を高く掲げ銅鐸を木に吊るし模擬戦をする。軍事演習であり、戦勝祈願であったようだ。纏向遺跡から出土した木製の人面は鋤から転用した物らしい。面といえば演劇を思い起こさせる。自分というものがあって仮に他になってみる喜びが伝わってくるようだ。

 福岡から借りて来た銅鐸の模造品が室内に吊ってあって自由に鳴らすことも触ることも出来た。肉厚でかなり重厚な、小さな梵鐘のような音がする。舌が当たって音を発する内部突起にも触れてみた。内部突起のないものもあるのではないだろうか。何か知恵を得て内部突起を付けたのだろう。銅鐸にも変遷、発達があったろう。

 旧知と学芸員に質問をした。私は初歩的な質問なのですがと断って、銅剣と銅戈の形が似ているが違いはと尋ねた。使い方が違い、そのため根元が違うとのこと。銅剣は直接手で握って使うが、銅戈は棒に差して使うので根元に工夫がある。
 展示のレプリカはどうやって作るのかと尋ねた。国宝の多鈕細文鏡が里帰りで国立博物館から戻って展示された時、何時もあるレプリカとの違いがまったく分からなかった。
 レプリカは殆どが樹脂だそうだ。私は声をあげた。そうなんですか。また、それはそうだろうと思った。金属で型もないのにそっくりが出来る訳はない。樹脂なら加工は容易だろう。
 これからは3Dプリンタで作るようになるんでしょうねと言うと、学芸員は3次元で測定して色も記憶していきと詳しく説明した。既に実用化されているのだろう。
 色も入ると4次元みたいですねと言う。
 ・・・

 帰路、中道でギンモクセイが香っていた。ああ、懐かしいと思った。キンモクセイの香りを思い出させたからだ。

 4時半に帰着。

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