犬の散歩

見たこと、聞いたこと、感じたこと、思ったこと

緑色の川

2014-02-11 08:04:20 | 日記


 7時前に犬の散歩に出掛ける。今日は火曜日。

 丘陵の頂越えのコースで頂を過ぎた後に行き当たる命豊かな川の河口のコースを歩く。昨朝と同じ程度の明るさである。糸くずのような雪がゆっくり降りて来ている。アスファルトは濡れている。雪がとけたものだろう。車のルーフやウインドシールドには雪や雪が半どけになったものが残っていた。
 犬の背中も時折、白い斑点が出来た。犬はすぐに振い払ったが。

 国道に出て北上する。祭日なので車は少ない。国道とJRの線路が平行に走っている所で2両編成の上りのヂーゼルに追い越された。ガッタンガッタンとかなり大きな音を立てて行った。

 左折して川岸に出て突堤の先まで行く。変化がない。変化を感じ取れない。

 川岸沿いに歩く。道路と川を隔てるガードレールに大きなアオサギが止まっていた。大きさが実感できる程、近くになった。犬は向かって行こうとし吠える。アオサギは慌てた様子も見せずひらりと跳び上がりゆっくり対岸の道に降り立った。

 今朝のコースは楽々コースとでも呼ぶべき余裕のコースなのだが、何故か疲れてしまった。昨夜、11時半頃、犬の鳴き声で起こされて庭で用を足させたからではあるまい。
 おそくまで ソチ見る人の 明かりあり

 8時前に帰着。


 昨夕の散歩について

 4時10分に犬の散歩に出掛ける。

 向こう側の歩道を歩いていた人がこちら側にやって来た。私は外に出た時、周囲に注意を払わないことがなく常に状況を把握しているのが好きだ。その人がこちら側に来たのは駐車場がこちら側にあるかららしかったが、目が合い挨拶をする。私より先に向こうがこちらを見ていたようだ。
 腰を落とすも犬に引きずられている私。その様子が面白かったのだろうか。兎に角、犬のことを知っているか、犬を飼っている人に違いない。

 公園、グラウンドを通る。グラウンドでは高校生だろうか、もっと上だろうか、サッカーをしている人たちがいた。また、奥の方で、これは中学生か、野球をしていた。

 寒い。用心してマフラーをしていたのだが。北寄りの乾いた風が吹いている。

 海岸に至り浜に下りた。波打ち際に砂利や砂で模様が出来ていた。砂利の堆積が等間隔で出来ていた。離岸流のせいだとは思うが、堆積が形成さるのを見ていたわけではない。
 カモメが空高く舞い、ウが海面すれすれに飛ぶ。

 グラウンド、公園に戻ってきた。
 柴犬を連れた人がトイプードルを連れた人と話していた。
 我が犬は照れ臭そうに尻尾を振りながら柴犬を連れた人の所に行く。久し振りといえば久し振りであるが。全身を撫でてくれた。こちらも柴犬を撫でる。咽喉、頭を。
 トイプードルもやって来た。我が犬はその小犬より飼い主の方へ嬉しそうに尻尾を振って寄って行った。トイプードルは我が犬に興味はあるが不安感の方が先立っていた。
 おお、可愛いねえ。目が可愛い。飼い主がそう言った。
 そうなのだ。時間や状況にもよるが我が犬は目が大きい。黄褐色でキラキラしている。
人の目のようだ。

 柴犬を飼っている人は無断でお菓子を食べさせる人がいることを話したことがある。それが原因かどうか分からないが、お腹の具合が悪くなって食事を抜かなければならなかったことがあったと言った。あの時のことだろう。
 そして、我が犬に落ちている物を食べたらいけんよと注意してくれた。その時に、我が犬は地面に落ちていた種子だろうか噛んでいた。今、いけんと言われたやろうと言って、口を開けさせようとしたが無駄であった。
 柴犬は口を開けさせようとすると素直に開けるそうだ。実に犬はさまざまである。

 どうも有り難うございます。まだ時間があるので川の方へ行ってみますと言って別れた。

 川の色は濃緑になって周囲の情景を映し出していた。ただ、波間に揺れて情景は一定のリズムで動き続けていた。空は晴れて青い。
 水の色は空の色と思っていた。ある条件ではそうであろう。しかし、今は濃緑である。空は青い。とすると、この緑は川岸の草草の緑の反映であろうか。

 民家のモクレンの花芽が膨らんでいた。勤務していた時、車から白くなった蕾が次々と開き、満開になり、そしていつか開き過ぎる位開き、部分的に茶色になり、その落花を見ていたものだ。歩いていれば固い蕾の時からその変化を見ることが出来る。

 5時10分前に帰着。

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