犬の散歩

見たこと、聞いたこと、感じたこと、思ったこと

散歩の時刻を忘れた犬

2015-03-21 07:27:51 | 日記


 6時40分に犬の散歩に出掛ける。今日は土曜日。

 幼稚園、小学校の前を通るコースを歩く。曇っていて無風である。

 アオキの生け垣を見ると黄緑色の葉が重なるようにして上に向かって伸びている。そして下には落葉が広がっていた。この季節の落葉はベニカナメにも見られる。こちらは赤い穂のような薹を空に向かって伸ばしている。そして下には落葉が散らばっている。
 キンモクセイもこの時季に葉を落とす。
 若葉のような気持ちにはなれない。なれるとしたら落葉の側だ。老いた葉は維持できずあっさりと落として若い葉を育てる。それが植物の在りようだ。老いた葉は若い葉の未来だ。動物にも同じことはいえる。

 この時季、ユキヤナギも人の目を引く。青い葉の上に白い花を無数に付ける。

 ノボロギクが首を伸ばしていた。その先に綿帽子が付いていた。子供の時、綿帽子はタンポポの専用品と思っていたのでハルノノゲシ等に綿帽子が付いているのが不思議でならなかった。花が終わったものを割ってみたものだ。根元には茶色の種子、若いものには黄色のものもあった、先は白かった。
 自然は大雑把に出来ていることに気付くべきであった。同じ条件で生きているのだ。お互い似ていて当然だろう。

 ・・・
 1時頃、犬が階下で吠えた。庭に連れ出す。すぐに小用を足した。星がたくさん出ているようだ。犬は北庭にも行ったが地面を嗅ぐばかりである。夜遊びに近いのかも知れない。
 南庭に戻り犬は素直いに玄関のポーチに上がったので玄関に入れる。犬は久し振りに玄関の赤ちゃん布団の上で寝た。

 5時過ぎに朝食をとっていたら犬が奥からやって来て決まり悪そうに背伸びをする。顔はこちらをちゃんと見て尻尾を振っている。
 お早う、よく眠れたかねと声を掛ける。犬は嬉しそうにして私の膝下を何度か潜る。
 そして、それに飽きると私の横で横寝をした。何か犬の方から音がしてきた。グルルグルルと聞こえる。音の源はどうも犬のお腹かららしい。もっと後ろからだったらおならだが。おならをすることもあるが、この時はお腹が鳴ったのだ。お腹がすくのは苦しいが、やがて満たされるという予感があり、その実現にはとりわけの幸せが伴うのだ。
 ・・・

 7時15分に帰着。




 昨夕の散歩について

 4時5分前に犬の散歩に出掛ける。横浜の親戚がリードを持ってくれた。

 犬は散歩の時刻を忘れたようにぼんやりしていた。散歩よ、散歩と言うとゆっくり立ち上がり付いて来た。いつもだったら犬の方から散歩を催促するのに。
 渡り廊下を通って北の玄関に行って解錠し、黄色の小さな手提げを持って南に戻る。犬はこの時になってようやく駆け足になった。爪の音を轟かせてカッカッと。

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 今日は何か理由は分からないが室内でよく吠えた。何か気配を感じるのだろう。犬が前の通りを歩いたり、配達の人や検針の人が庭に入ったり等いろいろな理由が考えられる。ただ、最近、敷地内に猫を見なくなった。敷地内だけでなく家の周辺でも余り見掛けなくなった。いればいるで気に障るがいなければいないで気になる。
 犬が庭で尿をするのでそれを嫌がって寄らなくなったのだと思う。
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 公園、グラウンドを通って海岸に向かう。公園、グラウンドは子供たちがよく遊んでいる。良い季節になったのだ。

 階段から浜に下りる。犬は歩く歩く。早足で歩く。一昨夕もそうであった。兎に角、速い。歩いているとなかなか追い付かない。距離があくばかりである。
 海岸を歩く人が増えた。気持ちが良くなるのだろう。

 公園に戻ってきた。若い柴犬を連れた人と出会った。お互いの犬を撫でる。

 4時35分に帰着。