犬の散歩

見たこと、聞いたこと、感じたこと、思ったこと

「駄目、引っ張ったら駄目。」

2014-02-24 08:08:48 | 日記


 7時15分前に犬の散歩に出掛ける。今日は月曜日。

 幼小中辻曲がりコースを歩く。晴れており気温は下がっている。車や草草に霜が降りていた。赤い畑にも表面にうっすらと白く霜が降りていた。口から吐く息は白くなった。この日の出前後の時間は薄暗がりからあっという間に明るくなる。

 住宅地を南に進み幼稚園、小学校に至る。小学校のグラウンドの周りの高くなった道を歩く。サクラの花芽が大きくなっているものもあった。自然はさっと変わるものではない。じわじわ着実に変わってきているのだ。見たわけではないが進化も突然変異もじわじわ進行しているものだと思う。たとえ目に見えるものとしては突然としても。潜伏期は結構長いと思う。何百年とか何千年とか何万年とかの単位ではないか。

 高架工事の下のトンネルを潜って少し北に向かう。ウグイスが囀っていた。今年、聞いたのは2度目である。また、別の場所でも聞いた。

 ポケットから携帯を取り出して写真を撮る度に軍手を外すのだが、それを落としていた。振り返ると10m位引き返した所に落ちていた。2度目だ。さっきは200m位引き返して見つけた。以前なら引き返さなかったかもしれない。また、そもそも落とした瞬間に気が付いたはずだ。

 もう一つのトンネルを通って緩やかな下り道を歩く。犬はやけにリードを引っ張る。「引っ張ったらいけん。」と言うが引っ張る。言い続けるしかないのだろう。「駄目、引っ張ったら駄目。」

 大きな道に出て緩やかな登り道を歩く。途中からそれに並行している中道を歩く。辻に出て左折する。麺レストランの所で左折する。急な下り道を降りて右折する。寒いので元気が出るのだろう、ぐいぐい引っ張る。段々、疲れて来て言葉が出なくなる。諦めもある。
 足は少し早目になった。こちらも少し元気が出て来たようだ。犬の元気が移って来たのかもしれない。歩行のリズムが戻ってきたのかもしれない。

 ビニール袋を2枚用意していたが、犬は糞を3回した。3回目は少量だったので使用した物の上の部分を使ってどうにか収めることが出来た。4枚は必要だと知った。無駄になっても次に使える。用心に越したことはない。家に帰ってすぐに準備した。

 8時5分前に帰着。


 昨夕の散歩について

 4時15分に犬の散歩に出掛ける。

 公園、グラウンドを通って海岸に向かう。

 ラジオの「命の季節」で犬は人間の言葉のいくつかは分かるという話を聞いて、以前なら好きなことを言う人には好きなことを言わせておけば良いと思っていたが、最近の犬の様子を見ていると或は、犬は好きな言葉や必要な言葉は分かるのではないかと思うようになった。
 犬を呼ぶときは「ラブ」とか「ラブちゃん」とか「ラブや」とか「ラブ吉」とか言うことがあるが、明らかにいずれも自分のことを指していると分かっているようだ。
 「おすわり」、「お手」、「お代り」、「伏せ」、「待て」、「まだ」も分かるし、指示通りの行動が出来る。
 それは言語の構造が分かって、他の言葉でも類推で判断して理解するというようなレベルではない。一つ一つの言葉は一つ一つの行動と対応しているだけだ。それでもまだ増やせるような気がする。
 言うことを聞かない場合もあるが、それは分からないのではなくしたくないからのようだ。庭に放している時、名前を呼んでもいっそ来ない。聞こえているし、分かっているが、私の所に行くより自分にはもっと大切なことがあるのだ。自由にあちこちを探索したり、思いっきり走ったりと。

 日曜日で天気も良いからだろう、海岸には20人位の人がいて歩いたり、遊んだりしていた。
 北に向かう。海岸線に沿った足跡が多く残っていた。今日、ついた足跡だろう。結構な人出があったようだ。
 川に至り川の中を見ると両岸とも黒い影が随分広がってゆらゆらしている。ワカメが生長しているのだ。

 暖かい。というより暑くなってきた。ジャンバーのジッパーを下までおろし前を開ける。日向より日陰の方が涼しくて気持ち良い。犬もずっと舌を出していた。

 5時前に帰着。