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犬の散歩

見たこと、聞いたこと、感じたこと、思ったこと

犬は食しようとしない

2022-11-08 15:26:48 | 日記

2022年(令和4年)11月8日(火)

 

 ラブちゃんが元気がない。このところずっと元気がないのはないのだが、今日は特に元気がない。

 朝4時頃、あっ、遅くなったと思いつつ犬を起こした。臭いがするので手遅れだったかと思いながら犬をバスタオルで起こす。そして庭に連れ出す。犬は庭で小用を足した。

 寝ている間に犬は安心して全部出したのではなかったのだ。チョロチョロと出ていけないなと感じてはいたのだ。だから、こういう時は何時も外に出しているのだ。すっとするように。気持ちだけの問題ではなく、体内に溜めることなく一刻早く不要物を排泄させるべきなのだ。放置していたら犬の体全体に影響があるのだ。この件は午後にもあった。ちょっと遅かったなと思ったのが2時過ぎだった。案の定、犬は漏らしていた。そして庭で全部出した。

 犬の尿が強く臭うようになった。その臭いで私は上半身を反らし今度は前屈みになり喘息の発作のように咳き込むのだ。庭に犬の小用の跡があるが、これがなかなか消えない。雨も降らず旱天続きなのに。数日前のものまで残っている。つまり、単なる液体ではないようなのだ。

 私に出来るのはおそらく水分を取らせて循環をよくすることだろうと思う。これは獣医にも言われたことだ。私は人の忠告に従ったことがない。が、自分の感覚の示すことと一致するなら即座に対応するのだ。

 

 小倉から来た親戚が何時ものように犬の全身を渾身込めて綺麗にしてくれた。勿論、犬は心から感謝しており、絶対の信頼を寄せているのだ。私の出る幕はない。それはあたかも我が子に対するような態度なので誰であっても従うしかないのだ。そこまでやってくれるのは母親しかあり得ない。だから、犬は親戚の用意してくれたご飯は食べるのではないかと思ったが、駄目だった。一体、どうしたら良いのかと私は何度も呟いた。

 皆既月食や天王星の食が迫る午後5時過ぎ、今も犬は食しようとしない。その後のことになるのだろうか。

 

 


報われない

2022-11-07 15:59:10 | 日記

2022年(令和4年)11月7日(月)

 

 ラブちゃん。

 何をしても報われない。

 犬の体を持ち上げる。用足しのため庭に連れ出す、時間を問わず。食べなくても、いつか食べると期待して餌をそのままにしておく。何度も手ずから与える。拒否されても諦めずに。何度でも。食べるまでとはいわないが。つまり途中で諦めることはある。

 昼、和室や玄関や納戸でもぐっすり眠っていたが、いつものように夜の活動に備えていると考えられなくもない。

 

 


過酷な日々

2022-11-06 17:40:40 | 日記

2022年(令和4年)11月6日(日)

 

 午前2時か3時頃だったろうか、犬が天井に向けて小さな声で吼える。どうしたんだろう。ちょっと前に小用で庭に出したのだが。その声の弱さに何とかしなければと思った。吼える理由は3つ4つだと経験から分かっているので消去法で対処した。さっき済ませたので小用ではない。出した糞がお尻の近くに放置されていることがある。これもOKである。お腹がすいたのか。絶対に食べる地名付きの生ハムを鼻の近くに持って行くと急いで食べた。ちょっとでもグズグズしていたら他の者に取られてしまうとでも思っているかのようだ。ハムエッグのサンドイッチには興味がなさそうだ。どうも食べ物でもないようだ。水や甘酒はどうか。意外にも何だという顔だ。呑むかと言われると、呑む呑むと絶対に否定しない私とは呑み物が違う。はてはて、一体何だろう。そんなに鳴いちゃあ一体、何時眠れというのか。まさかとは思うが、他に思い当たることがなければ、最初に思いついたが正解かもしれないとシャーロックホームズ張りの推理で庭に出すことにした。庭にはこの干天続きにも関わらず犬の小用跡がフラッシュライトに照らされる。南天にはオリオンが鎮座ましましていたが、空のあちこちに白い雲の塊がその他の星を覆っていた。明後日が皆既月食だそうだが、今も丸い月の近くを地球の影が合ってたの空より暗く見えるのではないかと思ったが、見分けはつけようもなかった。

 空の動きはさておき犬はやおら腰をゆっくり下ろして小用を足した。それだ、それだ。よし、もう寝るぞ。その次に目覚めたのは8時であった。

 犬にも私にも何でもない日々だが過酷な日々である。

 

 


もんどり打って転んだ

2022-11-05 16:52:44 | 日記

2022年(令和4年)11月5日(土)

 

 このところ、午前1時過ぎに犬を庭に出している。その前が何時だったか思い出せないが、それから3時間も経てばもうそろそろだろう。それは私とて同様である。犬の方を見ると幸い少し頭を上げている。これはチャンスだ。

 犬に声をかけながら犬の体の下にバスタオルを差し込む。急がねばと少し慌てて犬を歩かせる。その勢いに圧されて、寝惚け眼の犬は前にもんどり打って転んだ。足の骨を折ったら大変だ。慎重にやらねば。犬が寝ていた跡は素足に暖かく感じられた。

 兎に角、間に合って犬は庭で小用を足した。一安心。これでしばらくは大丈夫だ。

 

 


年をとって身についた

2022-11-04 15:54:36 | 日記

2022年(令和4年)11月4日(金)

 

 この2,3日、犬は室内で粗相をしない。それはひとえに私が頻繁に犬を外に出しているからだろうと思う。気温の低下もあるだろうが、犬は以前に比べるとよく食べるようになった。なんとか体力を回復してもらいたい。金に糸目はつけない。私が自分のために買って食べたことのない原産地の名前入りの薄い生ハムを頃合を計って犬に与えている。ハムチーズのサンドイッチも食べてもらう。トロミ付きのビーフを与える。どれも食べていて食べなくなったが、また食べるようになったのだ。一遍に急に食べるとポンポンをこわすかもしれないからゆっくりだ。この辺りの感覚は年をとって身についたようだ。

 

 クサギカメムシが毎日のように出掛けてくる。これほど地味な虫はいない。焦げ茶色の背に模様が入っているが、コンクリートの上を日を浴びてゆっくり歩くのですぐに見つかる。踏み潰して即死させるのが虫の為なのだが、私にはその度胸がない。家の中に戻って殺虫剤を取り出し虫の全身に吹きかけゆっくりの死を与える。足をもぞもぞさせて苦しむのをよそにさっさと室内に戻る。

 60年以上の昔、友達が小川に架かる橋の上でアカテガニが両のはさみを高く掲げて威嚇乃至恐怖を表した時、間を置かずカニを踏み潰した。その一瞬で生きていたカニが一つの塊になっているのにびっくりしたものだ。猶予もなく何故そんなことしたのか全く分からなかった。刃向かう姿勢を見せたカニに怒りが爆発したのだろうか。カニ風情が。思い知れ。いいざまだ。人の内心は知りようがない。この事実は以前にも記したかもしれない

 犬には限りない優しさと手当を試みるのに同じ生き物なのにカメムシには無慈悲な死を与える私は、それが出来るからやっているだけで深い考えはないようだ。