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犬の散歩

見たこと、聞いたこと、感じたこと、思ったこと

目を忘れることが出来ない

2022-11-12 16:57:36 | 日記

2022年(令和4年)11月12日(土)

 

 犬がフローリングで転ぶとコトンと音がするようになったのは大分前からのことだ。大丈夫と声を掛けるものの立っているだけで大変なのだと思った。あまり痛くはないようだが、もし骨でも折ったらとずっと気になった。

 

 犬は和室で寝ていた。私が近付くと少し首を上げて細い声で天井に向けて吼えた。どうした、どうした、しっこかね、うんこかね、水がいるんかね、何か食べたい、どうしたんかね。

 犬は提案のすべてを否定して庭に出たいと訴えているように思えた。よいしょと犬の胸を持って立ち上がらせる。肋骨が指先に当たる。とても軽くなっている。犬は2,3歩行かないうちにこけた。起こしてしばらく保ったまま歩かせる。転びそうになる。まるで歩き始めたばかりの子犬のようだ。

 外に出る前に犬は水滴を落としていった。タオルで拭えるほどだった。犬はポーチから庭に降りる時に転んだ。私がリードで犬の体を支えているのでひどくはなかった。

 犬は用を足した。この庭に出た時の写真を掲載している。

 あまりに暑いので犬を日陰に置いて私はしばし中に入った。家が南向きで庭が南に面しているので常に日に当たり暑いのだ。2,3分して外に出ると駐車場にいた犬がいない。探すとウッドデッキの下にいた。まるで身を隠すかのように。室内でもテーブルの下にいることがある。

 室内に入れる。玄関で寝ている。軽くて暖かいポリエステルのコールテンのようなものを犬に掛ける。あまり寒くはないようだが。

 犬は何も受け付けない。もう何日目になるだろう。

 

 朝、近くの動物病院に行き何かサジェスチョンはないかアドバイスを求めた。検査を受けていないので出来ないとの決まり文句である。長い経験から対処療法のようなものはないですかと言おうと思ったが、結果は同じだろうから言わなかった。私同様、自然に任せるしかないという態度だった。

 

 食べ物をくれると分かった時の犬の喜びに満ち輝く目を忘れることが出来ない。 

 

 


目を忘れることが出来ない

2022-11-12 16:57:36 | 日記

2022年(令和4年)11月12日(土)

 

 犬がフローリングで転ぶとコトンと音がするようになったのは大分前からのことだ。大丈夫と声を掛けるものの立っているだけで大変なのだと思った。あまり痛くはないようだが、もし骨でも折ったらとずっと気になった。

 

 犬は和室で寝ていた。私が近付くと少し首を上げて細い声で天井に向けて吼えた。どうした、どうした、しっこかね、うんこかね、水がいるんかね、何か食べたい、どうしたんかね。

 犬は提案のすべてを否定して庭に出たいと訴えているように思えた。よいしょと犬の胸を持って立ち上がらせる。肋骨が指先に当たる。とても軽くなっている。犬は2,3歩行かないうちにこけた。起こしてしばらく保ったまま歩かせる。転びそうになる。まるで歩き始めたばかりの子犬のようだ。

 外に出る前に犬は水滴を落としていった。タオルで拭えるほどだった。犬はポーチから庭に降りる時に転んだ。私がリードで犬の体を支えているのでひどくはなかった。

 犬は用を足した。この庭に出た時の写真を掲載している。

 室内に入れる。玄関で寝ている。コールテンのようなものを犬に掛ける。あまり寒くはないようだが。

 

 朝、近くの動物病院に行き何かサジェスチョンはないかアドバイスを求めた。検査を受けていないので出来ないとの決まり文句である。長い経験から対処療法のようなものはないですかと言おうと思ったが、結果は同じだろうから言わなかった。私同様、自然に任せるしかないという態度だった。

 

 食べ物をくれると分かった時の犬の喜びに満ち輝く目を忘れることが出来ない。

 

 


水を始め水分を殆ど取っていない

2022-11-11 15:49:46 | 日記

2022年(令和4年)11月11日(金)

 

 夜中、未明、犬を庭に出したが用を足さなかった。それはそうだろう、水を始め水分を殆ど取っていないからだ。では何故、眠りの深度の深くなった時刻に連れ出したのか。それは自分の用で目覚め、犬もそれに呼応したように見えたからだ。

 ひょっとしてと期待を掛けたのだ。外れで元々だ。

 

 犬は食べない飲まないを続けている。一体、いつまで断食したら気が済むのか。犬は寝ている間か、尿が少しずつ漏れているようだ。その臭いが強烈で咳が出る。単なる尿ではないようだ。廊下に病気が加わっているのだ。

 

 買い物で家に帰る時、理髪店から歩いて帰る時、ふと、家に帰りたくないなと思った。意思表示をしないで何で困っているのか、食欲がないのは何故なのか一切私に分かるようには説明しない犬がいるからだ。どうしたら良いのかと何度自問自答した。自分の情けなさを感得するだけだ。犬については察するしかないのだ。こっちの感度が極端に低いのだ。

 いつものように犬の体や部屋を綺麗にしてくれる小倉の親戚がラブちゃん、ラブちゃんと呼ぶと尻尾を振ってくれたと喜んでいた。私が何か犬の為にしてもそんな態度は殆ど示したことはない。犬にとって肝心要の必須の条件を私の行動は満たしていないようだ。

 

 


好きなようにやったら良い

2022-11-10 16:32:52 | 日記

2022年(令和4年)11月10日(木)

 

 これを打つ内容も打つ意欲もなくなった。

 午後5時過ぎである。廊下で腹ばいになっている犬の両前足の間に水を入れたボウルから音がした。コツン。犬が顎を落としたようだ。水は飲んでいない。この時だけでなく1日中、水を飲んでいない。もう飲まないからだろうからと外す。

 犬が頭を上げているので頭から首、胸お尻の方まで両手で撫でる。血行が良くなるだろう。序でだ、庭に出して用を足してもらおう。少し歩かせる。門から外に出る。歩くのを頑強に拒否するような様子はなかった。公園から駆けてきた男の子が近付いてきて触って良いと尋ねるので頭をさすってね。おじいさん?まあ、年寄りだけどおばあさん。私を見て言ったのかもしれない。頭をさすって駆けて去って行った。犬は目を細めていた。何時も誰からも可愛がられてきた犬。

 犬は室内に戻っても何も食べなかった。何も飲まなかった。出来るだけ犬を触った。良々。

 打つ意欲もなくなったのにここまで打っているのは惰性だろう。

 犬は奥の部屋に入っていった。万年床に犬は両前足を掛ける。ラブさん、こっち、こっちにおいでと叫んでも無視された。もうされるがままだ。もう好きなようにやったら良い。

 

 


食欲がなくなった

2022-11-09 16:14:24 | 日記

2022年(令和4年)11月9日(水)

 

 昨日は殆ど食べなかった。今日は水を少し飲んだだけだ。犬はどんな気持ちなのだろう。何らかの理由で食欲がなくなったのだろう。北海道の地名入りの薄い生ハムを鼻先に持って行っても避けようとする。エゾシカ肉のフリーズドライを鼻先に持って行っても足元に置いても食べない。チューブ状の流動食も食べない。甘酒も飲まない。曲がりせんべいやハムエッグ等のサンドイッチも駄目だ。その他、かろうじて食べていたものも食べない。その後、犬は水は少し飲んだのだが頭は壁に預ける姿が見られた。弱々しい。痛々しい。

 犬は昼、どうしていたのだろう。おそらく眠っていたのだろう。私が知らないのは私自身が寝ていたからだ。何時間眠ったろう。

 犬は今眠っているが、起きていると私の足に体を寄せたり見えない所で吼えたりするのでその途切れ途切れの対応に追われて何も出来なくなる。何か食べ物を食べさせようとしたり水を飲ませようとしたりで慌ただしいのだ。

 

 昨夜は7時過ぎに犬を庭に出した。用足しだ。東の空に丸い月が見え左下が欠けていた。見ていると音も無しにどんどん確実に欠けていく。長く外にいたものだ。現象として欠けるのも凄いが元に戻るのも凄いと思う。天王星の食はTVで見るしかないだろう。犬は当たり前だが地面を見ていた。

 犬は室内で狼藉を呈す。水入れをひっくり返す、甘酒を入れている皿に足を突っ込み歩き回る。あっちこっちベタベタだ。黄色の餌皿を音を立ててひっくり返す。一体、どうなっているのか。目が見えなくて誤ってやっているのではないように思われる。理由は分からないが意図的な行動のように思える。何かを訴えているのか。

 

 夕方、コウモリが数頭、空を音もなく飛び回っている頃、犬を外に出す。犬は前の通りを少し歩いて糞をした。食べなくても案外の量が出るのだと感心した。小用も足した。これで一安心。30分位要したが。

 犬がいないなと探すと玄関の土間に腹ばいになっていた。どうしてこんな所にとは思ったが何も言わずにバスタオルで犬を起こしてフローリングに上げる時、犬は上目遣いで私を見た。確かに黒目の中央辺りが灰色のコンタクトレンズを装着したように見えた。白内障なのだろう。ある作家のエッセイが連載されている先日の新聞に・・・犬の両目ともに白の碁石を埋め込んだように乳白色で黒目がない・・・とあるのを読んであまり珍しい病気ではないのかと思った。しかし、そうなった者の身になってみるとなんと怖いことかと思った。犬が吠えるのはそれへの恐れに発しているのかもしれない。