ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

東京都心直通線開通後の相鉄線はどうなる?

2016年12月31日 | 鉄道・リニア新幹線・航空機

今年も今日で最後です。速いですね。ところで今年、最も先を読めていた人は元総務省事務次官の桜井氏です。自民党の都知事候補に名前が挙がっていましたが固辞しました。結局、自民党の都知事候補は増田氏になりましたが、小池百合子氏に敗れ落選しました。桜井氏なら当選したかもしれませんが、その後が大変だったろうと推測します。

 

ところで、2016617『「相鉄・東急直通線」のまとめ』の続きです。

 

相鉄線西谷駅から分岐するJR直通線・東急直通線(両方まとめて「東京都心直通線」と呼ぶ)ができると、相鉄線の西谷駅と横浜駅の間はローカル線になるとキーボードを打つ手が滑って大げさに書いたらコメントが来たので、追加で調べてみました。

 

「相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線」ホームページに工事の進捗状況が載っています。ここから記事を一部抜粋します。

 

「瀬谷駅下り待避線新設工事」の項には、

「東京都心方面への速達性向上を図るにあたり、新たな優等列車の運行を予定しています。そのため直通線開業後は、相鉄線の二俣川駅~海老名駅間の列車密度が高くなることから、瀬谷駅に列車の追い越し施設の整備が必要となり、下り線を1本増設して24線の配線とします。」

 

「西谷駅周辺工事」の項には

「西谷駅の海老名方に電車を折返すための引上げ線を整備します。これは、相鉄・JR直通線と相鉄・東急直通線の開業により、現在の相鉄本線横浜駅~二俣川駅間で運行している列車の半分程度が直通線の都心方面への運行となる予定であることから、横浜駅~西谷駅間の利便性低下を防ぐため、西谷駅での折返し運行を可能とするために整備するものです。

 

この引上げ線は、直通線のダイヤ乱れ等が発生した場合の運行調整を行う機能も併せ持つため、線路敷地を拡幅し、外側を本線、内側を引上げ線とする配線になります。」

 

とあり、西谷駅の配線図も載っています。書き直したものがこれ。

 

 上記資料の内容を勝手にまとめると

・相鉄線から東京都心直通線へ「新急行(私が勝手につけた名前)」が新設される

・半分程度の電車が東京都心直通線経由になる

・西谷駅に引き上げ線2本を新設する

・西谷駅-横浜駅間折り返し電車の新設

ということになります。

 

「半分程度の電車が直通線経由」といっても、乗客の何%が直通線に乗っていくかが問題。仮に乗客の30%(50%ということは無いでしょう)が直通線に乗車すると想定すると、直通線方面には元の5割(ラッシュ時は1時間当たり12本程度)の電車が運転されるのでキャパシティは十分にある。

 

問題は横浜駅方面。残り70%の乗客が従来通り横浜駅に向かうとすると、横浜方面の電車が元の5割(ラッシュ時は1時間当たり12本程度)だと大混雑。そこで、東京都心直通線経由の「新急行」で来て、西谷駅で横浜駅行に乗り換える人のために、西谷駅始発の電車を新設する。これに並べば座れるかもしれない。

 

このため西谷駅始発の電車を2割ほど(ラッシュ時は1時間当たり45本)増発することになる。そうするとラッシュ時の横浜駅方面は1時間当たり直通12+乗り換え45本=計1617本程度になる。

 

従来並みの本数(ラッシュ時は1時間当たり24本程度)にはならない。やはり、相鉄のメインルートは東京都心直通線のほうになるのでしょう。

 

2016.12.31


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1 コメント

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Unknown (ねこたろう)
2019-05-08 19:38:43
快速→星川が通過になり西谷から各駅停車の住み分け列車に
二俣川から各駅停車の高層エレベーター型位置付けだった急行が急行と準急に分かれ、今の急行が準急に、そして新たにJR直通が急行を名乗り二俣川以西は本線が瀬谷、大和、海老名に、いずみ野線が緑園都市、いずみ野、いずみ中央、湘南台という停車パターンを想定してます。西谷が準急は通過なのに急行は停車して同一ホーム乗り換えで区間運転の横浜発着確定接続もありえそうです。
いずれにせよ、開業後しばらくは停車駅の案内をきちんとしないと混乱が起きそうですね。
全て開業したら
川越
大宮
武蔵浦和
赤羽
池袋
新宿
大崎
森林公園
川越市
志木
和光市
飯能
西武球場前
小手指
所沢
清瀬
保谷
石神井公園
メトロ池袋
新宿三丁目
渋谷
奥沢
白金高輪
鳩ヶ谷
浦和美園
御成門
高島平
西高島平
更に計画変更いかんでは
品川
東京
上野
松戸
我孫子
成田
取手
とかなりの行き先の可能性が現れるので…
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