「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」
ことを趣旨としている成人の日。全国各地で色んな祝賀会が催された。
どこまで続くか先行きの見えない、超就職氷河期。こんな時代に成人を迎える人たちには気の毒な思いがする。
生まれるときが悪かった・・・と言われても、生まれてくる子に時代を選べるわけもない。ただただ気の毒なことである。
ごく一部を除いて、ひと頃のバカ騒ぎをして憚らない無茶苦茶な成人式は影を潜めた。
そんな善良なる青年・淑女に、自覚を持って生きる一つの方法を暗示している。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みにうかぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたる例しなし。世の中にある人と栖(すみか)と、また、かくのごとし・・・」これは「方丈記」の冒頭。
また、かの有名な「平家物語」の冒頭の一章くらいは暗記するべきではなかろうか・・・とおっしゃるのは田辺聖子さん。
リズム感のある名文なので、すぐ覚えられるし、みずみずしい若い頭に刻みつけられた記憶は、一生消えることはない。
今は深い意味はわからなくとも、歳を重ねていく中でその歳なりに、新しい意味を深く汲み取るようになる・・・と。
そのように、何か心の拠り所を見つけて、今は最悪と言われる時代背景を、なんとか持ち堪え、希望をもって、大人への道を歩んで欲しいな・・・などと思ってしまう。の響きあり。
娑羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらは(わ)す。
おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、
偏に風の前の塵に同じ。
今に比べれば地味な式典でした。青年団の入会が成人の実感だったかもしれません。
これまらをまかせる成人の意気軒昂を期待します。
なんでもいいよね。
真面目でコチコチの成人式だったような。
新しい背広上下を新調した思い出はなかなか消えません。
来年は真ん中の息子が成人式。大学入学のときのスーツでいいでしょう。
綺麗な姿はいつ見ても良いものですね。
できるなら、私もまだ着てみたい気がしました。な~んちゃってね。
最近は、二分の一成人式とか、二倍成人式とかもあるみたいで・・・
私?何倍の成人式になるのやら。
気分だけはいつまでも若いんですけどね~。
いつも着物着ている感じで、少しおしとやかだと最高でしょうね。
二人目の成人が来年ですか、また初々しさに出会えますね。
ほんとに若さはじける成人式ええですね~。
今は60才で第2の人生成人式が行われたり、色んな成人式があるようです。
自分の成人式より、葵ちゃんの振り袖姿を見るまでは元気でいないと・・・でしょ。
孫と暮らすようになってから、時々お笑い番組を見せられますが、いつも同じようなメンバーでワーワー、ガヤガヤ、いい若い者がこんなことを喜んで・・・と淋しくなります。
こういう言い方は年寄りの悪い癖なんでしょうね。そんな時代だと言ってしまえばそれまでですが。
ちょっと異常な気がしますね。
確かにテレビの「バラエティ」という番組。顔をそむけたくなるのでついつい見ないように。
年寄りの悪い癖ではなく、少しは抑えるような意見も言い続けなくてはいけないのでしょうね。