趣味の一つとして長く続いている短文エッセイ創作活動がある。
よく考えてみるとエッセイ創作などとおこがましいことが言えるのかどうか。ま、難しいことはともかく、要するに自分の目で見て、感じることを自分の感覚で文字に著わす、そして決められた字数に納める作業だと心得ている。
そうは言っても、先ず責任が持てる内容であること。せめて文字表現に正確を期すことなど、最低のルールは守りたいと思ってはいるのだが。やはりお叱りを受けることばかりではないだろうか気に掛けてはいる。今さら手遅れであろうが、気をつけたい。
某大手新聞社の読者投稿欄に252字のエッセイ「はがき随筆」がある。今日の投稿者は、その世界に25年はまっていて、前回の作品が「掲載第100号という記念になった」ことを、素直に喜んでいる様子が綴られ、気持ちほっこりさせられた。お祝いの電話を入れたら、それはそれはお喜びのご様子で「年数や投稿件数から行けば遅いですよね~」と笑っておられたが、そんなことは問題ではない。
50歳前後から始めて目下74歳。焦りもせず、膿みもせず、人真似をせず、自分流儀を淡々と。この姿勢やよし。吹く風に逆らわず、流れに身を任せる中で、なにか感じたものを題材にしばし思いを巡らす。書けたら喜び書けなければ次に回す。そして「今回は掲載100号となったのだから、自分で自分を褒めておきたい。そしてまたあらたな創作に向かう」と。
改めて、見知らぬ人にもお目にかけるかも知れない自説ブログ。そんなものの参考になるご説ではある。
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