❝ 念力のゆるめば死ぬる大暑かな ❞ 村上 鬼城
ずいぶん前にどなたかから教わって、ブログや色んな所で使わせてもらってきた。死にそうな暑さを表現するには非常に分かりやすい句である。今日の毎日新聞、坪内捻典さん監修の『季語刻々』に取り上げられていた。まさしく昨年・今年のように、押しつぶされそうな暑さに対抗する私たちの気概を鼓舞して、暑さに負けないでね、死なないでね、と叫んでくれる、そんな一句である。
この念力とはいったい何者ぞ。超心理学の分野で研究されており、心に念じることで物理的な効果を引き起こすとされている。例えば、サイコロの目を思い通りに出したり、スプーンを曲げたりする現象が挙げられる。
そういえば『心頭を滅却すれば火もまた涼し』などと、明治生まれの親父さんから時折発破をかけられたのを思い出している。ずいぶん無理な注文をしたものである。火はどれだけ念じても熱いよね~。
仏教においては、念力は悟りに近づくための五力(ごりき)つまり、念力・信力・権力・定力・慧力の一つであり、物事を深く思い込み、いつも忘れず心に留め置く力、記憶力と密接に関係していると言われている。(ウィキペディアより)
暑さ寒さに耐えること。逆境や困難に立ち向かうときの心構え。身の丈を忘れて己の限界に挑む心意気。そんな目に見えない大きな力に立ち向かう時に、己を信じて耐える、そして立ち上がる、その気力の根源を仏教は教え説いているのであろう。 ちょっと難しくなったが、所詮門前の小僧的考察と思召せ。
この暑さも少しずつ衰えを見せるはずなのですが、なかなかですね。
油断せず、念じながらも、まだ続く暑さに抵抗しましょう。
マイボトルが家の中でも手放せません。年寄りにはこたえる暑さです(笑)
念じれば叶う
気持ちで負けてしまっていては
乗り越えられるものも乗り越えられない
そう、この暑さに勝てませんよね!
Yattaroさんの言葉に
とっても勇気と力をいただきました
有難うございました⭐️