「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「年の差を超えて」

2020年08月18日 | スポーツ・観戦

               

小さな団地の小さな公園に、年の差など関係ない歓声や「ナイスッ!」「惜しいっ!」などの掛け声が響く。
公園沿いの道を歩く人も一瞬立ち止まって笑顔で見守ってくれる。〇〇団地グラウンドゴルフ同好会(G・G)という小集団。
小雨が降っても頑張るし、この暑さの中でも週3日の開催予定日は必ず数人が集まる。

但し、お盆の期間は1日だけお休みしてお互いの英気を養った。そして盆明けの今日から今年の後半に向けて練習がはじまった。
最高齢は82歳の男性。次は80才の女性。若手は小学5年生11歳、小生の孫君である。長期の休みだけ特別参加する。さすがにスポーツマンだけあって、みんなの仲間になり切って楽しむことには慣れている。なかなかの勝負勘を持っているようで、大々先輩を褒める言葉も慰める言葉も知っている。まるでG・G仲間のアイドル的存在となっている。
この子がいるお陰で一段とおしゃべりも弾むし、プレーにも力が入っているように見える。

プレー前のラジオ体操では、82才も80才も若々しく率先して身体を動かしている。体操を終えて2・3分、スクワットや片足立ちの基礎訓練は、80才女性がリーダーを勤める。これはいつも話題になるほどの軽やかさで、両手を拡げカカシよろしく片足立ちを長いときは30秒も連続で。
こういうのを見せられると、70代の我々はボーっとしていたら叱られそう。ついつい引きずられて必死にがんばる。

もちろん汗は流れる。各自持参の飲み物を随時飲むように勧めるとおしゃべりも始まる。「私、5年日記をつけているんよ」とか「60才を迎えた時、やっと自分を褒めてあげられる生き方をしてきたことに気付いた」などと、くだんの80才女性がポロッとおっしゃる。これが素敵な生き方、これぞ参考にしたい良き先輩との出会いである。こんな素敵な出会いが、小さな団地の小さなG・Gに隠されていた。

熱中症にだけは十分な注意をして、この暑さの中でも続ける意欲を与えられた気がしている。

コメント
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