「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「居ながらにして」

2020年08月03日 | 季節の移ろい・出来事

         
           テレビ画面に映し出される、長岡大花火

8月1日から、市内の多くの公立小中学校で夏休みに入った。
暦の巡りによって8月は土・日のスタートとなり、実質的には今日8月3日月曜日が夏休み初日といった感じである。
早速小5の孫君が朝からやってくるかと思いきや、何かの都合があったのか、我が家に来るのが億劫になったのか、初日のじいちゃん学校は開店休業となった。半分はありがたいとほくそえんでいる。

コロナ感染拡大は衰えを見せない。連日、感染者の数値も、発生場所も広範囲に広がり、不気味さと恐怖をばらまいている。
かたやGoーtoキャンペーンなどと張り切っている業界もあるが、個人的には現在のところ旅行に出かける気分にはなれない、というところである。
もちろん、暑いからこそ涼をを求めての小旅行もやぶさかではない。冷たいおいしいグルメ旅もきらいではない。
でも、そんな旅志向の誘惑を簡単に抑えられるほどに、コロナの怖さの方がのしかかってくる。

そんな折、日本の花火師の技を代表する「長岡の大花火」が、NHK・BSで放送された。
花火師さんをはじめ、花火評論家、花火カメラマンなどの生出演で、知り得ていない花火の奥行や、花火師の心意気など、トークと実演で、それはそれは素晴らしい花火大会を、居ながらにして、エアコンの効いた部屋で堪能させていただいた。

今年は、5月のフレンドシップ花火も、岩国港花火も、夏の風物詩「錦川水の祭典、錦帯橋大花火」など全ての花火大会が、コロナ感染対策で中止となった。花火が見られないこともさることながら、孫の手を引いて河原のゴツゴツ石の上を歩くといった風流な、夏の楽しみが根こそぎ奪われた思いがする。そんな一抹の寂しさの中で、たとえテレビ画面を通してでも、本場も本場「一度は行ってみたい」と思う長岡花火を見せてもらったのは実によかった。果報は寝て待て、こんないいこともある。

本格的な暑さの中でマスクは必需品という夏。熱中症は自ら積極的に守るしかない。コロナに対しては「君子危うきに近寄らず」をモットーに、少しでも楽しみを見つけて、なんとかいい夏にしたい。
そのためには、鯉のぼりの季節を戦わずして一気に夏バテを迎えた感のある、広島カープの頑張りこそ、カープファンの留飲を下げる妙薬であり、この上ない清涼剤になるはずなのだが。

         

コメント
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