「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「花の季節を」

2017年04月27日 | 季節の移ろい・出来事

 

岩国から世界遺産を目指そうという掛け声高い、名勝錦帯橋のすぐ近くの吉香公園の一角にある牡丹園。
今が盛りで、シャクヤクやユリの花を押さえて、見事な花弁が興趣をそそる。
「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花」といわれるのは、日本人の憧れる「楚々とした秀麗な美人」の形容詞である。

一度でいいから、こういった趣のある女性に出会ってみたい……と血を騒がせたのは何年前のことだろう。
シャクヤクの花というのがスッと頭に浮かんでこないが、ユリはもう間もなく咲き始めるあの鼻の長ーい花である。
どれもこれも人目を引く美しさを誇っている。

何故かこれまでは、ついつい盛りのボタン観賞を逃してきた。
わざわざ行って見たら少し早すぎたり、少し遅れていくともう色褪せて、がっかりしたり。
今年はまあまあ盛りに間に合った。真っ白い大輪が「ねえねえ写真撮ってよ~」とねだるようにこちらを向いてくれるのもある。
でも色によってはすでに下り坂の花もあった。❝ 花の命は短くて・・・ ・・・ ❞

きれいなものの命のはかなさ・短さは、いつの世もどこの世も、変わりはないことを思い知らされる。
それにしても、ボタンの名前の複雑さ、難しさには驚かされる。
6月に盛りを迎える花菖蒲にも、随分ややこしい難しい名前が多いが、ボタンも決して負けていないようだ。

鼻の悩みが続く今の小生にとって、花で慰められるのはちょっとくすぐったいおハナシではある。
牡丹園を取り巻くように盛り上がる平戸ツツジが、間もなく色とりどりの花を咲かせようと満を持している。
花水木は至るところで可憐さを競っている。時にこうして、花の季節にふと足を止めてみるのもいいものだ。

コメント (2)
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