「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「飛来!!残暑見舞い?」

2012年08月21日 | 季節の移ろい・出来事

          

いささかお疲れ気味の広島カープ。今夜も負けて4連敗。CSなんぞ覚束ない。
負け戦を確認してやおら二階へ。我がゴールデンスポットの灯りを灯す。
ヒラヒラヒラ・・・何者かが部屋の中を舞う。おのれ何奴!一瞬ドキッ!!

取敢えず蠅たたきを手に、はたき落そうか、いや待てよ、飛び方が如何にも優雅で穏やかではないか。なにも殺生するには及ばぬ。
この夏も何度かツバメが暑中見舞いの如く家の中に入ってきた。ちらかしっ放しの机の上や本棚周辺を「少しは整理整頓しなさいよ・・・」と言わんばかりに悠々と泳いで行った。

さてはツバメか?いやいやこんな時間にそれはないだろう。それにツバメほどすばしっこくない。そうはいってもあのツバメでさえ、仕切りの多い家の中では全力で飛ぶことはない。壁や鴨居にぶつからないよう、スワロースワロー(スロースロー)で用心深いのだ。
それにツバメはすでに子育てを終え、南方へ飛び立った後ではないか。

その正体は、コウモリさんである。黄金バットと一緒に登場するあの金色コウモリならぬ、真っ黒いネズミに羽根が生えたようなコウモリさん。
鳥類の翼は羽毛によって包まれているが、コウモリは飛膜と呼ばれる伸縮性のある膜でできている翼を優雅にひるがえし、まさにヒラヒラ飛んでいる。

網戸を開け、外に出るよう何度か蠅たたきで傷つけないよう誘導するがどうしても外に出ようとしない。そうか、残暑見舞いに来てくれたのか、そう言えば今年は殊のほか暑かった割に暑中見舞いも残暑見舞いも少なかったな~。
せめてもの慰みにやってきたのかと思うと愛おしくなる。そーっとしておいた。

天井まである押入れの枠のてっぺんにへばりついている。敵に後ろを見せるほど飛び疲れ、万策尽きたと見える。今夜はこの宿を貸すとしよう。明日は飛び立てよ。
一瞬背筋が寒くなるほどの涼しさを運んでくれたコウモリ。残暑見舞いに違いない。 

コメント (6)
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