「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「惜しい!!」

2012年08月17日 | 趣味・・エッセイ

 

手塩にかけた我が家のスイカ。
ピンポン玉くらいの実が留まっておよそ40日。もぎ取る時期がやってきた。
普段の年なら、40日たっていれば抱えるほどの大きさに成長する。重さも7キロ~10キロになり、孫兄ちゃんが一生懸命抱きかかえる大きさになっているはずである。

ところが今年はいけんかった。いくら待っても形も太らなければ重量も増えない。
これ以上置いても、自然に割れるか、茎につながったまま腐ってしまうおそれがある。
仕方なし、12個のうち半分ほどもいでみた。最も大きなものでも3.3キロにしかなっていない。悠雅君が軽く持ち上げるほどの貧弱さ。
これまでも数年スイカを作ってきたけどこれほどの凶作は初めて。実に寂しい。

黒の大玉・普通の大玉・小玉と3種類を1本ずつ植えた。これまで植えたことのない位置に、肥料を入れて畑を作り、苗を植えた周りにはコメヌカも埋めた。スイカがツルを伸ばしやすいよう畑一面に枯れ草も敷き詰めた。万全の態勢を整えたと思っている。が、結果は惨憺たるもの。小玉スイカなどは、桃より少し大きめといった程度の恥ずかしさ。

ところがだ、山椒は小粒でピリリと辛いではないが、割って見ると中味は真っ赤っか。しゃきしゃき感があって美味。当然ながら水分量も文句なし。孫たちがむしゃぶりつく。
ということは、単に天候の加減で発育不全、太り損なっただけで、味も色も申し分ない。
痩せても枯れてもスイカはスイカ。キューリでもなければかぼちゃでもなかった。

ちょっとしたことで惜しい・・・という評価となった。
まるで今日発表のあったはがき随筆7月度月間賞の選考で、入選はおろか佳作にも入らず、選者のお情けで「惜しい!」と、評価された我が作品と同じ立場のようである。
見た目は大したこと無くても、一皮むけばいい色いい味をしている・・・などと評価されるスイカ作りにも、エッセイ作りにも本腰入れて励んでみよう。

やっぱりダメだったね~、などと言わさぬように言われぬように・・・。
スイカ作りはなんとかなるとしてもエッセイ作りはね~、即効性のあるいい肥やしがみつかりにくいんよね~。

コメント (10)
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