「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「腕に覚えあり」

2012年08月09日 | 季節の移ろい・出来事

 
  数は多いが大きくならないスイカ        やっと直径15センチくらいに

ブログのタイトルに迷いを生じる時がある。
今年のスイカの出来栄えが、昨年などとは比較にならないほどよくない。
そんな状態を書こうとする時「不作」とするか「凶作」とするか迷う。どっちもおんなじじゃ、などとのたもうなかれ。確かに結論的には似たようなことなのだが、全く意味が同じなのなら「不作」か「凶作」かどっちか一つにすればいい。なのに、両方の言葉が生きている以上、微妙なニュアンスの違いがあることに気付く。

凶作とは、天災や気候不順のため作物の実りのひどく悪いこと。
不作とは、1、耕作しないこと 2、穀物などのできが悪いこと。 3、一般にできの悪いこと。失敗作。などとある。こうして並べてみると違いが分るし、使い方もはっきりしてくる。
そして結局は、凶作も不作も関係ない「腕に覚えあり」というタイトル。なんのこっちゃ!!

高校クラス会打ち上げのビアガーデン!と銘打った、高齢暇人のかつ飲みかつ騒ぐ会。
今回ばかりは準備不足もあって全体的人数が少ない。それでも集まってきた男子4人は、百姓仕事やスイカ作りには「腕に覚えあり」のつわものぞろい。
もちろん小生もその中の一人。経験こそ浅いが腕に覚えありと本人がうそぶく。

何年か前なら考えられないような、スイカ談義で話がはずむ。「もっと色気のある話で盛り上がっていたのにな~」苦笑いしながら調子を合わせる。
もっとも、最初にスイカ凶作話を持ち出したのはだれあろうこのワタシ。

ここ数年、大きないいスイカが出来て孫に抱かせた写真や、スイカ割りに興じる写真をアップしてきた。味のよさまで付け加えてきた。ところが、ある親しい友から「写真や文章だけ見せられてもね~、花よりダンゴだよね~」などとひんしゅくを買ってきた。
ヨ~シッ!今年こそ立派な一瓢を団子代わりに進呈しよう、と張り切って3本の高い方の苗を植えた。出来た出来た、ツルは例年以上に伸びた。イヒッイヒッ笑いが浮かぶ。

ところが、花が咲き雌花から実が留まる頃になって連日の雨と言う雨。花弁を散らし、なかなか実が留まらない。ようやく留まったかと思えば今度は雨が一切降らない連日連夜の猛暑酷暑ときた。人間でさえヘタリそうなのに、スイカに悪影響及ぼさぬわけがない。
実は13個もゴロゴロしているのに、この頃になってやっとこさ直径15cmが最高。
今年もそのお方にお届出来そうにない己の未熟を、腕に覚えありのみんなに話した・・・これが話の発端。すると後の3人が口をそろえて「今年はダメでー」「スイカはあきらめた」と言うではないか。

やはりそうか、この身の不手際ではない凶作の年だったのだ。安堵の胸を・・・。
あと2週間待ってみよう。直径20センチに成長したらお裾分けに行こう。胸を張って!!

コメント (4)
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