「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「おいでませ山口国体」

2011年10月01日 | ニュース・世相

 

2011年10月 1日 第66回国民体育大会山口県大会が開幕。
天皇・皇后両陛下をお迎えし、山口市の維新100年記念公園に、4900人に及ぶ選手役員が揃い、開会式が行われた。
3.11で被災した東北各県を始め、全国47都道府県の代表アスリートが、ここ山口県に集結。各地で熱戦が展開される。 

前回は「友愛・奉仕・躍進」のスローガンのもと、1963年に第18回大会として行われて以来、48年ぶりとなる。その当時は、生活と遊ぶことに忙しかったのか、記憶が定かでない。
今回は「たちあがれ!東北 、がんばろう! 日本、 おいでませ!山口国体」をスローガンとして、復興日本にかける意気込みを感じる大会になる。
数カ所の会場に出向いて、生の競技観戦と声援を贈ることにしよう。

 

華やかな表舞台となる競技会場の裏側で、思いがけない住民パワーが国体を支えていることも紹介しておきたい。
競技によっては会場近くに、十分なホテルなど完備していない地域もある。そこには民泊協力会という組織が立ちあげられ、宿泊や食事を提供するボランティアグループの活躍がある。幸いなことに、食事調理実習の現場に立ち会わせて頂くチャンスに恵まれた。

大会期間中の何日分かの朝食・夕食を提供する、いわばおもてなしの心意気を発揮する。
朝食は朝4時半には集合して準備開始、6時半からの朝食に間に合わせる。
夕食も同様に、準備・調理・配膳・後片づけ・・・と、それはそれは大変な作業である。

それまでは地域の知らない者同士だった主婦が、10人ほどのグループを作って、班長さんの元、与えられた材料で示されたレシピに向かって一致協力。
見事な連係プレーで難なく調理は進んでいく。決して黙々とではない、どうかすると気合いを入れる掛け声も飛ぶ。その後に笑い声も出る。

彼女たちにとっての国体は、自分たちの経験が生かせてやり甲斐のある、母性本能をくすぐる一大行事であり、新たな仲間との輪ができた喜びが重なる場となっているようだ。

この人たちの努力が報われるためにも、成功裏に終わって欲しい山口国体である。    

コメント (8)
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