「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「豊作のさざ波」

2024年09月03日 | 季節の移ろい・出来事

国道を少し外れて農免道路に入ったとたん、目に飛び込んでくる季節の風景。
台風10号に大きく傷められなかった稲穂が、至る所黄金色の絨毯となってさざ波の如く揺れている。1年に1度はカメラをぶら下げて、ブラっと歩いてみたくなる里の秋である。

           
あれだけの雨風の後だから、被害ゼロとは言わないが、どう見ても大きなダメージには至っていない。もちろん、風に煽られた田んぼの中ほどは、稲が薙ぎ倒され這いつくばった形にはなっている。しかし最近のコンバインの性能の良さを考えると、その時が来れば楽に刈り取ってくれるに違いない。

 

どう考えても不作には見えない。間違いなく豊作のさざ波である。間もなくここらあたりの農協や農家直通のルートに乗って、豊富な美味しい新米が出回ることだろう。
そいうえば昨年も同じような光景を目にしている。黄金色が波打ち作況指数も上々だったはずである。

ところが、何がどう狂ったのかスーパーのおコメ売り場から米袋が消えた。朝一番にお米目当てで列をなせばなんとか手に入るとという厳しい競争だという。誰が何を目的に質の悪いイタズラでもしているのだろうか。案外個人の家の米びつに余るほどの買い置きがあるのかもしれない。
ま、実際に品薄な事実は有るのかもしれないが、大丈夫、間違いなくお米は出回りますよ。

米の相場と金融市場には、どこかに巨大な化けモノがいて、高笑いしながら懐を緩めたり締めたりして暴利をむさぼる輩もいるというから、誠に厄介ではあるが、現実お米は豊作ですよ。慌てなさんな、買占めに走るそこのアナタ。
        

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「もみじ月ついたち」

2024年09月01日 | 季節の移ろい・出来事

                                                      

やっとこさ暑い暑い8月をやり過ごした。そして迎えた9月、夜長を意味する「長月」と呼ばれるのが別称の代表格である。他にもそれらしい呼び名がいくつかある、その一つが最も現実的な「稲刈り月」。そして今宵使わせてもらった「もみじ月」、さらには「菊月」とも呼ばれるという9月、風情があるね~。

その一方で、9月ついたち言わずと知れた防災の日。台風10号が通り過ぎたばかりで、確かに台風対策の防災は何かしら手を付けた直後なので、防災意識も高いのだと思う。
しかし、のど元過ぎたらすぐに熱さを忘れて無防備になる。あれだけ大型大型と叫ばれてもやはりどこかに、自分のところは大丈夫という根拠のない願望意識が働くようである。これは一般論などではなく単なる私個人の見解ですよ。

さすがにお天道様も9月という時節はご存じのようで、朝夕の風の涼しさ、日の短さなど間違いなく夏を遠くへ追いやってくれている。汗の絶対量は減って来た。これから本格的な秋に向けて今一度自分自身のケアを考えたい。年内の体重制限も自分の目標値に近づけクリアして、気持ちすっきり今年を終えたい。少し長いスパンにはなるが、心身ともに病み上がりの身体とおさらばしたい。そんなもみじ月ついたちである。

 

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「そろそろかね~」

2024年08月21日 | 季節の移ろい・出来事

         

ホンのお情け程度のお湿りから逆戻り。今日も朝からひどい蒸し暑さ、時間がたつにつれて温度は上がる一方。夕方5時ごろから1時間余り、汗をかく目的のウオーキングに出かけた後、日の暮れにはまだまだ間があるね~と思いつつ、ふと西の空を見たら遠い山の稜線にうっすらとピンクの夕焼けが。

そっか~季節は嘘をつかないのか・・・と半分納得。でも半分は、誰かの仕業によって間違いない地球温暖化は進み、季節に嘘をつかせているような気がしないでもない。十数年いや二十数年前は、盆が明けたらコロっと涼しくなっていたように思うが、このごろではどうもね~。

それでも8月を10日残すこの時点で、エアコンの使用時間が少し減ったのは確かである。
これからは夕焼け小焼けの美しさに少しの癒しを貰いながら、秋の静けさと涼しさを待つことにしよう。

目下、グラウンドゴルフも暑さ対策で休眠中。今のうちに肩の痛み、手首の不調などを和らげる努力をして、来るべきシーズンに向けてコンディションを整えよう。
早くも、9月10月の大会が3会場予定され、いずれもエントリーしている。体力を回復させていい秋をむかえないとね。

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「送り火」

2024年08月16日 | 季節の移ろい・出来事

送り火(おくりび)とは、お盆の行事の一つで、迎え火によってお盆に帰ってきた死者の魂を、現世からふたたびあの世へと送り出すための送り火を焚く古来からの行事である。 家庭の玄関先や庭で行われるものから、地域社会の行事として行われるものまで、さまざまな規模で行われている。その代表的なものが京都の大文字焼きに象徴される五山の送り火であろうか。

私たちの地域でも、毎年8月16日に、自治会を中心に多くの人が麦わらや稲わらでこしらえた精霊船とそれに連なる灯篭に火を点けて、精霊を海に返す行事が行われる。

        
           最初に灯篭に点火、そして精霊船に点火
   
   
     大きな炎を上げて燃え盛る精霊船。勢いよく燃え上がると吉兆と言われる

本来の精霊流しは、こしらえた船と灯篭を、岸から500mの沖合に浮かべて海上で炎上させていた。
海上保安庁からは危険を指摘され、近隣の沿岸住民からは燃えカスが漂着して困る、などの思いがけない苦情が出る始末。伝統行事も肝心な海上での点火から陸でのささやかな行事に追いやられたという経緯がある。

麦わらの調達も段々難しくなり、作る人も年々減ってくる。そこで地域社会が少し力を貸してあげられないかという話になる。精霊流しに限ったことではなく、地域の小集団活動がだんだんやりにくくなったり、活動の旗振り役が少なくなっているのを感じている。
なんとかこういった、人の生死に関わる伝統行事は続けて行くべきだと思う。そうすることが、回りくどいかもしれないが、子どもたちに「命」の大切さ「生きる」ことの尊さをそれとなく教えることになると思っている。精霊流しの写真を撮るのにこちらはタオルが濡れるほどの心地よい汗を流した。

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「お盆、各地の模様」

2024年08月15日 | 季節の移ろい・出来事

        
                全国戦没者追悼式 東京武道館

        
       広島平和公園でも、戦争や核兵器廃絶を目指して平和の鐘が打ち鳴らされる

8月15日終戦記念日。全国の戦没者遺族代表およそ3600人が、5年ぶりに東京武道館に参加できるコロナ以前の規模で、全国戦没者追悼式が行われた。広島平和公園の平和の鐘には高校生代表らが、戦争や核兵器廃絶を願う平和の鐘を打ち鳴らした。

私たちに出来る8月15日は、お盆の里帰りを楽しむ孫たちに、個別の好みに応じた手作り料理を腹いっぱい食わせること。そしてお仏前に集まって全員がお線香をくゆらせ、リンを慣らして手を合わせる。そして先日汗びっしょりになってきれいに磨いておいたお墓にお参りをする。

何をやってもすぐに汗ダラダラ、なんでこんなに暑いんじゃろう と愚痴をこぼしながら一通りは全部済ませる。そしてエアコン利かせた部屋に駆け込んで一息つく。昨夜は大勢で大騒ぎした部屋も今日は二人きりの広い空間。先ずはゴロンと横になり腰や手足を伸ばし痛みを和らげる。

そんな従来通りのお盆行事を進める中で、世界の平和など何も進んでいないし、地球温暖化対策も本気の世界的行動は置き去りになったままではないか、と気付かされる。地球温暖化って本当に防げるのか、世界の大国も発展途上国も完全に一体となって、温暖化対策という目標に向かえないものか。具体的な行動を早く起こさないと、年々夏の温度は上がるばかり。年金生活ではあっても、なんとかエアコンの利いた部屋で生き延びられている今のところ問題ない。
南極の氷河が温暖化によって氷解すれば、地球の海面が上昇することは私たちにでも分かる。
私たち個人の生活で温暖化対策を求められて、下手に本気でエアコンでも我慢すれば、たちまち熱中症に襲われる。それほどに温暖化問題は逼迫しているように思う。年寄りの思い過ごしならいいのだが。

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「猛暑攻めか水攻めか」

2024年07月12日 | 季節の移ろい・出来事

   

灼熱の太陽の下。梅雨明け宣言もない今こんな言葉を使てっていいのかどうか迷いながらではあるが、今年もこのグロテスクなオニユリが、隣りの空き地に咲き誇っている。
生い茂る草を刈る草刈り機をかけるときも、入念にオニユリの群生地を守り、出来るだけ傷まないように気を遣った分、見事に花開いて見せてくれる。
ただ今年の場合、力強さや色濃さと言う点で少し例年とは違う気がする。青々と葉を茂らせ、いっぱいのつぼみを付ける頃に雨が少なかった。せっせと水やりをすればよかったのに主の体調不良でそれが出来なかった。

それにしてもこの花が咲くころの暑さと言ったら、逃げ場がなくてどこにいてもタオルを離せない。頭のてっぺんから耳を伝って首筋にタラタラ流れる。たまりませんね~。極端な運動不足を自覚しているのだから、この滴る汗を絶好の減量材料にすればいいのに。これがなかなかね~思うようにいかないのよ。帯状疱疹の目に見えない痛さが左半身を攻めるのよ。夏場の薄い下着はこの痛さを助長する大敵。冬場のセーターなどが下着を固定してくれるので、肌をこすらない。これがありがたい。夏場はいっそのこと上半身裸で過ごしたい気分。そうも行かないので、咲き誇る罪のないオニユリにちょっとだけ愚痴っている、みっともない話。

雨もよく降りましたね~。周辺のダムはどれもおおむね満水状態で、渇水期の夏場を何とか凌げそう。
これ以上降ると、ダム放流止む無しとなれば、下流域で悲劇が起こる。それほどの雨はもうい要らない。太陽の猛暑攻めを耐え凌ぐので、どうか水攻めをしないで、と祈るここ数日である。

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「一つ峠を越えて」

2024年07月02日 | 季節の移ろい・出来事

              

大雨特別警報や、高齢者避難勧告発令など、多くの警報を報せるスマホが鳴り続ける。
雨には強い立地条件に住んでいるとはいえ、地元ケーブルテレビからも警報は鳴りやまない。テラスの屋根を叩く音は激しさを増すばかり。少し薄気味悪くなる。が、この団地そして我が家は大丈夫、などと確たる根拠もないまま雨音に耳を澄ませ、いっときも早く厚い雨雲の去るのを願うばかり。

山口県や岩国が全国ネットに乗るとすぐに、東京や埼玉からお見舞いのラインやメールが入る。
有難いし気持ちが強くなる。
もうしばらくこんなドキドキが続くのが、日本の夏を迎える前の儀式みたいになっている。
そんな儀式を甘く見たりおろそかにしないよう、細心の注意を払って降り注ぐ雨をやり過ごしたいものだ。

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「6月第三日曜日」

2024年06月16日 | 季節の移ろい・出来事

            

今日6月第三日曜日は父の日である。と言っても予想もなく事前準備など全く思わず知らされずに来た。
もう父の日も峠を越し旬を過ぎたと自覚する身には、頭の上を通り過ぎるだけの記念日じゃん!などと半分ふてくされていたら、おっとどっこいそうじゃないよ、とばかりに父の日ギフトが届けられた。せがれの嫁さんから、こころ籠ったダイエット食品の詰め合わせであった。

さては、この義父であり孫ちゃんたちにとってのジジの、ポッコリお腹が目について来たということか。
そりゃねー、自分で言うのもなんだけどちゃんと自覚してるのよ。2年半年前、肩の手術入院のお陰で4Kg減ったベスト体重をキープしようと、カミさんの力も借りて努力を続けて来た。
それが、昨年9月の帯状疱疹発生からというもの、いつもかつも襲うピリピリキリキリの痛みに耐える日々の中で運動不足が追い打ちを。それに反比例して、コーヒータイムが増える、そのたびにちょっと甘いものが付く。三度の食事はもちろんうまい。

気が付けば生まれてこの方最高の数字が体重計に刻まれる。少なくとも昨年10月までは、毎夜風呂上りに体重計に乗り、0.3kg増えた減ったと大騒ぎしていた。その後しばらく体重計に乗らなかったらもういけません。減量しても追い付けないはるか先まで体重は増えっぱなし。そんなことから嫁さんにとっては、これまでのプレゼント定番であったコーヒーからダイエット食品への賢い変化したのかも。

しかと受け止めよう。少しでもお腹の皮を薄くしよう。先ずは運動不足解消、何かないかしら。Gゴルフだけじゃちょっとね~。そうだ、中3孫君の追っかけ応援があった。
今日負けたらもう野球部活動が終わるはずだった山口県大会予選で勝ち抜いて第2位となった。ということは岩国市代表権を引っ提げて周南地区大会に連れて行ってくれる。そこで勝てばその先も残されている。しっかりダイエットして元気に追っかけ爺を続けていかなければ。

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「日向ぼっこ」

2024年06月13日 | 季節の移ろい・出来事

                                                         

我が町の宝物、錦帯橋につながる吉香公園を、季節の移ろいに合わせて訪れている。
遥か頭上に君臨する岩国城のふもとのお堀では、燦燦と降り注ぐ6月の太陽の恩恵を求めて亀さんたちが、悠然と甲羅干しをしているのが目に止まった。水面に浮いて愛嬌を振りまく錦鯉とは異なり、大半を水面下で過ごす亀さん。たまにゃこうして太陽を浴び甲羅を乾かすとともに酸素の補給で血液循環を促して体温調節を計るのだという。

それにしても、水を湛えたお堀の中ほどに、こうしてスイレンを活けた中洲を設けて、亀さんに休憩場所を与えている。粋な計らいに見えるのがいい。

退院して5日間が過ぎた。連日いいお天気が続いている。お腹の傷跡も順調に回復していると感じられる今日は、認めておいた友への手紙を出すために、1.3キロメートル先の郵便局まで歩いてみた。術後の養生でいくつかの制約はあるが、身体を動かさないことには気持ちまで滅入る。午前中の日差しの中元気よくスタートしたが、郵便局からもう一足先のホームセンターまで欲張ったのがいけんじゃった。体内水分が溢れ出るんじゃないかと思うほどの汗あせアセ。少し危険を感じて家に電話をかけ迎えに来させた。それでも意欲や良し。

亀は体の冷えを避けるため甲羅干しをする。こちらは、体内に溜まり過ぎた感のある水分発散のために太陽に当る。当り過ぎて自分で助けを求める。サマにならない構図になってしまた。これは想定外だね~。
こんなことでは、今週末に予定されている岩国工場定年退職者の会総会も出る資格なしと受け止めるべきだ。
愉しみな楽しみな1年に1度の大切な催しだが、病には勝てなかったね~。返す返すも残念。       

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「欲張り」

2024年05月23日 | 季節の移ろい・出来事

         
               折り重なる新緑(クヌギ・椎など大木のっ広葉樹)
         
             暴れる新緑(ツツジやサザンカなど、低木の広葉樹)

市街地からクルマで30分も走ると、錦川に沿って国道が伸びる。片側は清流錦川、反対側は鬱蒼たる山からはみ出る木々の葉っぱに覆われて、昼なお暗きコンクリート路面が伸びる。

何かしら今ひとつ落ち着かない気持ちを、無理なくそ~っと落ち着かせるには、目に青葉そして上手になりかけたうぐいすの声を聞くのがいい。川のせせらぎがあればもっといい。ま、贅沢はともかく、整然と折り重なるように萌え上がる広葉樹林や暴れまわるようなツツジの群生。それぞれに頭の上から降って来そうな翠に囲まれるひととき。長い人生の一コマとして無駄ではない。

入院まで1週間。やはり新たな買い物や準備するものも色々ある。
それより何より本人の・・・色々あるさ。副鼻腔炎(蓄膿症)の手術も、コロナ禍ど真ん中の左肩腱板断裂手術も外科的なものであった。今回は初めてお腹の奥の手術、いわゆる内科手術である。高齢男性には多い病気で、手術の治験も多いから大丈夫だと聞く。安心だと思いながら今日は、勢いのある翠と姿は見えねど透き通ったウグイスの歌声を愉しむ、ささやかに欲張った一日だった。

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