怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

再生だとか再興だとか

2007-05-13 20:06:18 | 教育
NPO法人日本教育再興連盟というのがあるのを最近知った。
昨年の春に活動を始めたようだ。

発起人は、
鈴木寛:世界で一番受けたい授業の著者。参議院議員(民主党)。中央大学客員教授。元通産省官僚。
「杉並区立和田中学校、三鷹市立第四小学校、足立区立五反野小学校、京都市立御所南小学校」などを教育再生のキープロジェクトとして捉えている。
そして、言わずと知れた蔭山英男。

その団体が「教育再興フォーラム2007」を5月26日に東大本郷キャンパスで開く。
なんと教育再生会議のメンツを含む登壇者を予定している。

陰山英男(NPO法人日本教育再興連盟代表理事・立命館大学大学教育開発支援センター教授・教育再生会議委員)
品川裕香(教育ジャーナリスト・教育再生会議委員)
鈴木寛(NPO法人日本教育再興連盟代表理事・参議院議員)
藤原和博(NPO法人日本教育再興連盟発起人・杉並区立和田中学校校長)
義家弘介(内閣官房 教育再生会議担当室室長・横浜市教育委員会教育委員)※ビデオ出演を予定

こき下ろしやすい義家は(逃げているのか)直接は出ないので、つるし上げの会にはならないだろうが、直接的に再生会議に対してものを言えるのであるとすると、それなりに意義はあるのかもしれない。
文句のある人は集ってみるといいかもしれない。

しかし、「再生」だとか「再興」だとか、ネーミングがどうにかならないものかなと思う。
最初はあの趣味の悪い日本教育再生機構かと思った。

にほんブログ村 教育ブログへ

ボディブローのように効いてくる:その2

2007-05-13 12:21:33 | 教育
今朝のテレビで山谷(悪女)えりこと伊吹文科相大臣、尾木直樹が出ていた。
どうやら子育て提言撤回の話をしているようなのでチャンネルを止めて観てみた。

山谷はことごとく質問に対してはぐらかし、教育再生会議の実情を伏せた。
「ちゃんとやっていますよ。」
といいつつ、そうは見えない事実に対して反証しない。
結局は「そうではない」ということだ。
確信犯とはかくありきである。

尾木も触れたが、具体的には例えば最近の第11回学校再生分科会の次第などをWebで見てもめちゃくちゃ偏っている情報を受けて井戸端会議を繰り広げている。
教育再生会議とは、そういう場なのだ。
素人集団が勝手な想いを吐くのは勝手だが、場をわきまえない、その内容が政治的な意味をもってしまう、山谷のような確信犯はそれを利用する、そんなことが大問題なのだ。

結局リークされたものは(一言一句ではないにしろ)その背景は事実で、「ちゃんとやっています。」なんて厚顔な嘘は信じられない。

伊吹大臣はいつもの調子で筋を通し、教育再生会議からの発信を受けて中教審が動き、施策を立てるとは言わない。
そして、これもまたいつもの調子で「国会」が(この間は「安倍」が)最終的に決めるということで自分の示唆や方針決定の責任を回避・軽減していた。

中教審の議論が政治的な指向性があるために核心に至らない事を嘆き、あえて身を引いた藤田氏(現基督教大学)などを想像するにつけ、「再生」しなければならないのは安倍の側だろうと言いたい。

(念のため:「教育(施策)」は(現状のような)「政治(性)」を持つものだということを言う者は中立性や独立性がわかっていない偏向教育推進者である。)

にほんブログ村 教育ブログへ

mixiでもアンチ山谷えりこのコミュニティがあるが、当然私も参加している。
蛇足だが、「言う事やる事大嫌い」とここに宣言しておく。

ボディブローのように効いてくる(子育て提言撤回)

2007-05-13 07:18:14 | 教育
悪魔のような提言だった。

しかし、朝令暮改的な話で一安心ではなく、こういった人たちが出す酷く悪い提言がこれからも出て、ひいては周りの様子を見ながら実施の方向で動く可能性があるということが問題だ。
発言の様子では安倍は懲りていない。

やはり教育再生会議は潰すべきだ。
加えて、選挙による審判を受けていない施策をごり押しする安倍と内閣は退陣すべきだ。

こういうことで右往左往する者がいるということは、それだけの疲弊を生んでいる。
それが後から効いてくるのではないだろうか?

にほんブログ村 教育ブログへ

「子育て提言」見送り、教育再生会議内で慎重論出る(読売新聞) - goo ニュース2007年5月11日(金)11:52
 政府の教育再生会議(野依良治座長)は11日午前に首相官邸で開いた合同分科会で、当初検討していた子育てに関する緊急提言について、取りまとめを見送る方針を決めた。

 提言は、家庭教育の重要性を訴えるのが目的で、具体的には、「授乳中はテレビをつけない」「早寝・早起き・朝ごはんの習慣化」などを盛り込むことを検討していた。だが、政府内や委員から「母乳が出ない親への配慮が必要だ」「提言の政策的な裏付けがない」といった慎重論が出たため、提言の見送りを決めた。

 同会議は提言を見送るものの、5月末にまとめる第2次報告にはこうした項目の一部を盛り込む考えだ。

 合同分科会に出席した安倍首相は「第2次報告は『学校教育』『大学・大学院教育』『社会総掛かり』『学校・大学応援プロジェクト』が4本柱だ。会議の議論が物議を醸しているが、批判を恐れず、活発な議論をしてほしい」と述べた。