![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/d5/260faa3aa0ba93d74aff362d67d09b8e.jpg)
( この写真は、東京都豊島区千早町、山の手通りと立教通りの交差点です。 昔は、この左側の建物に深夜喫
茶があり、Jプロのスタッフが仕事上がりにコーヒーを飲んだりしていました。 右側のバスの操車場は、昔
と同じ感じですが、それでもこの界隈は道路拡張などで、すっかり変わってしまいした。好きだったラーメ
ン店も今はなく・・・・《 2013年、11月、撮影 》 )
【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】
その11
《 漫画家アシスタントが・・・・雑誌取材を受ける・・・・!? 》
倉さん( ※参照 )がJ先生( ※参照 )に呼ばれたのは、雑誌社の取材があった時でした。
その日、某週刊雑誌記者が、話題の売れっ子作家を巻頭グラビアで紹介する企画で、Jプロへ来
ていました。
先生や、その仕事場風景など、一応の取材が終わった後で、その記者がこんな話をしたのです・
・・・
「 助手の方の中で、誰かご紹介いただいて・・・・出てもらうというのは、どう
でしょうか?例えば・・・・・『 彼女募集中! 』みたいな感じで・・・・・ 」
そこで、J先生が倉さんを呼んだのです・・・・・
「 おめィ~やってみ 」
「 ・・・・・え? 」
「 写真撮ってよ、ガールフレンド募集してま~スってよ! 」
「 いやァ・・・・・いいですよ俺ェ・・・・・そんなァ・・・・・ 」
倉さんは、雑誌なんかに顔を出してガールフレンドが出来るなんて信じてはいませんでしたし、
また、先生の特集記事に、自分なんかが顔を出してよいのか・・・・・と、躊躇したのです。
「 照れてんのかよ・・・・・それじゃ・・・・・他の奴にするか・・・・・ 」
「 照れてる 」というよりも、やはり、先生の記事に自分が一緒に掲載される事を遠慮したの
です。
倉さんの代わりに、先輩スタッフの一人で、倉さんよりも一つ年下のKさん( 当時、18歳、坊
ちゃん風の内向的なタイプ )が呼ばれて、記者から取材を受ける事になりました。
照れるKさんの写真には、「 恋人募集中です! 」とのコメント、そして、仕事場の連絡先が
記載されていました・・・・・・( 当時、倉さんはインテリ風、Kさんはボンボン風といった
風貌でした )
雑誌が発売されてから、数日すると・・・・・・・・・
倉さんには、まったく信じられない事が仕事場には起こっていました。
それは、若い女性の写真入りの手紙が沢山( 数十通 )届いていたのです!
Kさんたちは、何枚もの写真を見比べて、品評会に忙しい数日間だったわけですが・・・・・
・・・・・・複雑な心境なのは倉さんです。
『 こんなに沢山、女の子から手紙がくるなんて・・・・・・! 』
後悔したのは言うまでもありませんが・・・・・・・・時すでに遅し・・・・・・!
Kさんは、ウハウハで止まらない笑いに咳き込みながら、一番美人の女性と付き合う事になる
のですが・・・・・・たまらないのは倉さんです・・・・・・・・・・
『 こ・・・・・・こんな美人が雑誌見て手紙なんか出して来んのかよ! 』
現在では、年金をもらう歳になっている倉さんは、当時を思い出すと、本当に悔しそうに・・
・・・・
「 しまった~ッ! って思ったよなァ~、あん時、俺がやってればなァ~~~ッ! 」
ちなみに、私は、この美人とその後、Kさんの自宅で会う事になりましたが、大変な美人で・
・・・・・俳優でいえば浅野ゆう子とか江角マキコ風のクールで目立つタイプの美人。
ラッキーなKさんは、結局、その中で一番美人の女性とお付き合いをして・・・・・・・・数
年後には、その女性と結婚、一人息子まで作ってしまいます。
「 あん時、俺がさァ~~・・・・・・・俺がやってりゃ~な~~~! 」
白髪の混じった短い頭髪に手をやりながら、苦笑いする倉さんですが・・・・・・今でも石神
井公園の小さなアパートに一人で暮らしています・・・・・・・・人生の分岐点を振り返る様
に、ちょっと寂しそうにビールを口に運ぶのです・・・・・・・・・・
さて、大きなチャンスを逃した倉さんですが・・・・・・・・
初めてのデートに向けて、一人の女性をターゲットに選びます。
実は、その女性もJ先生がちょっとからんでいるのです・・・・・・・・・・
そのお話は、次回に・・・・・・・・!
「 漫画家アシスタント 古い話で章 その12 」( 2月1日以降公開 ) へつづく・・・・
★前の記事へ→ 「漫画家アシスタント古い話で章 その10」へ戻る 】
【 ※参照 】
・倉さん・・・・・・・・北九州の小倉生まれ。14歳の時に広島へ転居。1969年に17歳でJ先生
に弟子入り後、52歳までアシスタントを務めた。現在61歳、東京練馬区石神井在住。
・J先生・・・・・・・・有名漫画家、1966年、23歳で売れっ子作家に。70年には週刊誌同時連
載6誌という逸話もある。現在は1誌に連載中。2013年現在、70歳。1969年当時は26歳。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ お知らせ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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(ブログ本では『ハアさん』)が描いたソープランドの実録漫画を公開
中です・・・ 特別寄稿「 親不孝通り 」 第40話お父さん
★ 拙ブログのうぶ主が1987年にヤングジャンプ新人賞で準入選デビュー
した作品・・・ 「 雨のドモ五郎 」
★ 「漫画家アシスタント物語 第6章の10~」に書かせていただいた
リョウさんが描いたイラストを公開中です・・・ 「 龍馬さんとボク 」
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【 各章案内 】 「第1章 改訂版」 「第2章 改訂版」 「第3章 改訂版」
「第4章 その1」 「第5章 その1」 「第6章 その1」
「第7章 その1」 「第8章 その1」 「第9章 その1」
「諦めま章 その1」 「古い話で章 その1」
「もう終わりで章 その1」 「移住物語 こりゃタイ編 その1」
漫画家の渡瀬悠宇氏が1月21日、自身のブログで「少年サンデー」編集部のパワハラ被害について発表した。
『ふしぎ遊戯』や『妖しのセレス』といった少女漫画を執筆してきた渡瀬氏。現在は、少年漫画誌「少年サンデー」で『アラタカンガタリ~革神語~』を連載している。『アラタカンガタリ~革神語~』は、現代を神話の世界が交錯する、異世界ファンタジードラマ。2013年にアニメ化され、SNSゲームも発売された人気作品だ。
渡瀬氏は、ブログの冒頭で「描き直さなきゃいけないとこが多すぎなのです」などと綴り、当時の状況を説明している。
当初、私の頭の中には革神語のある程度の構想があり、当時の担当Iさんには、先の展開構想までお話したのですが、今考えれば、彼は私の話を全く、意味も、想定も、理解していなかったのでしょう。
彼は私のアイデアより、その場しのぎ同然の考えで展開をごり押ししてきて、 私の出すネームを何度も描き直しさせて、自分の思いどおりにならないネームは通してくれず、自分の理解できないシーンは、大切なシーンだという意味もわからずカット。
こんなことになったのが初めてだった私は、混乱と憔悴で、創作意欲低下と漫画家やめよう、とまで追い詰められてしまいました。
漫画家をやめようと思うまで、追いつめられていた渡瀬氏。打ち合わせの度にストレスにより腹痛や嘔吐していたと振り返る。ブログでは、担当とのやりとりの一部も紹介している。
「もっと読者のこと考えて下さいよ」「僕が数に晒されるんですからね!」(名台詞)
分かりましたIさん、もう疲れました、あなたの言うとおりに描かないとダメなら、もう私の作品じゃないですね、じゃプロット出してくださいよ?その通り描きますから。(-_- ) その通りに描いた時に言われた台詞…。→「これ、ご自分でどう思われます?」 (ノ_-。)
担当が変わってからは、ネームは理解してもらえるようになり、物語の展開について相談に乗ってもらえているという。現在、当初の原稿を大幅加筆修正した『リマスター版』も発売されている。
http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/22/yu-watase-sunday-comic_n_4642593.html
記事の元になったブログ記事は反響が大きくなり、意図と異なる広まりをはじめているという事で既に削除されていますが、大変生々しかったです。
で、こちらの二年前のある編集者のツイッターのつぶやき(アカウントは既に削除)をまとめたものを読むと、何か関連があるのか考えてしまいました。
少年サンデー編集者・石橋さんの『最近思うこと』
http://togetter.com/li/279067
同じ小学館でもJ先生はネームの直しなど全くないそうですが、編集者がJ先生が怖くて何も言えないのか言う必要がないほど完璧なネームなのか。
間違いなく後者であると思いますが、手塚治虫先生も編集者にネームをリテイクさせられるとぼやいておられたそうです(吾妻ひでお先生談)。
そういえば手塚先生も単行本で書き直す派でしたが、そういうことが関係しているのかも。
J先生は単行本で原稿を描きなおされているんでしょうか?
雑誌の取材で恋人募集がきっかけで結婚なんて良い話ですね。
ちなみに私はバーで声をかけられ名刺をもらった子が彼氏です。10歳上で47歳です。
Yesさんはタイでナンパしたんですか?
https://www.google.co.jp/search?q=%E6%B8%A1%E7%80%AC%E6%82%A0%E5%AE%87&rls=com.microsoft:ja:%7Breferrer:source?%7D&rlz=1I7RNQN_jaJP491&tbm=isch&source=iu&imgil=UbAH00TytvylbM%253A%253Bhttps%253A%252F%252Fencrypted-tbn3.gstatic.com%252Fimages%253Fq%253Dtbn%253AANd9GcTghhEjB_IhIxAft4IJhNV6TJoANRUd2BhztncupX7fKN86lnQkUg%253B1127%253B1600%253B4nOItraNo8R-jM%253Bhttp%25253A%25252F%25252Fexcnn.blog.fc2.com%25252F%25253Fno%2525253D871&sa=X&ei=vJvhUpW8HoOpkAX01YB4&ved=0CE0Q9QEwAw&biw=1508&bih=847#facrc=_&imgdii=_&imgrc=mYPCcRVoyMuHUM%253A%3Bcb1m9mfaZb8ULM%3Bhttp%253A%252F%252Fwebsunday.net%252Fmanga%252Farata%252Fread%252Fpage%252F00502.gif%3Bhttp%253A%252F%252Fwebsunday.net%252Fmanga%252Farata%252Fread%252F00502.html%3B765%3B600
小学館の編集(T大文学部卒が多い)には、もともと問題が多く、作者を圧迫する傾向と、リテイクの苦役を作家に押し付けて平気な冷酷な人物が多いようだ。
『金色のガッシュ!!』の雷句氏は「小学館との関係の泥沼化によるストレスを抱え込み、同年11月に度重なる編集のアイディアの押し付けにストレスの限界を超える。この頃、仕事上のミスを指摘した際にアシスタントに怪我を負わせ、自らも机に右手を叩きつけたため全治2ヶ月の開放骨折となり、同年12月から翌2006年2月までの約3ヶ月間に及ぶ休載を余儀なくされた。」
雷句の元アシスタントである漫画家酒井ようへい氏も、酒井の作品『東遊記』が編集主導でもてあそばれた上、打ち切りにされた。
2007年に「小学館からフリーになった」と公言していた漫画家新條まゆの内幕暴露が話題に。
うめず先生も「「14歳」連載時、新任編集者に、ゲンコツを描いた紙を持ってこられ「手はこう描くんですよ」と言われたとされることから始まる小学館との関係の悪化が挙げられる。1971年『おろち』執筆以降、小学館の諸雑誌を主な発表の場としてきた楳図氏にとって、こうした扱いは許しがたいものであったと想像される。楳図はこの事件を単に人間的に未熟で傲慢な新任編集者個人の問題とは見ず、芸術志向の作品を描いてきた自分に対する、出版社の商業主義的な圧力と見てとったようである。」ということで、約60歳で筆を折っている。
集英社・講談社・小学館・角川4出版社の財務状態
は、長期低迷になっている。
「「元々カツカツで儲け難い業態だったのに、インターネットの登場や他の新興出版社の活躍で売上は落ちるし、利益率は低下するし、人件費は増えるしで、どんどん儲けがとんでいっちゃうよ」ということになるのだろうか。
「書籍が儲からないならネットに向かえばいいじゃない」とどこぞの王妃みたいなことを意見する人がいるかもしれない。しかし、現状ではインターネットで継続的な利益構造を、出版社が構築するのは困難といわざるを得ない。似たような状況に追い込まれているのが、新聞社や音楽業界ともいえる(音楽業界は携帯電話を味方につけつつあるので、まだ救われているが)。
切り株とうさぎイメージ売り手の大本である出版社の利益が大きく減り、販売窓口の本屋も業務・経営状況は良好とはいえない状態にある。やはり出版業界を取り巻く環境という区切りで見ても、その環境が大きく変わりつつあることは間違いない。」
http://www.gamenews.ne.jp/archives/2008/09/4_59.html
間違っていたらゴメンナサイ。
パワハラなんかしなくても辞めてほしい漫画家さんには辞めてくださいと言えないのでしょうか?
虐待が虐待を呼ぶと言いますが私がいぜん行っていた請負社の担当者の方に私は灰皿や椅子を投げられたりすごかったです。その頃、会社の売り上げが激減してて事務所やトイレの電気代ももったいないからと切ってあって小さい電灯が1個だけの暗闇で作業してました。パソコン画面の明かりが電気代わりでした。
事務所用に毎月とっていた新聞、雑誌の購読も中止していたくらいですから相当売り上げが減っていたんでしょう。
担当者もこんな状況で上司から圧力があり、それがストレスで私に灰皿投げ飛ばしたんだと思うと気の毒で私は怒れませんでした。契約解除後に東京本社にファックスで地方の担当にこんなことされたよって通報しましたら、それが原因かは分かりませんがその担当は辞めました。
世の中が不況で頑張っても無理なこともあるのに無理して頑張ろうと思うからだめなんです。
「パワハラなんかしなくても、相手に差し障り無いように辞めてくださいと言ったらどうですか?」とメール送信もしました。
どーして、その会社が儲からないのか?それは、ある同業者が生き残るために、その会社に客に成りすまして妨害行為をしたからです。
他の同業社に請負を変わりましたが普通に営業ノルマもこなしています。ってことは辞めた請負のとこは縁が無かったってことなんかも。
げんこつで思い出しました。
私も漫画16ページで脇役に登場するネズミの手、指が4本で「きっちり5本描いてくれないと困るねぇ」といわれました。でも海外のアニメでネズミが主人公の漫画で指をどうどうと3本指の手を描いています。
ちなみに私が飼っているネズミは指が4本でその子がモデルです。
前足の本来なら親指がある場所は、ちょこっとでっぱりがあって、小さい指にも見えるんですが、「指」ではないんです。
大手出版社の編集社員って、入社試験のときに有名大学文学部の応募者の中から、成績のいい人物を採って、小説、漫画、雑誌編集などを人事異動させながら仕事をさせていくわけですよね。
突然、漫画担当になると、漫画のセンスがあまりない人が、5人ぐらいの作家の指導者になるわけだから、そもそもあぶない指導者になりますね。
若者的センスがないのに、おれはT大卒だ!、お前らみたいなゴミとはランクが違うんだよって感じで威張りだすことになります。
そもそもあぶない業界ですね。
中堅の幻冬舎は、社長みずから書き手の発掘をしているとか、
http://www.gentosha.co.jp/search/g19.html
で、漫画部門を見ると、J先生の「聖書Ⅰ‐Ⅴ・・」なんてのを出版していますね。
芸術とか、小説・漫画職人の世界って、そもそも個人のセンスが大事だと思うので、大手のエリート社員には不向きの世界だと思いますが。
ネットで『小学館 マンガ家 トラブル』とキーワード3つ並べて検索すると
いろいろ出てきますね(便利な時代ですネ)
http://newskenm.blog.fc2.com/blog-entry-5677.html
『某児童マンガ雑誌の編集からのパワハラがひどい』→タイトル『ボロボロコミック』
(小学館の『コロコロコミック』かな…「ドラえもん」とか載ってたやつ)
小学館って、よっぽどヒドイ出版社なんですかねぇ…
自分がもし、マンガ描いて、持込みするとしても、小学館はやめた方がイイのかな…
(どれだけ罵倒されるか、ためしに行ってみると、他の出版社行くとき)
(耐性ができるから、かえってイイかもしれませんね。打たれ強くなって、心臓が強くなるかも)
↓↓↓以下、上記のブログより抜粋
>あんまり身近で内輪な事を書きたくはないのだが、あまりにひどいんで。
俺のつきあいのある作家が某児童漫画雑誌で描いているのだが、担当編集者のパワハラがひどい。
、まだ若い編集者らしいのだが俺たちがどんなにきつい思いをして、
仕事をしているかまるで眼中にないようだ。
普通担当編集者は、作品のクオリティを上げるための努力を
作家がするなら多少の締め切りの駆け引きはする。
遅れた時など印刷所を待たせる交渉だってする。
が、この担当は自分の決めた時間に上げないと「切れる」。
理不尽に怒るのだ。
あげく「編集部にまで謝りに来い」とのたまう。
最初それを聞かされた時ただ「?」と思ったよ。
当たり前だ。数日間眠らずに原稿を上げた作家に
そのまま編集部まで来させて何か意味があるのか?
<中略>
>)「お前の代わりなんかいくらでもいる」とか「もうお前には描かせない」とか、
>完全に編集と作家の立場を、奴隷と主人みたいに勘違いしている。
>コロコロにまわされてきたってことはその編集は難有りってことでの左遷だろ
首切り対象だよ
窓際が下請けにパワハラしてるの図
>漫画家の人生決められるから編集者は神になった気分だろ
>小学館の漫画部署は左遷部門だから。
だからときどきとんでもない人格破綻者がやってくるって
島本和彦(※『吼えよペン(ほえよペン)』の人)の漫画に書いてあったよ
………マンガ家って、もっと楽しい仕事かと思っていたけど、違うのかな…?
>ふじもんさん へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「少年サンデー編集部のパワハラ」問題をお知らせいただき、ありが
とうございました。
担当の編集員から「指導」されるのは、この業界では普通におこなわ
れる事ですが、「指導」や「アドバイス」といったものと「潰し」や
「イチャモン」は違います。
毎日、新人(中高生から中年オヤジまで)に同じ様な事をアドバイスし
続ける事の苦痛も分からないではないのですが・・・・・
編集員の「一刺し」は、並の新人なら一撃で戦意(創作意欲)喪失させ
るだけの破壊力を持っていますね。
昔から、全体的に厳しくなったとは思えないですが・・・・・・・ただ、最
近の出版不況の中で、働く編集・出版サイドの人間もヘトヘトに疲れ
ているのかもしれませんね。
バブル期には、平編集員でも年収700万、外出時の弁当はデバ地下の
高級弁当(3千円以上)や、高級料理店、飲むときには新宿や銀座の高級
バー、支払いは全て会社持ちでOKだった時代からすると、今は・・・・
・・・・・・・・
安いコンビニの冷弁当、飲み代もタクシー代にもビクビク神経を使う
有様。
20年前の編集員と今の編集員では、全然違うのだという事なのかもし
れません。
>J先生は単行本で原稿を描きなおされているんでしょうか?
うちの先生が、編集に描き直しを指図された事はないと思います。
だいたい、私らアシスタントが描き直しをする事自体が10年に一度も
ないのです! いや、ホントに!
ただ、先生の場合、セリフの誤字や、差別的なセリフや危険なセリフ
について変更を求められる事が年に二回か三回ある程度だと思います。
ちなみに、私も師匠の影響を受けているせいか・・・・・・ヤングジャンプ
での「指導」や「変更」はまったくありませんでした。(あっても無視
しました)
ただ、作家よりも若い編集員の場合、文句を言うのは遠慮する傾向があ
るかもしれません。
それから、一般に編集員から見て、その作家が完成されている(基礎的
な技術がプロ水準にある)場合は、(ストーリーや絵の)技術的な事は一
切言わないのがセオリーなんだと思います。
私の場合、よくヤンマガでは没になりましたが、その時も、細かなアド
バイスを求めるというよりも、ダメなのかOKなのか、どちらなのかを
求めるだけでした。
編集員の言う事で鋭い指摘で感動する経験なんてありませんし、逆に、
重箱の隅をつつくような、欠点ばかり探す批評にうんざりするのが常で
した。
>hiroさん へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>Yesさんはタイでナンパしたんですか?
ナンパといえばナンパかも知れませんが・・・・・・・・・
実際には、私が一本釣りされた様な気がします。
>あんのんさん へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
漫画業界の凄さは、人間関係によく表れていて、例えば・・・・・・・
編集員と原稿を持ち込みに来た新人の場合・・・・・・・・
汚い姿のデビュー前の若者が、腹を空かしているのでファミレスでハ
ンバーグをおごってやると、泣くほど喜んでいたのに・・・・・・それが、
あっという間に売れっ子作家になって、編集員である自分の年収の
10倍を稼ぐ様になっていしまう。
あんな汚かった糞ガキが・・・・・・「先生」「先生」なんて呼ばれて億万
長者になってしまう・・・・・・そんな矛盾も、ストレスになっていたのか
も知れません。
最近は、長期的な出版不況の中で、さらに矛盾は拡大し、ストレスも
大きくなっているのかも・・・・・・・・・・
ただ、ちょっと不思議なのは・・・・・・・・・・
ある程度、連載で人気の取れる作家なら、担当編集員よりも前に編集
長や局長クラスの人から「うち(当雑誌)をよろしくお願いします」と丁
寧に請託されているはずです。
つまり、担当編集員のことが気に入らなければ、直接、編集長や局長
へ訴えれば、簡単にクビ(配置転換)に出来る可能性があるはずだと思う
のですが・・・・・・・・・・
もちろん、人気の低迷した作家や、新人には無理な話ですが。
>怪鳥さん へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ねずみの足のお知らせ、ありがとうございました。
>大手出版社の編集社員って・・・・・
おおむね、私も怪鳥さんの意見に賛成です。
>おれはT大卒だ!、お前らみたいなゴミとはランクが違うんだよっ
>て感じで・・・・
毎日、新人担当の編集部に来る若者は、中高生から、さえない中年オヤ
ジまで色々ですが、その99%以上は、確かに「ゴミ」にしか見えない
かも知れません。
言い換えれば、スモーキーマウンテンでダイヤモンドを探している様な
もんですね。
ついつい、荒っぽくなってしまうんでしょう。
でも、ゴミでもダイヤでも、実はまったく同じ人間である事を当然理解
している編集さんと、まったく理解できない学歴ボケした編臭員がる
んですね。
どちらのタイプに出会うかは、原稿を持ち込む新人の運次第だと思うん
ですが・・・・・・・
>中堅の幻冬舎は、社長みずから・・・・
大手が苦しんでいる中で、頭角を現しているのが幻冬舎って感じですね。
私は、出版社の中では、特に宝島社の編集員が好きです。(どの出版社に
もイイ人はいますが)社長も面白い人だと聞いています。
>オレンジボーイさん へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>小学館って、よっぽどヒドイ出版社なんですかねぇ…
どこの出版社でも色々な人がいるので、一概には言えないと思いますが・・・・
私の知り合いにも、小学館で不愉快な思いをした人がいます。
でも、私だって若い頃に集英社の少年誌では、ひどい編集員に原稿をボロ
クソに言われた事があります。
「何だよこれ、紙の無駄だよ・・・・・・全然分からないよ、俺は忙しいんだ
からな!」
1分で終わり・・・・・・・・・・・・すっかり創作意欲を無くして落ち込んだけど・・・・・・
その後、この同じ漫画原稿を木造モルタルの2階にある青林堂の長井編集長
は丁寧に見てくれて、救われました。
没になるかどうかではなく、描き手の気持ちが分かっているかどうかが問題
ですね。
>小学館の漫画部署は左遷部門だから。
ほとんどの出版社は、漫画以外は赤字だと聞いています。
つまり、文学や一般書籍だけでは倒産しちゃうわけです。漫画だけがたより
の状況で、そこを「左遷部門」にしちゃうのはちょっと疑問が残ります。
私の師匠は、(昔の話ですが)某有名出版社の社主に招かれ、そこで丁重にも
てなされ「うちの会社を頼みます」と言われたそうです。
これは、あくまで昔の話ですが、すでに、出版界は漫画以外の出版物が赤
字に転落し始めていた時代の話です。
俗に、集英社のビル(今は4つ5つある!)の事を「アラレちゃんビル」とか
「キン肉マンビル」とか、また小学館ビルは「オバQビル」とか言われる
のは、出版界の現実をよく言い表しているのだと思います。
ただ、大手の編集部はサラリーマン化が進み、自動的に出世したり、定期
的に配置転換があったりするため、発想や即断力がガタ落ちになっている
のでしょう。
特に最近は、不況で栄転や出世どころか、いつ雑誌が休刊するかヒヤヒヤ
ものでしょう。
>マンガ家って、もっと楽しい仕事かと思っていたけど・・・・・
大丈夫。
売れる間は天国です! (売れなくなったら地獄ですけど)
嫌な編集員は多いかと思いますが、それでもごく一部の人だけ。多くの編
集員は有能・無能、色々ありますが、とりあえず「パワハラ」の心配はいら
ないかと・・・・・・・・たぶんね!
いまんとこ心にも無い敬語でちょっとでも用事などで仕事を断ると丁重に腫れ物にでも触るように電話してきますからセーフってとこでしょうか。
それと社内に担当者に対する苦情問い合わせセンターがあるので今の請負先はパワハラもセクハラも長が付いてるような偉い人しか出来ないしそれをされるときは首だということです。みんなそれを把握していますが分からないバカがいるんです。
Yesさんの業界には苦情問い合わせセンターってないのですか?
少女漫画家でセクハラを訴えたら、その後、仕事が無くなり他のどこの出版社も無いと聞きました。
私も10代、20代の頃はセクハラをされましたが30代半ばにもなる今はセクハラする奴すら近寄ってきません。よほどの美人なら別ですが、されるウチが華ってことでしょう。
もしもあの時・・・
って、50年くらい生きてたらいっぱいありますよね。
向上心と言えば前だけ見ているような感じで聞こえがいいですが、生きていて遭った嫌な目や屈辱を乗り越えるために、過去に復讐しながら生きているのが実際だったり・・・とか考える事があります。
お金持ちになったら、昔自分を振った女に、今の成功した姿をみせてやりたいとか。
た〇すクリニックのCMを観るたびに、この先生はこのCMを昔の女に見せたくて作ってんじゃないか???
と思ってしまうのです。
だからと言って笑いものにするのではなくて、もし考えがあたっているとしたら、自分と重なるのです。